火曜日の話・・
朝一番に、O邸の工務担当(ハウスメーカー)のKさんから、
TELがかかって来た。
何と!キッチンのカップボード側のカウンターが、
窓に干渉して、取付けられないらしい。
な、な、なんですと~~!!
信じられない・・・
しかも、洗面化粧台の鏡まで、窓に干渉。
先回の記事で、現場に指示が行き届いていないコトを書いたが、
話にならない・・・
もちろん今更、窓を変更する訳にはいかず(来週末完工予定)
至急、何とかしなくてはならない。
Kさんと方法を、3つ考えた。
(1) カウンターの高さを下げる。
(2) 窓枠のチリをカットして、今のまま納める。
(3) カウンターの長さを短くする。
とり急ぎ、図面をチェックし部材を選ばなくてはならない。
が、資料を一式自宅に置いていた為(トホホ)
メーカーから図面等を取り寄せ、プランを考えた。
各デメリットも、きちんと説明しなくては・・・
そして、夕方施主宅にて待ち合わせ、
現場確認しながら、Oさんに説明し方法を決める事にした。
やれやれ・・半日つぶれましたよ。
今回は、新築の設備を施主支給したので、
かなり慎重に確認しながら、話を進めた。
まず設計の段階で並行して、キッチンを決め、
窓の位置・大きさを考慮してもらった。
そして、契約する前に、全ての設備の図面を渡して確認。
この時に、タンクレスの便器の水圧が気になる・・と返答があり、
さすが大手のメーカー!きっちりしている!と、安心していたのだ。
最後は、発注前にも資料を送った。
そう・・3回も確認しているのだ。
自分で工事が仕切れないのが、反って不安だったので(笑)
これでもかぁ~~、資料も準備した。
1、設備詳細依頼リスト
→自分が現場を仕切るコトを想定し、
押さえて欲しいポイントを、リストアップ。
2、メーカー設備図
→キッチンに関しては、上記資料の補足も記載していた。
3、アクセサリー取付図
→ミラー・タオル掛け・手すり等の取付け位置を明記。
4、その他承認図
→念の為、上記アクセサリーの詳しい図面を添付。
6月中旬には、設計のTさんに送付していたのだが、
「詳しい内容に感動していた」と、Oさんから聞いたのに・・
結局、全く現場に反映されていなかった。
さて、現場にて・・・
初めて会ったKさんは、小さくてカワイイ顔をした、
雛人形の「お内裏さん」みたいだった。
ちょこんと、ヘルメットまでかぶっている。
マニュアル通りなのかもしれないが、
クロス工事等、仕上げに入った現場で、
一体、どんな危険があるというのだろう・・
いきなり、一人だけ浮いてるんですけど(イヤな予感?)
さすがに、一大事と、下請け工務店の現場監督も来ていた。
Oさんとあれこれ相談しながら、
窓の手前で納まるように、カウンターを短くするプランになった。
炊飯器の湯気が、吊戸棚に当たらないよう、
(当初のプランでは、吊戸棚を設置しない窓の前に置く予定だった)
端までずらして、ご飯を炊かなくてはならない。
また、カウンターの下に納めるはずだったゴミ箱は、
カウンター横の窓の下に置く事になった。
すぐに、発注しなくては間に合わないだろうと、
部材リストの冊子を持って来ていたので、
差し替えるキャビネットを確認してから・・・
「じゃあ、品番拾いますので、手配お願いします」
と、お内裏さんに言ったら、
「えっ?そちらで商品は手配されるのでは、ないのですか?」
はぁ~?
「金額のやりとり等、ややこしくなるので、
キッチンパネルの時と同じように、そちらで手配して頂きたいのですが」
↑指示と違う寸足らずで施工していて、やり直したのだ。
すると、
営業が休みで連絡が取れず、どちらのミスかわからないので・・
みたいなコトを、しゃあしゃあと言った。
はい・・キレました。
経緯をざっと説明してから、
「じゃあ、確認して下さい」
(納期がかかる商品なので、もう完工には間に合わないだろう)
それから、「Kさん、私、結構怒ってます」とつけ加えた。
と、お内裏さんは、ニコニコ笑いながら、
「え~~、仲良くしましょうよ」と、言った。
あほか・・
と、キッチン横のミニ洗面スペースに取付ける、
ミラーの位置の問い合わせが・・
お内裏さんが、
「取付け位置は、設計のTに渡して下さった資料に、
書いてあるんですよね?」
「そうです、Tさんに確認して下さい」
と、意地悪してもよかったのだが、
「現場」が困るのを見ない振りは、できない。
仕上げの追い込みで、たくさんの職人さんが、入っていた。
思わず、「大変ですよね~現場は!」と声をかけると、
まさかお内裏さんの前で、うなづく訳にもいかないが、
目がうるうると物語っていた気がする・・(笑)
必要資料は、持って来ていたので、
「これです」と見せると、
「ほんまですね。キッチンパネルの件も、明記されてますね・・」
原紙だったので、お内裏さんはコピーをしに行った。
一週間前に、キッチンパネルのミスがあった時、
資料の件は伝えていたのだが、まだ入手していないのは、何故???
ま、時すでに遅し・・だが
さて、次に洗面化粧台の件。
こちらは、高さが窓に30mm干渉。
高さ850mmの洗面化粧台の台輪を外し、50mm低くすれば納まるが、
そうするのなら、「引出しタイプ」に変更して欲しいと、内心思った。
ショールームで商品を決める時、
高さを850mmにすると、引出しタイプが無理だったので、
迷った挙げ句、高さを優先させ、開き扉タイプに決めたのだった。
一応お内裏さんには、事前報告していたので、
Oさんが、「引出しタイプに変更して欲しい」と言わないか、
ドキドキしたコトだろう・・
ハウスメーカーにすれば、イタイロスコスト。
と、工務店の現場監督が、
窓枠のチリ分、壁をふかして納める案を、提案してくれた。
「枠の見付は、25mm位ですか?」と聞くと、
「そうです、25mmです」
「じゃぁ、5mmだけ、窓にかぶるので問題ないですね」
「ええ、電動の窓なので、開閉にも支障はないです」
「10mm(チリ分)壁をふかして、どこか干渉するところは、ありますか?」
「・・・ないですね」
10mmサニタリーが狭くなっても、大勢に影響はないので、
Oさんには、その方法をお勧めした。
と、蚊帳の外だったお内裏さんが、
「洗面台のトコロだけ、壁をふかしたらいいですよね?」と参加。
「キャビネットの前面が合わなくなりますが・・」とワタシが言うと、
(横に、トールキャビネットを設置していた)
あ、ほんまや・・という顔をしていた。
やれやれ・・
後で、お内裏さんが、
「お話を伺ったり、資料を拝見すると、
こちらに落ち度があったと思うので、品番を教えて頂けますか」
と、言ってきた。
ワタシが今回の件で、腹を立てているのは、
もちろん、あれだけ心を込めて用意した資料が、
(現場を混乱させずに、スムーズに工事を進める為に)
「全く無駄だった」という、コトと、
「現場をなめている」というコトだ。
以前、記事にしたが・・→ 現場主義
いいモノを作ろうと思ったら、まず「現場」でしょ。
そして、
「お客さんの立場に立っていない」というコト。
顔色は伺っているが、
長年ローンを払い続け、一生住む「大切な家」だと思っていない。
たくさんある物件の一つ・・と、
仕事を流している姿勢に、怒りがこみ上げた。
そう、仕事に愛が感じられない。
朝一番に、O邸の工務担当(ハウスメーカー)のKさんから、
TELがかかって来た。
何と!キッチンのカップボード側のカウンターが、
窓に干渉して、取付けられないらしい。
な、な、なんですと~~!!
信じられない・・・
しかも、洗面化粧台の鏡まで、窓に干渉。
先回の記事で、現場に指示が行き届いていないコトを書いたが、
話にならない・・・
もちろん今更、窓を変更する訳にはいかず(来週末完工予定)
至急、何とかしなくてはならない。
Kさんと方法を、3つ考えた。
(1) カウンターの高さを下げる。
(2) 窓枠のチリをカットして、今のまま納める。
(3) カウンターの長さを短くする。
とり急ぎ、図面をチェックし部材を選ばなくてはならない。
が、資料を一式自宅に置いていた為(トホホ)
メーカーから図面等を取り寄せ、プランを考えた。
各デメリットも、きちんと説明しなくては・・・
そして、夕方施主宅にて待ち合わせ、
現場確認しながら、Oさんに説明し方法を決める事にした。
やれやれ・・半日つぶれましたよ。
今回は、新築の設備を施主支給したので、
かなり慎重に確認しながら、話を進めた。
まず設計の段階で並行して、キッチンを決め、
窓の位置・大きさを考慮してもらった。
そして、契約する前に、全ての設備の図面を渡して確認。
この時に、タンクレスの便器の水圧が気になる・・と返答があり、
さすが大手のメーカー!きっちりしている!と、安心していたのだ。
最後は、発注前にも資料を送った。
そう・・3回も確認しているのだ。
自分で工事が仕切れないのが、反って不安だったので(笑)
これでもかぁ~~、資料も準備した。
1、設備詳細依頼リスト
→自分が現場を仕切るコトを想定し、
押さえて欲しいポイントを、リストアップ。
2、メーカー設備図
→キッチンに関しては、上記資料の補足も記載していた。
3、アクセサリー取付図
→ミラー・タオル掛け・手すり等の取付け位置を明記。
4、その他承認図
→念の為、上記アクセサリーの詳しい図面を添付。
6月中旬には、設計のTさんに送付していたのだが、
「詳しい内容に感動していた」と、Oさんから聞いたのに・・
結局、全く現場に反映されていなかった。
さて、現場にて・・・
初めて会ったKさんは、小さくてカワイイ顔をした、
雛人形の「お内裏さん」みたいだった。
ちょこんと、ヘルメットまでかぶっている。
マニュアル通りなのかもしれないが、
クロス工事等、仕上げに入った現場で、
一体、どんな危険があるというのだろう・・
いきなり、一人だけ浮いてるんですけど(イヤな予感?)
さすがに、一大事と、下請け工務店の現場監督も来ていた。
Oさんとあれこれ相談しながら、
窓の手前で納まるように、カウンターを短くするプランになった。
炊飯器の湯気が、吊戸棚に当たらないよう、
(当初のプランでは、吊戸棚を設置しない窓の前に置く予定だった)
端までずらして、ご飯を炊かなくてはならない。
また、カウンターの下に納めるはずだったゴミ箱は、
カウンター横の窓の下に置く事になった。
すぐに、発注しなくては間に合わないだろうと、
部材リストの冊子を持って来ていたので、
差し替えるキャビネットを確認してから・・・
「じゃあ、品番拾いますので、手配お願いします」
と、お内裏さんに言ったら、
「えっ?そちらで商品は手配されるのでは、ないのですか?」
はぁ~?
「金額のやりとり等、ややこしくなるので、
キッチンパネルの時と同じように、そちらで手配して頂きたいのですが」
↑指示と違う寸足らずで施工していて、やり直したのだ。
すると、
営業が休みで連絡が取れず、どちらのミスかわからないので・・
みたいなコトを、しゃあしゃあと言った。
はい・・キレました。
経緯をざっと説明してから、
「じゃあ、確認して下さい」
(納期がかかる商品なので、もう完工には間に合わないだろう)
それから、「Kさん、私、結構怒ってます」とつけ加えた。
と、お内裏さんは、ニコニコ笑いながら、
「え~~、仲良くしましょうよ」と、言った。
あほか・・
と、キッチン横のミニ洗面スペースに取付ける、
ミラーの位置の問い合わせが・・
お内裏さんが、
「取付け位置は、設計のTに渡して下さった資料に、
書いてあるんですよね?」
「そうです、Tさんに確認して下さい」
と、意地悪してもよかったのだが、
「現場」が困るのを見ない振りは、できない。
仕上げの追い込みで、たくさんの職人さんが、入っていた。
思わず、「大変ですよね~現場は!」と声をかけると、
まさかお内裏さんの前で、うなづく訳にもいかないが、
目がうるうると物語っていた気がする・・(笑)
必要資料は、持って来ていたので、
「これです」と見せると、
「ほんまですね。キッチンパネルの件も、明記されてますね・・」
原紙だったので、お内裏さんはコピーをしに行った。
一週間前に、キッチンパネルのミスがあった時、
資料の件は伝えていたのだが、まだ入手していないのは、何故???
ま、時すでに遅し・・だが
さて、次に洗面化粧台の件。
こちらは、高さが窓に30mm干渉。
高さ850mmの洗面化粧台の台輪を外し、50mm低くすれば納まるが、
そうするのなら、「引出しタイプ」に変更して欲しいと、内心思った。
ショールームで商品を決める時、
高さを850mmにすると、引出しタイプが無理だったので、
迷った挙げ句、高さを優先させ、開き扉タイプに決めたのだった。
一応お内裏さんには、事前報告していたので、
Oさんが、「引出しタイプに変更して欲しい」と言わないか、
ドキドキしたコトだろう・・
ハウスメーカーにすれば、イタイロスコスト。
と、工務店の現場監督が、
窓枠のチリ分、壁をふかして納める案を、提案してくれた。
「枠の見付は、25mm位ですか?」と聞くと、
「そうです、25mmです」
「じゃぁ、5mmだけ、窓にかぶるので問題ないですね」
「ええ、電動の窓なので、開閉にも支障はないです」
「10mm(チリ分)壁をふかして、どこか干渉するところは、ありますか?」
「・・・ないですね」
10mmサニタリーが狭くなっても、大勢に影響はないので、
Oさんには、その方法をお勧めした。
と、蚊帳の外だったお内裏さんが、
「洗面台のトコロだけ、壁をふかしたらいいですよね?」と参加。
「キャビネットの前面が合わなくなりますが・・」とワタシが言うと、
(横に、トールキャビネットを設置していた)
あ、ほんまや・・という顔をしていた。
やれやれ・・
後で、お内裏さんが、
「お話を伺ったり、資料を拝見すると、
こちらに落ち度があったと思うので、品番を教えて頂けますか」
と、言ってきた。
ワタシが今回の件で、腹を立てているのは、
もちろん、あれだけ心を込めて用意した資料が、
(現場を混乱させずに、スムーズに工事を進める為に)
「全く無駄だった」という、コトと、
「現場をなめている」というコトだ。
以前、記事にしたが・・→ 現場主義
いいモノを作ろうと思ったら、まず「現場」でしょ。
そして、
「お客さんの立場に立っていない」というコト。
顔色は伺っているが、
長年ローンを払い続け、一生住む「大切な家」だと思っていない。
たくさんある物件の一つ・・と、
仕事を流している姿勢に、怒りがこみ上げた。
そう、仕事に愛が感じられない。
「家主への愛」を感じてしまいました。
がんばってるね~
やはりこういう人にこそ頼みたい。
ところで
窓枠の「チリ」、「壁をふかす」とはなんですか。
お暇なときにレクチャーしてください。
ところで、これも時間のあるときでいいのですが、
”地球温暖化”が問題になって久しいと思いますが、
太陽光発電とか、屋上緑化とか、コンポストなど
環境に積極的なリフォームの注文て増えていますか?
そういうリフォームをするときの注意点って
何かありますか。
忙しいのにごめんなさい~
めいっぱいやったら、ほうっておいて下さいね。
気長~に待ってます。
技術と真心込めて、仕事してます。
真心=愛ですか・・
性格が単純なもんで、
まずお客さんを好きになるところから、入ってます(笑)
この家族の為に、いいリフォームを!という思いがないと、
ホント、こんな手間ヒマかかる仕事は、できないですね・・
(自分で、勝手に仕事を増やしてる気もしますが・・)
さて、ご質問ですが・・
「チリ」→ドアや窓の枠って、壁から10mmくらい飛び出してるでしょ?納まり上必要なのですが、その出ている所のコトです。
「壁をふかす」→厚みを増やす事です。
洗面台のミラーが、窓枠に干渉して取付けられなかったので、
「チリ」をなくす為に、「壁をふかし」フラットにした・・
という訳です。
ん~~~、うまく説明できたかなぁ??
>環境に積極的なリフォームの注文て増えていますか?
私の経験では、今まで一度もないですね・・
各メーカーは、力を入れてるようですが、
CO2排出を押さえたガス給湯器の販売等は、大阪では厳しい・・と、営業マンがこぼしてました。
(割高になる分、補助も出たのですが)
関東では、まだ関心が高いとのコトでしたが・・
メーカーとエンドユーザーをつなぐ、私達が、
もっと積極的にお勧めしないと、ダメですね(反省)
>そういうリフォームをするときの注意点って
何かありますか。
・・・というコトで、勉強&経験不足の為、わかりません・・
ごめんなさい(ぺこり)
具体的に検討している商品があるのなら、
情報収集できますよ~!また、お気軽に・・
10年経つと、なんか手をかけなアカンところがでてきますね><
見積もりの金額だけでなく、担当者の人柄・会社の姿勢も考慮する様にします!
↑その通り!!
まさか、悪徳業者には騙されないと思うけど、
リフォームの仕事ができるプロは、少ないのが現実。
見極めて下さい!!
コツがあるねんけど、書ききれない・・