つぶちゃんの魅力

分かりやすく美しく可愛いしおと違って、つぶちゃんには言葉にできない魅力がある。

「どういうことなの」

ちらり。

「なにしてるのー？」

「おひざにのっていい？」

「のるわね」

「なでないの？」

ひげぶくろふにふに。

寒い日は膝の上で毛布にくるまって。

おにぎりみたいでキュートすぎる。

ねすがた。

今日は朝のうちは曇って肌寒く、ソファの電気毛布でぬくぬく。

つぶは私の膝の上に、しおは横にいます。

しお「くねん」

しお「ごろん」

しお「のびーーーーん」

つぶ「………」

しお「なんですか？」

つぶ「はしたないわねぇ」

つぶ「でも、もっふもふだわね」

こちょこちょ。

しお「まじめになでてください」

しお「………とろん」

ねぼけてますね。

午後は日差しが出てきたので、窓際で。

しあわせそうです。

しお「おなかがぬくいです」

夜はストーブのそばで並んで。

な、なんて……！

かわいい窓ぽっち！！

しお「のびん」

しお「ちょっとあつくなってきました」

つぶ「なんだかくらいわ…」

え、ええのんかそれ…！？