公益財団法人 通信文化協会 北海道地方本部

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札幌で社員のための文化講演会「企業の広報活動について」開催

2015年09月16日 15時17分42秒 | お知らせ
記者が喜ぶ プレスリリース」をテーマに北海道新聞の渡辺女史が熱弁
15日に札幌で社員のための文化講演会「企業の広報活動について」開催
120人が熱心に耳を傾ける


 公益財団法人通信文化協会北海道地方本部(中田英治本部長)は9月15日、札幌グランドホテルで岡野裕基金記念講演会シリーズの一環として社員のための文化講演会「企業の広報活動について」を開催しました。講師に招いた北海道新聞社NIE推進センター委員の渡辺多美江さんが、企業広報活動に関連した「記者が喜ぶ プレスリリース」をテーマに、マスコミ向け報道メモづくりの秘訣を伝授しました。

 北海道地方本部ではこれまで毎年1回、帯広市や釧路市、大空町、由仁町、置戸町と共催で文化講演会を開いてきました。今年は社員のために活動する通信文化協会として、利用者への情報発信力が欠かせない広報活動に焦点を絞り社員対象の講演会を企画しました。この企画趣旨に日本郵便㈱北海道支社(中江紳悟支社長)も呼応、防犯担当局長等会議の日程に合わせて研修の一環として開催日を設定しました。
 会場には、単独マネジメントの局長や総務部長、エリアマネジメントの副統括局長、北海道支社などから約120人が詰めかけました。司会を務めた北海道支社の北野直人総務担当課長が、講師の渡辺さんが北海道新聞初の女性支局長として夕張に赴任、小樽報道部デスクなど外勤・内勤記者生活各15年をおくり、本社編集本部委員から今年7月に現職就任までの経歴を紹介しました。さらに学校などで新聞を教材として活用するNIE活動に触れ、渡辺さんも委員として出前授業や講座で活躍していると説明しました。

 講演の中で渡辺さんは、企業が発信するプレスリリースはCMだとし、新聞やテレビを問わず記者を忙しいお客さまととらえ、その心をいかにつかむかが肝要と切り出しました。その上で日本郵便㈱北海道支社と大型小売店業者の出したプレスリリースを元に記者の飛びつきやすい具体的な作り方などユーモアを交えながら紹介しました。

 また、伝えたい情報を正確に記し、相手によって書き方を変え、書き方によっては間違いを誘発するといった要点をあげ、例えば「道内初」や「売り上げ新記録」などのニュース性、あるいはタレントや人気キャラクターによる話題性などの重要性を強調しました。加えて資料写真やイベント写真の用意、問い合わせ先には担当者名や電話番号が不可欠なことを伝えました。

 最後に発信には時期の判断も大切で当日に大きな行事やニュースがないほうが記者も来やすく、記者の取材スケジュールから1週間より少し前にリリースを流すことが得策などと語っていました。長年の記者生活に基づいた渡辺さんの実践的な話の数々に参加者たちも熱心にメモを走らせ、耳を傾けていました。



記者が喜ぶ プレスリリース」を語る文化講演会

長年の記者生活に裏打ちされた報道資料づくりを説く渡辺さん

秘策の数々を披露する渡辺さんの話を熱心に聞く参加者たち

講演終了後に北海道支社社員から記念品を受ける渡辺さん(左) 

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