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世田谷一家4人殺害事件の各種報道記事ファイル

世田谷一家殺害 捜査会議を公開

2007-01-24 | 世田谷-2001年報道
[2001年6月29日 東京夕刊:媒体不明]

 東京都世田谷区の会社員、宮沢みきおさん(四四)一家四人殺害事件で警視庁成城署捜査本部は二十九日、事件から半年の節目を前に、捜査会議を報道陣に公開した。犯人に結びつく有力な情報がない中、「事件を風化させてはならない」と改めて協力を呼びかけた。

 捜査本部によると、これまでの情報は二千七百件。当初は周辺住民などからも寄せられたが、最近ではその数も少なく、「もっぱら警察内部から」(幹部)という。

 捜査本部が置かれているのは環状8号沿いに立つ成城署五階の講堂。片隅には小さい机が置かれ、宮沢さん一家の遺影とスナップ写 真が立てかけられ、上には四人の戒名が書かれた紙も。

 この日、午前九時から始まった会議には、百五十人いる捜査員のうち約百人が分厚い捜査資料やノートを手に出席。菅原忠雄・捜査一課長は「『心の中の時計は大みそかで止まったまま』とある捜査員が話していたが、そのとおりだ。宮沢さん一家と遺族の方々の無念を晴らすため、一刻も早く犯人逮捕の報告ができるよう、今日も一日徹底した捜査を」とげきを飛ばした。

【写真説明】 世田谷の一家4人殺害事件の捜査会議で訓示する菅原忠雄・捜査一課長(右)。左に宮沢さん一家の遺影が見える=29日午前9時、東京都世田谷区の成城署

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