金星太郎日記

教室は宇宙船 どこへだって行ける けやきのこずえに続く青空… 谷川俊太郎の詩より 

ドッジ総会08

2008年05月17日 08時52分58秒 | Weblog

今年も長野県ドッジボール協会の定期総会(活動報告会)が開催された。

午前中の理事会で承認された事業報告と収支報告、事業計画等が発表され、活発な意見交換がなされた。
これまで少年たちの憧れである全国大会をはじめ県内の地区大会を含め、数々の熱戦や名勝負を生み出してきたドッジボール大会は「協会」の存在なしには語れない。

スポンサーの撤退により大会数が激減、それに伴ってチーム数や審判員数も減り続けている中で、どのように活動を継続発展させていくべきか、難しい課題である。
審判登録の方式や登録料、審判服の改定が話題になり、質疑応答が盛り上がった。各種大会の参加費も今後、見直さざるを得ないだろう。

しかし、改めて考えてみれば、こうした厳しい現状の中でも、会長さんはじめ理事・評議委員の皆さん、審判員やチーム関係者の皆様が数十名集まって、こうして総会が開催できることに価値があると痛感した。



4日後には、北信支部・長野市ドッジボール協会の総会が開催された。

県レベルの大会が減っている中では、支部や市協会主催の大会やリーグ戦、交流会の意義をもう一度見直してみるべきだろう。
日本協会の方針に沿って対応せざるを得ないのが「県協会」の立場だとすれば、それとは対照的に草の根的にいろいろなアイデアや個々のユニークな発想を生かした企画を取り組めるのが支部や市協会の立場であるとも言える。

出場資格、ボールやコートの大きさをはじめ、ルールの緩和など、チーム事情を考慮した積極的な意見も出された。

あるチーム関係者は昨年一年間の取り組みを次のように発言した。
「昨年の今頃、人数が減ってチーム存続が困難であると報告したが、その後皆さんに助言をいただいて、徐々に人数が増え、今年度も継続して活動ができることになりました。ありがとうございました。」

このチームの取り組みをもう少し詳しく聞いてみると、①練習や大会時に親に来てもらい我が子の活動する姿を直接見てもらう。②チームの活動に親が参加してもらえる場を工夫する。③親同士のかかわりを大切にして横のつながりを作る。という事だった。

ここで忘れてならないことは、このチームの代表・監督であるHさんの人柄である。困った時には一人で抱え込まずに、チームの保護者を信頼し、相談し、みんなで子供に関わっていこうとする真摯な態度と人柄がチーム存続につながったと確信した。さらに、こうして協会に集まる他のチーム関係者や審判員の皆様に心を開いておれられる。

ドッジ少年たちに関わる大人の在り方を教えてもらい、さわやかな気持ちになれたのは私だけだろうか。


2008,5,16