大阪市鶴見区と守口市にまたがる鶴見緑地公園は
平成2年(1990)に国際花と緑の博覧会(花の万博)が開催された時
大阪市のパピリオンとして建設された日本最大級の温室です
熱帯から乾燥地帯 高山から極寒地までのあらゆる気候帯に生育する植物を
約2600種 15000株を栽培展示されています
今日は今見頃の珍しい木や花を紹介致します
トックリキワタ
トックリキワタはパンヤ科の植物で高さ10mにもなる樹木で
樹上の枝先でピンク色の五弁の花を咲かせ花後実が出来 弾けて
中から直径20~30cmのボ-ル状にふくらんだ綿が出て来ます
ブラジル アルゼンチンなどの南米原産です
*本来は種は風に乗って飛散してしまいますが室内で栽培展示されているので
昨年の綿がそのまま残っていて花と綿の両方が同時に見ることが出来ました
チャボイランイラン
イランイランは精油の原料で香水に使うことで有名だそうです
つぼみは緑色です
だんだん黄色になってきて開花する時 芳香が広がります
花は帯状に長く中国南部から東南アジアが原産地
チャボと付いているのでイランイランの木の矮性変種だと考えられるそうです
イランイランはフィリッピンの言葉で「花の中の花」と云う意味
ギンヨウアサガオ(ギンバアサガオ)
インド バングラディッシュ原産のヒルガオ科の植物
長さ数メ-トルになるつる性で葉裏花柄は銀白色なのが名前の由来
沖縄や亜熱帯域では野生化していて ヒルガオに似た可愛い花ですが
種には幻覚症状を起こすような成分が含まれているそうです
熱帯花木室に馴染みの木々もありますが初めて見る花木がたくさんあって
いちばん興味深いエリアですがいつもこの辺りで少し疲れてきます〔笑〕
咲くやこの花館は何時行っても植物の手入れが行き届いていて
枯れた枝や葉は目にしたことはありません
大阪市民が誇れる日本最大級の素晴らしい温室です