きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

真白の恋

2017-03-16 | 映画
 

今日は曇り。ちょっと寒いです。昼間は家で仕事して、夕方、家庭教師でした。昨日見た映画は、「真白の恋」という映画です。オール富山ロケということで、ぜひ見に行ってくださいと美容室でチラシをもらっていたので、行ってみました。企画制作・監督を務めた人が富山出身だそうです。平日昼間ですが、意外とたくさん人が入っていて驚きました。

軽度の知的障がいがある主人公、真白の初恋を描いた作品で、97分と短めの映画でした。舞台は富山県の射水市。遊覧船で行ったことのある運河沿いの風景がたくさん映って、楽しかったです。真白は、家の自転車屋の店番をしながら、両親と暮らしています。兄の結婚式で、東京からきたカメラマンと出会い、町を案内し、カメラを教わります。初めて人を好きになり、ドキドキわくわくする真白が、とってもかわいいです。隣に住む、いとこの女性も、自然体で接していて、いい感じにフォローしてくれています。

真白を心配して守ろうとする両親。大好きな人と一緒にいたいと願う真白。純粋な思いと、障がい者の壁。甘く切ない思いを包み込む、運河沿いの景色や、海辺の雪景色、立山の日の出といった、富山の自然の美しさ。自然の中、際立つ真白のカワフルな衣装。ほとんどの出演者が知らない人でしたが、真白役の佐藤みゆきさんは魅力的で、かわいい真白になりきっていました。最初はクスクス笑いましたが、後半はポロポロ泣きました。とても素敵な映画でした。本当に見て良かったと思います。富山県以外ではまだほとんど上映していないようですが、たくさんの人に見てほしいと思いました。

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