友人の黒澤雄太さんが4月3日のブログでぼくのことを紹介してくれてはります、ありがとう。
剣士のまくら
友達になるには、時間をかけてしか築けない関係と時間軸などまったく関係なく呼応する関係があり、彼とは完全に後者で魂レベルのつきあいだ。
はじめて彼と出会った時には、龍を見た。
何度かブログでもふれているが、ぼくは龍に縁があるし、ぼく自身龍神さんと共に在ると思っているし、そのおかげで、水の神さまと共に世に唐紙を生み出している。
一枚の葉に心をとらわれれば残りの葉は見えず、一枚に心を止めることがなければ、すべての葉を見ることができる。とらわれのない心の境地、千の手や千の眼をもった千手千眼観音の境地を知っている彼は、彼曰く、真剣に真剣をもって「真剣の二乗」の道を歩んでいる。
剣の道をもってして、自己と向き合う道を淡々と粛々と歩み、そして、時に激情にのたうちまいつつも…またまた心を練って鎮める様を内に秘めては、己が生と戦い向き合う彼に、とても共感します、まるでそっくり、ぼくもですから(笑)
そんなお互いを高め合える大切な友人です。
自分と向き合うことの大切さを問いかけている彼の著書「真剣」読んでみてください。日常が変わりますよ。
さて、
4月5日金曜日 19時30から
NHK BSプレミアム
美の壺「桜」
唐紙師トトアキヒコ出演
しふく刷りと作品が紹介されます。
あの桜はこちら側からでなくあちら側(内側)からの作品のように感じました。伝統の唐紙の文様はすべからくそのようなもので、そんな思想を目に見える姿でみせて頂けた事はありがたいことです。
唐紙の見せ方として、東西問わず評価される切り口を見せられました。
世界にでて勝負されるべきです。それだけの作品です。
この唐紙は、つくったというより、生まれイズル…という感じでしょうか…だからこそチカラがあるのやもしれません。
そういうことがひきだせてカタチにできるということは、何か持ってはるんでしょうね。
これは、発表時からにぼくを見つけてくれて、育ててくれている美術関係者からいただいたことばです。
あの作品は、世に一石を投じたぼくにとって旗揚げの作品です。
あれから4年…真剣につづけてきた鍛錬は世界を変える光を放つであろうか。
4月3日
唐紙師 トトアキヒコ