キスケスリィは8月31日に第1回目、9月28日に第2回めのバーを開店致し
ました。月1回のキスケバーを恒例にして行きたいと思います。
今回で第2回めを迎える「キスケバー」、正式名は「バー キスケスリィ」、
英語で書くと「BAR kiske3」、でも店名は「common-bar-SINGLES」です。
なんだかややこしいですが、common-bar-SINGLESって店をマスター登録を
した人達が日にちを指定してバーを開いているのです。日替わりマスター制
という共同経営みたいなやり方です。もちろんノルマもあって、売り上げの
ほとんどを運営費に回し、当日のマスターの報酬はメシ食ったら終わり
みたいな感じです。そのかわり、自分達が好きな空間を作れるし、店を
開く気でいれば、練習にもなります。マスターでありながら限りなく客に
近い条件なんで、お互い楽しまなきゃ損ってことです。ちなみにうちの
マスターはブー太郎です。初めての店で初めてのマスター、彼女は2回とも
緊張してほとんどお客さんと喋らない。終わる頃にはいろんな意味で疲れ
過ぎて、ぼお~~~~~~~~~~~~~っと壁を一点見つめしてました。
うちの目玉商品(目玉商品のくせに売りませんが)は「しめりカール」。
名前の通り、しけったカールです。お客さんに無理矢理食わします。
《カノリンヌのミクシー日記から抜粋》
明日のkiskeバーで振る舞われる「しめりカール」の仕込みは、夜明け前から
始まる。開けた袋の上にまんべんなく広げられたカールは30分もたたない
うちに湿り気を帯びる。時間との戦い。うまく広げておかないと、ムラが
出来てしまうのだ。
しめりカール職人のボスによって「むらし」→「さらし」→「むらし」と
いう行程が積まれる。まだ袋を開けたばかりのカールは「青いカール」と
呼ばれ熟成されていないことが分かる。出来上がるまでには、まだ時間と
忍耐が必要だ。
「この青いカール、旨いな」仕込みの最中にモリモリつまみ食うボス。
っつーか「青いカール」て何やねん。明治製菓の人の、不本意そうな顔が
容易に想像できます。ええ、アホな上司を持って幸せです。
バーに来られるお客様方、ボスが丹誠込めて作り上げた「しめりカール」を
噛み締めて湿り具合をお楽しみください。
第1回 キスケバー《終わった後の感想》
出初めから満員です。デフレパード祭りになりました。久しぶりに聞きましたが、
彼らの曲は楽しい雰囲気を一気に作り上げますね。その後、邦楽洋楽を交互に
かけていたら、なんだか解らない感じで盛り上がっていきました。
立ち飲み屋とか言いながら、イスを設置しました。数時間ごとに客も入れ替わったり、
戻って来たりでずっと満員。いやいや有り難いことです。バーの雰囲気の
中で演る落語も良かったです。吉笑師匠も腕を上げてきておりますよ。
12時から「スラッシュ四天王祭り」とか大々的に告知しながら、全然違う
ジャミロクワイ祭りにしてしまいました。ブーイングがでようが知った
こっちゃないわ!!好きにさせてもらうわい!とか勝手にやってても盛り
上がるんだから面白いですね、夜中ってのは。最初から終わりまで満員。
んで、一番多かった来客の一声めは、「しめりカールある?」でした。
これがやはりというか、なぜかというか大好評でした。皆さんはしめり
カールを掴んだ瞬間にいつもの手触りでないのが解るのか、食べる前に
絶対にしめりカールを嗅ぎます。不安なんでしょうな。そして、一気に
口に入れる方は「キシ…」と音をたて、少しかじろうとした方は「パキ!」
と乾いた音を鳴らしていました。その後、にんまりしたり、大爆笑したり
しています。5、6人が同時にかじった時に、そこらじゅうに「パキ!」と
言う音が鳴り、ラップ音のようで面白かったです。
とにかく、適当なバーに足を運んで頂き、どうも有難う御座いました。