ポルトガルのキノコ。キノコの名前教えてください。

ポルトガルの森などで撮ったキノコの写真集です。間違いなどありましたら教えて下さい。食毒はあくまでも自己責任で。

8.キヨゴレタケ(仮名)Agaricus xanthodermus

2015-01-17 17:37:19 | ポルトガルのキノコ

 

ハラタケ科、ハラタケ属、

学名:Agaricus xanthodermus、和名:なし、キヨゴレタケ(黄汚茸)(仮名)

英名:Yellow-staining Mushroom、The Yellow-stainer、仏名:L'agaric jaunissant、

葡名:Agárico-amarelado、

2013年11月5日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

キヨゴレタケ(黄汚茸/仮名)Agaricus xanthodermus

 

ハラタケやシロオオハラタケに非常に似ているが傷をつけると黄色く変色することで同定可能。

 

これには毒があり、胃腸障害など消化器官に症状がでる。

 

 英名には黄色く汚れるという意味がある。

 

 

 

 

 

 

Agaricus xanthodermusでした。  ©2015  MUZVIT

 

 

 

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65.カササギ・インクキャップ? Coprinopsis picacea

2015-01-13 16:27:36 | ポルトガルのキノコ

ハラタケ目、ナヨタケ科、ヒトヨタケ属、

学名:Coprinus picaceus、和名:カササギ・インクキャップ?、英名:Magpie Fungus、仏名:Coprin pie

2014年12月11日、15日、16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

仏語でCoprinはヒトヨタケ、Pieはカササギの意味がある。

 

 Coprinopsis picaceaは他のヒトヨタケ属のキノコと異なり単生する。

 

傘の色は暗褐色で白い被膜に覆われており、この皮膜は子実体の成長に伴い割れて白い鱗片となる。

 

歴青やインドールのような不快臭を持つ。

 

本種はヨーロッパに産するもので、日本からはまだ発生が記録されていない。(Weblio辞書より)

 

 

終った後は溶けたようになる。

©2015  MUZVIT

 

 

 

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64.ガンタケ Amanita rubescens

2015-01-08 17:01:29 | ポルトガルのキノコ

 

ハラタケ目、テングタケ科、テングタケ属、

学名:Amanita rubescens、和名:ガンタケ(雁茸)、英名:Blusher、仏名:Amanite rougissante、

2014年10月26日、11月21日、12月2日、10日、18日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影

 

北半球温帯以北、南米、豪州などに分布。

 

カラマツなどの針葉樹林、ブナ、コナラなどの広葉樹林、雑木林の地上に単生、または、散生。

 

傘は、はじめ球型、成長すると中~大型で平になる。

 

表皮は赤褐色で、粉状のイボが付着。

 

傘の裏はヒダが密で白色、赤いシミができることがある。柄は中空で、基部が球根状。柄の色は傘よりも白っぽく、上部に膜状のつばがある。傷つけると赤く変色する。

 

生では無味、無臭。食べると下痢、吐き気など胃腸系の食中毒を起こすことがあり、生食は厳禁。

 

加熱すれば可食とする文献もあるが、ルベッセンスリシン、イボテン酸、アマトキシン類などの有毒成分を含む。

 

また、慣れないと毒性が強いテングタケと見間違えやすいため、昔からキノコ狩りで安易にガンタケらしきキノコを採取して食用にするのは危険とされてきた。

 

加熱調理しても分解しない有毒成分が微量ながらガンタケに含まれることが明らかになっている。

 

和名のガンタケは、色が雁に似ているところに由来する。(Wikipediaより)

©2015  MUZVIT

 

 

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63.ニガクリタケ Hypholoma fasciculare

2015-01-03 19:17:33 | ポルトガルのキノコ

ハラタケ目、モエギタケ科、モエギタケ亜科、クリタケ属、有毒。

学名:Hypholoma fasciculare、和名:ニガクリタケ(苦栗茸)、

英名:Sulphur Tuft、 Sulfur Tuft 、 Clustered Woodlover、

2014年12月2日、アレンテージョ地方、10日、11日、15日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

日本ではほぼ一年中見ることが出来る。針葉樹および広葉樹の木材や切り株などに発生する。有毒。毒性は強く多くの死亡例がある。ニガコ(東北)、スズメタケ(青森)などの地方名がある。

 

傘の直径が2~5cm程度小型のキノコ。

 

傘は鮮黄色から淡褐色。幼菌時の皮膜の名残が傘の縁や柄にあるが、消失しやすい。名前の通り生のものは味が苦く、飲み込まずに味見をすることで区別できる。加熱すると苦みは消えるが、毒性はそのままである。

 

食後3時間程度で症状が現れる。消化器系の症状が中心で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢、悪寒など。重症の場合は、脱水症状、アシドーシス、痙攣、ショック、手足の麻痺などを経て神経麻痺、肝障害などを引き起こし、最悪の場合死に至る。しかし、一部には毒抜きをして食べる習慣のある地域もある。

 

青森県の一家の中毒例。佃煮にして6名で食したところ、子供3人(5、7、10歳)が2日後に死亡、13歳長女は4日後に死亡。ともに6-8時間後に舌の痺れ、激しい嘔吐、その後意識不明、腹部から首にかけての紫斑などが現れ、急死。38歳の母親は一時意識不明になるが4日後に回復。46歳の父親も同様の症状を発症するが20時間で回復。両親が子供たちのために、自分たちは少しだけ食べて残りを食べさせたことが子供だけ死亡した原因とみられ、今関六也は「涙ぐましい親心があだとなってしまった」と評している

 

食用であるクリタケと外見が良く似ている。ほかにナラタケ、ナラタケモドキと誤認される。

 

トリウムやウランを蓄積しやすい。(Wikipediaより)

 

 

ニガクリタケでした。  ©2014  MUZVIT

 

 

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62.クロラッパタケ Craterellus cornucopioides 

2015-01-02 16:24:59 | ポルトガルのキノコ

 

アンズタケ科クロラッパタケ属

学名:Craterellus cornucopioides  和名:クロラッパタケ(黒喇叭茸)、

英名:Horn of Plenty、仏名:Trompette de la mort、葡名:Craterellus cornucopioides

2014年12月10日、18日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

クロラッパタケは漏斗のような形状をしており、上部の直径は5cmほどの大きさ。

 

上部の表面は黒っぽい色をしているが、裏側や側面部分は灰白色~やや紫がかった淡灰色をしている。

 

上部のフチの部分は波をうったように乱れており、花のようにやや外側に巻いている。

 

高さは5~10cm位で、中央部にある穴は根元部分まで続いている。

 

表面は縦筋と浅いシワ、細かいササクレなどで覆われている。

 

肉の部分は、薄く膜質で、触るとやわらかい感触。肉の色はカサと殆ど同色。

 

ヨーロッパでは人気が高いキノコであり、フランスでは「ブラック・トランペット・マッシュルーム」、ドイツでは「Toten torampete(死のトランペット)」という名前で呼ばれ、日常的に食べられている。

 

ヨーロッパのクロラッパタケは日本のものよりも香りが強いと言われている。

 

きのこは群生しており、黒っぽい色をしているため他の植物に紛れ易い。

 

クロラッパタケCraterellus  cornucopioides でした。  ©2015  MUZVIT

 

 

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