kiske3の絵日記
一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。
 



あるケンタッキーフライドチキン支店にて。○○セットが出来上がるのを待っていると、ヨレヨレのジャージのおじいさんがプルプルと自動ドアの手動ボタンを傘で押してヨロヨロと入ってきた。おじいさんは店員をじぃ〜っと見てハッキリと注文した。『手羽ふたつ』



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あるケンタッキーフライドチキン支店にて。私の容貌に緊張が走る店員のおばちゃん。「い、いらっしゃいませぇ!こんにちわぁ!こちらでお召し上がりですかぁ!」『はい、じゃ…○○セットひとつ』「お飲み物は、ん何になさいますかぁ!」『…じゃ、ゼロで』「かしこしましましたぁ!」



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ご無沙汰のここ、絵日記で御座います。

犬、カワイイですね。犬、大好きです。がしか〜〜〜〜し、犬の飼い主にはムカつくバカがいますな。「ワタシ、ワンちゃんの散歩してんの。もうすぐ、アナタの真っ正面にワンちゃんが通るから早くどいて頂戴」って感じで絶対に道を譲らないオバハンいます。大体、そういうオバハンはチャリに乗っています。チャリに乗って犬の散歩するのは、チャリに乗ってケータイいじるのと同罪にして欲しいもんです。オバハンなんてもんは、チャリの操作をナメているからトンデモナイ。で、そんなオバハンに遭遇したら、道をゆずる気なんて全く起こりません。犬は大好きですが、な〜〜〜ンで飼い馴らされた小動物の道を確保しなきゃならないんだと思って当然。こちらはニンゲンさまです。で、どかないと、犬は喜んでシッポ振ってこちらに来ます。それをオバハンが「ダメ!ダメじゃない!もう!」と犬に向かって言う。あのな、人間に向かって「すいません」だろうが。ってか、私と犬は喜んでいるから、どーでも良いんだが。とにかく、バカな犬の飼い主は放し飼いにしないで頂きたい。


先日、川原をいつものようにジョギングしてました。ちょっと疲れてウォーキング。ゼェゼェ言いながら歩いていると、急に後ろから「ワンワン!!」と犬が鳴きました。軽くビックリして後ろを振り返ったら、てくてくと早歩きの犬がこちらに向かって来ます。その距離、3m。思わず、避ける私。避けた道を歩いて行く犬。首輪をしている犬が、タッタカターっと過ぎ去って行きました。その後、チャリに乗った首輪の紐を持ったおっさんが「ワシの犬ではないよ」的な顔して通りすぎて行きます。10m先で、また「ワンワン!!」と鳴き、ニンゲン様をどかして、犬が我が道を進んでいました。チャリのチリンチリン効果の鳴き声の堂々たるケダモノにアッパレでしたが、おっさんの知らぬ顔にはムカつく。ビックリさせているのはワシじゃなくて犬だから、ワシは知らんと言う感じなんでしょうか。ま、その辺はバカだから仕方が無いが、吠えられた人が犬恐怖症の人だったらエラい事です。世間でも犬の存在が当たり前でカワイイものだと思っている飼い主に誰か首輪をしてくれって話。










あと、糞処理しろ。                      ボスヒコ
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近所のある小学校から、ライブペインティングの依頼が来ました。

私、キッズに勝手に好かれるのですが、キッズはあまり好きではあり
ません。まあ、でも大人の責任と義務を果たそうと、依頼を承諾して、
オファー現場の小学校へ行きました。校門前で複数のおっさんおばはんと
出会いました。先生達と親御さんたちです。私のライブ(生か動画かは
分かりません)を観た親御さん達が私を推薦したらしく、私と出会って
既に興奮状態です。汗まみれの握手を済まし、先生方にオファー内容を
訊くと、校庭で開催される、祭りと文化祭を足したみたいな学校行事の
中で描いて欲しいらしい。話は弾むのですが、一行にギャラの話が出ない。

「さて、ご予算の方は如何でしょうか?」

先生方は顔を濁らさせます。大体、日本人(特に大阪)は、予算が無いと
言えば何でもタダでやってくれると思っている人が多い。まあ、ガキの
為になるなら、1回くらいはボランティアでやっても良いかと思い、
セッティングや道具運送などの問題を中心に話をすすめました。和やかに
進んでいたのですが、私の中では当然の一つの要望を彼らに言った途端、
愛想笑いから真顔になった先生方は、自然に円陣を組み出したのです。


そして、結果は、ライブペインティングのオファーが消えました。


歩み寄りもありません。私の言った要望は「描いている最中や、描いた
作品を、一部の暴れる子供達から守って下さいね」でした。ある程度の
ギャラのアーティストが気持ちよく無料で奉仕する中、たった一つの
要望は全くの常識範囲。しかも、わざわざ言わなくても良い内容です。

しかし、それに対して、飼い馴らされた先生方の意見はこうでした。











「子供たちの自由は奪えません」













バカですね。


非常識な親を恐れ、それに媚びている学校も非常識。私は微笑みながら
「はい!どーも!」と砂埃が出るくらいに踵を返したのありました。
親御さんはオロオロしながら疑問&失念な感じ。バカな先生方はオロオロ
しながらもエラそうでした。私は仕事の合間の散歩にはなったかなーって。














税金泥棒。                       ボスヒコ
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個展からの帰路での事。

繁華街っぽい道で、関東方面から観光に来たと思われる女性12人(推定年齢22〜25歳)くらいが、横に広がりつつ大きな束となって、ちんたら歩いてました。広いとは言えない道が塞がれていました。ケータイで話しているバカ、ケータイでメールするバカ、横隣と話しているバカ、ただのバカなど、見事にほぼ全員が前方を見ていません。そんな時に限って、彼女達の前方に姿を表してしまったボスヒコ。私は人が歩く早さくらいにチャリをゆっくりと走らせ、チリンチリンを鳴らしました。お〜〜〜〜〜い、このチリンチリンが聞こえんのか〜〜〜〜? 彼女達まであと8m。ま〜〜だ、チリンチリンがチリンチリン鳴っていることに気づきません。彼女達まであと5m。2人ほど気づき、目が合ったのですが、なんと気づかないフリをされました。私は彼女達にムカついて、ボーリングのように彼女達へ美麗なストライクをかましても良かったのですが、ここは大人、我慢です。安全策でガーターを狙いましたが、その隙もありません。仕方が無く、彼女達の真ん中辺り(まあ、道の真ん中ってことだ)にチリンチリンを鳴らし続け、1m手前で停止した数秒後に、あるバカの大降りの手がチャリのハンドルに鋭く激突。叫び声と共にバカで詰まった道が十戒のように開いたので、すっと抜けました。3秒後、「バカヤローーー!!ざけんな!!!」と、私の背中に向かって心地よい声援が届きました。反笑いで帰る私。今日よアリガトウ。













関東は別に悪くはない。                  ボスヒコ
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仕事として、我がキスケスリィはある大サーカスに行って来ました。
クライアントからチケットを頂いたので、仕方がなく行く感じのおっさん
には、ウキウキ感などは0%に近く、ウィルスが猛威をふるわない程に
冷めていました。サーカス小屋に入った瞬間、「ケモノくさっ!」と口に
出してしまう程のシマリの無さでした。イカン、楽しまなくちゃだわ。


ピエロがやっている事は私達の席では全然解りませんが楽しそうでした。
そして、ライオンが立ったり座ったり、シマウマが立ったり座ったり、
ゾウが立ったり座ったり、人間が飛んだり跳ねたりする姿を観て、子供達と
その親達は大喜びでした。サーカス団の彼等がやっている事は凄い事だと
思うのですが、調教に関しては、盲導犬などの人間と共存し、働く動物
以外は不必要だと思っている私なので、俄然盛り下がりながら、ずっと
一つ席の向こうに座っていたある2人を観察していたのであります。


黒いコートを着たおっさんらしき人の横に全身白系でまとめた良い具合に
ころっころに太ったおばはんらしき小柄な人。ヘアースタイルやニットの
上着などのセンスが昭和そのものの太った人が豚まんに見えて仕方が無い。
素晴しいサーカスに飽きて来たのか、トイレに行きたいのか、動物のノミが
移ったのか分からないが、ことごとく忙しい豚まん。その豚まんさんが
意味も無く振り返った時に、ミワンコフが誰に聞かすわけでも無く呟いた。




「女の子や…」




これは以心伝心でもテレパシーでも偶然でもなく、ミワンコフもその2人を
観察していたのだった。そしてその直後、豚まんちゃんの横に座っている
黒いコートの人が、落ち着きの無い豚まんちゃんの方向を向いて注意した。
その瞬間、静かだったカノリンヌが小声なのにしっかりした口調で言った。




「オバハンやん」




おばはんだと思っていた人が女の子で、おっさんだと思っていた人がおばはん
だと言うイリュージョンを観た後、私達はネオン街に消えていったのである。














なんだかなーー。                      ボスヒコ
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ファーストクラスを選択する身分では無い我々の席は、バス車内の席とは
違って狭くて窮屈な席。テーブルの上のモノを片付けるのも一苦労。私が
ノートや鉛筆を片付けた瞬間、カトリーナミチエは私を一気にひとまたぎ
した。早い。今回は踏まれなかったが、ミチエはまたぐ為にある事をした。
私のシートの最上部と私の前のシートの最上部を持って、自分の身体を
浮かす為に力をかけたのだ。それによって、前のシートが後ろ側に少し沈み、
ミチエがまたぎ切って手を離したと共に「ばいん」と元に戻った。古代の
武器、投石の如く、前の席に座っていた日本人のおじいさんの頭がはねた。
私は「ちぃ!!」とシャアのように唸ったが、私をまたぐ彼女の勢いが早く、
通過する時に彼女のケツが私の右頬を殴打した。迷惑コンボを叩き込んだ
ことも知らずにミチエはトイレの方に小走りで向かって行った。私は機内の
パラシュートを探しながら、前の席のおじいさんに謝った。あんの、クソ
女ぁあぁぁぁあああああああああああああ!!!こんな事なら、最初から
私のヒザかモモかコカンを踏まれていれば良かった!!よそ様に迷惑だけは
いけません。こっぴどく叱らなければなりません。スッキリした顔のミチエが
戻って来た。またがれる前に私は席を立った。ミチエは「あ、どーもー」と
私をジェントルマンとして見たのが非常に腹立たしい。彼女が熟睡する為の
巣作りをしだす前に、小声で的確に叱った。ハゼのようなトホホ顔がウザイ。



今、何時間経ったか解らないが、外は何も見えないほどに真っ暗だった。
何回めかわからない機内食がやって来た。私は交互に、チキンとビーフ
を選んでいる。ミチエはベジタリアン向けの特別メニューを毎度、注文
していた。ん〜〜〜〜〜〜〜〜、コイツってベジタリアンだったっけか?
あまり気にしなかったのだが、「チキンおあビーフ?」以外のモノを頼んで
おきながら、ほとんど口にせずに残しているミチエに疑問が湧き、質問した。


ボ「オマエって、ベジタリアン?」

ミ「え?いえ」

ボ「じゃあ、なんでベジタリアンのコレを注文してんの?」

ミ「あー、あのー、機内食ってあんまりおいしくないじゃないですかー」

ボ「……」

ミ「だから、コレを」

ボ「で、美味いのか?」

ミ「あ、いえ、そんなに」

ボ「そりゃそうだろう、それも機内食だからな」

ミ「そうですよねー、不味いっすよねー」

ボ「じゃなくて」



カフェラテと同じである。ソレ自体は別にどーでも良いんである。スチュ
ワーデスの仕事を少しだけ増やしているだけのミチエに「じゃあ、頼むな」
と言った。ミチエはトホホ顔で「あ、え? あー、じゃあ、食べます」と
言って食い出した。「じゃあ」って何だ「じゃあ」って。何を選択するのも
自由だし、残すのも食うのも人の勝手と言えば勝手なんだが、8割残って
いる残飯が常に横の席にあるのもイヤなものだ。それよりも、ミチエが
寝返りするたびに彼女の長い身体の一部がテーブルに当り、オウレンジ
ジュウスやカフェオゥレイやキィーナイショクが落ちそうになる。その度に、
私がガッと押さえている。押さえているのは機内食だけではなく、怒る
気持ちも抑えている。その理由は「今は充分に寝て頂き、大事な本番では
覚醒していて欲しい」と言う自分の為だ。それにしても「クイズ!ヘキサ
ゴン」の風船を割りに来る列車の「仲間を救え!底抜けドボンクイズ!」
みたいだなー。あははー。この人、連れて行くけど、仲間じゃないんだけど
なー。ヘキサゴンのオバカメンバーを軽く超えるミチエの思考だが、彼女は
確実にテレビにオンネアー出来ない。いろんな意味でNGだろう。寝顔すらも
濡れタオルを顔に被せてやりたいくらいに憎々しい。ってか、まだ機内…。












泥でも食っとけ。                       ボスヒコ
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オレンジジュースとカフェラテ。

オレンジジュースとカフェラテ。

オレンジジュースとカフェラテ。

オレンジジュースとカフェラテ。

オレンジジュースとカフェラテ。

オレンジジュースとカフェラテ。

オレンジジュースとカフェラテ。

オレンジジュースとカフェラテ。


私は、カトリーナミチエに「カフェラテは一生飲むな」と命令した。忠告
でも指示でもアドバイスでも無い。業務命令だ。なんだかわからないが
私の目の色が変わった事に気づいたミチエは、口を最大限にへの字にして
トホホ顔で頷いた。私は気を取り直して、シアトルでの下絵を描き出そうと
したが、色々な疲れの為、集中出来ない。疲れ過ぎて眠れない。海外での
ライブで緊張しているのでもなく、10時間以上の機内にうんざりしている
わけでもない。ただ猛烈に疲れ出した。答えを出してしまうと機内のパラ
シュートを奪って、飛び降りる可能性120%なので、映画を観る事にした。


前の座席の裏側に設置されている質の悪い液晶画面に当時公開されていた
『スピードレーサー』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
『ドラゴン・キングダム』と、他2本を立て続けに観た。感想はあえて
書かないが、『ドラゴン・キングダム』はジャッキー・チェンとジェット・
リー初共演の作品。期待して観たものの、声優が機内用(正式なもんでは
無いと思うと言う意味)にアテられていたため、ちっとものめり込めない。
フリー百科事典・ウィキペディアでは、ジャッキー・チェンは石丸博也さん、
ジェット・リーは池田秀一(シャア!)さんなんだが、足下にも及ばない
声優の大根演技だったので、余計にトホホでした。そのトホホ具合が逆に
疲れを吹っ飛ばし、再び、下書きを描く気力が出て来た。しかし、なぜか
コチラがやる気になると同時に比例して、ミチエのカオスエナジーが上がる。

がーがー寝ていたのに、急にむっくり起きたミチエ。カフェラテと深い
眠りから作り出した不快な口臭を吐き出しながら、私に「すいませーん、
ちょっとトイレにー」と言いながら、自分にまとわりついた毛布やら上着
やらをどけ出した。あーはいはいと私は自分のテーブルを片付けて、前の
席に戻して、席を立とうとする。ミチエの動きが早い。地球連邦軍のモスク
・ハン博士が彼女にマグネット・コーティングを施したのか!?彼女の
膀胱は悲鳴を上げているのだろう。成田行きバス車内での「膝踏まれ事件
(しあとる日記 14)」の悪夢を思い出した。彼女はまた、私をまたぐ気で
いるに違いない。早く席を立たなければ!!今度はモモかもしれないし、
コカンかもしれない!!ちょ、ちょ、ちょと待って!すぐに立つから!!
すぐに立つからあああああああああああああああああああ!!!!!!!


















遅かったので、R。














あーる。                          ボスヒコ
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「オマエ、何か探していたんじゃ?」とカトリーナミチエに訊いたが、ん?と
言う顔をされたので「いや、何でも無い」と言って、ハンガーのような肘を
注意した。注意されて、慌てたミチエは再び眠ろうとしている被害者の白人
男性に謝ろうとしたので、急いで止めた。目ぇつぶってるでしょーが。コイツ
の状況判断は“状況を判断しない”と言う判断だな、と思いながら、私は
スケッチブックを取り出した。到着後、数時間でライブペインティングをしな
ければならないのに、何の案も出ていない。初渡米ライブを成功させ、刺激が
ある新ネタを描きたい。だから、隣のヴォケなんぞを構っているヒマは無い
のだ。何かと動いていれば、ミチエの奇行にそれほどイラつきはしないが、
こうやって定位置に固定されて、10時間ほどがんじがらめになるとツライ。
予想不可能のミチエには到着までぐっすりと死んだように眠ってもらいたい。


出発して1時間。


前方からあまり綺麗とはいえないスチュワーデスが来た。そのメキシコ系の
彼女の訛りまくった「かひあどちー」ってのが一瞬解らなかったが、どうやら
「コーヒーか紅茶かどっちゃがエエんや、オマエ」と訊いているようだった。
私はコーヒーをブラックでと注文、さっきまで寝ていたミチエはなぜか起きて
いて「Can I have Caffè Latte?」とスチュワーデスに言った。「しあとる
日記 10」でイヤな思いをしたカフェラテがまた登場した。スチュワーデスが
はあ?と言う顔で「カフェラテでっか? ミルクはようけあるんやけど」と
言うが、ミチエは笑顔でカフェラテを注文した。カフェラテとはコーヒーと
ミルク(この場合は牛乳)のミックス。わざわざ、ミチエの為にカフェラテを
作りにスチュワーデスは厨房に行った。スチュワーデスも仕事のうちだから、
まあ、良いっつーたら良いんだが、長い付き合いのミチエがこんなにもカフェ
ラテ好きだった記憶が無い。カフェラテを受け取り、それをちびちび呑み
ながら、特に興味も無いクセに、私が描いているのを覗いたり、遠く離れて
いる窓側を見たりして、また寝た。カラの紙コップを回収しに来たスチュ
ワーデスに私のと一緒にミチエのも渡す。ワシャ、介護か。その後、しばらく
してからまた「かひあどちー」がやって来た。私は再びブラックを頼んだ。
またまた、なぜか起きている(絶対に眠っているはずなのに!イビキかいて
たし!)ミチエがまたまたカフェラテを注文する。注文した後、不思議に
思って訊いてみた。「オマエって、カフェラテ好き?」「いえ、そんなに」

ボ「は?、じゃあなんでカフェラテばっかり頼む」

ミ「えっと、ダメでしょうか?」

ボ「いや、気になっただけ。しかし、スッチーの手持ちに無い品を頼んで
  いるのは確かだからな。わざわざ作らすほど好きか?って訊いている」

ミ「いや、そんなに好きではないですねー」

ボ「そんなに好きでもないのに、なぜ毎回アレを頼む?」

ミ「えー、コーヒー飲めないんでー」

ボ「…………ブラックのこと?」

ミ「えー、そーです」

ボ「ミルクとかシュガー入れとけ」

ミ「いや、あれ、ちっさいですやん」

ボ「ごっそりもらって、それ入れろ」

ミ「あー、でも、そんなに頂くのはねー」

ボ「カフェラテをわざわざ作らすのは良いのか?あのカゴん中にあるもんで
  良いでしょうが。ってか、どう聞いてもコーヒー系がイヤっぽいんだが」

ミ「そうですねー」

ボ「え!? じゃ、今度からオゥレンジジュゥスプリーズって言え」

ミ「そうですねー」











その後の回で、ミチエが頼んだのは、オレンジジュースとカフェラテだった。














いちいちムカつく。                       ボスヒコ
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カトリーナミチエは搭乗手続きの時に、より良い席(何をもって良い席か
解らないが)を求めて座席変更をしていた。キャンセル待ちとして受理され、
キャンセルが出たので搭乗する前に早く手続きしろと言うアナウンスだった。
良いんだか、悪いんだか、もやもやした気持ちでサンフランシスコ行きの
飛行機に乗り込んだ。まだ日本なのにこれだけのプチトラブル。ストレスに
変わらないのは、理不尽な事や非常識な事を受け流せる私の特技のおかげだ。

私の席は一番後ろの通路側だった。その隣にミチエ。そして、その隣には
気の良さそうな白人男性。彼に被害が行かないようにミチエに注意した。
ミチエは今までの出来事が無かったかのように、ニコニコとご満悦の様子。
「嬉しそうだな」と無表情で訊いた。「はいー!もーねー、ショッピングが
楽しみでねー、ほらワタシ、足大きいでしょー? 日本じゃあまりないん
でねー、だから、もー楽しみなんですよー」仕事してからしてショッピング
でもフィッシングでもスワッピングでも何でもしてくれと、心の中で呟く。

機内でいつもの案内と注意のアナウンス後、私達を乗せた飛行機は飛び立った。

スチュワーデスが持って来たブランケットを機内一早く膝にかけたミチエは、
しきりにトートバッグの中を探り出した。またもや、何を探しているのか
皆目見当がつかない。ミチエの肘が再びハンガーのように開き出したので、
肘が白人男性に当たる前に注意をした。注意された時は直すのだが、しばらく
すると元通り。形状を記憶している不思議なヒジな事。機内にいる間、ずっと
ミチエの言動を見張るわけにもいかないので、その動きの発端となる「パツン
パツンのトートバッグの中の目当てのモノをあてもなく探す」行為を制止
すべく、バッグの中の整理をさせた。「機内で必要なモノは、このローソンの
袋に入れて、座席のポケットに入れておけ」出るわ出るわ、いらないモノ。
それらでパンパンにふくらんでいくローソンの袋。整理する状況も目が離せ
ない。膨らんだローソンの袋を今度は私がチェックして意味不明なモノを
取り除き、スッキリさせた。彼女は明るく礼を言い、惰眠を貪ろうと、毛布を
肩までかけて巣作りをしている。私に感謝の気持ちなど無い。ベストポジション
を見つけた瞬間、寝かけていた隣の白人男性の腕にミチエの肘が当たった。
当然、ミチエは気づいていない。彼と目が合った私が、バカの代わりに
謝った。ってか、ミチエはバッグの中の何かを探していた途中だったはず
なんだが、なぜ寝ているのだ?ただ、自分の用意が心配なだけで、バッグの
中身を意味なくガサガサする。その行為によって、安心を得ているミチエ。














いちいちムカつく。                       ボスヒコ
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