ポルトガルのキノコ。キノコの名前教えてください。

ポルトガルの森などで撮ったキノコの写真集です。間違いなどありましたら教えて下さい。食毒はあくまでも自己責任で。

46.シロヌメリイグチ? Suillus laricinus

2013-10-28 14:44:35 | ポルトガルのキノコ

 シロヌメリイグチかと思いましたが、ツバがないのでどうも別種の様です。名前の判る方はどうか教えてください。MUZVIT

イグチ科、ヌメリイグチ属

2013年10月26日、ポルトガル、コスタアズール地方で撮影

 


梅雨の終わり頃から秋にかけてカラマツ林の地上に発生する。広く使用される和名はシロヌメリイグチだが、その一方でクロヌメリイグチとも呼ばれる。シロとクロ、まったく正反対の呼び名だが、このキノコの傘の色はそれほど変化に富んでいるという証拠のひとつである。広く食用にされ、親しまれている。(きのこ図鑑Weblioより)

 

傘は初め半球形から円錐形で後には開いてほぼ平になる。色は汚白色、灰緑色、暗褐色など様々で、表面には強いぬめりがある。管孔は、白色から灰白色で後には灰褐色になり、柄に直生からやや垂生する。柄は傘とほぼ同色で上部にはつばがあり、それより下は傘の表面と同様強いぬめりがある。(きのこ図鑑Weblioより)

 

 シロヌメリイグチのカサは直径は5cmほどで、幼い時は暗褐色のゼラチン状の粘液で覆われていて、成長すると淡い褐色となり、最終的には汚白色になります。名前に「シロ」とありますが、シロヌメリイグチは老成しないと白くはならないキノコです。(きのこ図鑑より)

 

カサの裏にあるシロヌメリイグチの管孔はツカに直生~やや垂生しており、こちらはカサとは違って最初が汚白色でのちに褐色へと変色していきます。孔口は管孔と同じ色をしており、形は多角形でやや大型です。
ツカには表面にヌメリがあり、繊維質。ツカの太さは上から下まで殆ど同じか、根元付近はやや太くなっています。また、ツカの上部には汚白色のツバがあり、ツバよりも上は汚白色、ツバよりも下の部分はやや黄褐色を帯びています。
肉はツカの部分は黄色を帯びた褐色。その他の部分は白色となっています。

尚、シロヌメリイグチは若い時にツカの下部の部分に傷がつくと、うっすらと青緑色に変色します。(きのこ図鑑より)

 

シロヌメリイグチは食用キノコで汁物や和え物などにして食べますが、水分が多くて肉質がやわらかい為か、痛みが早いとされている事から、一般的にはそれほど人気のないキノコだと言われています。(きのこ図鑑より)

以上はあくまでもシロヌメリイグチの場合であって、このキノコがそれかどうかは同定できていません。あくまでも、食毒は自己責任でお願いします。(MUZ)

 

 ポルトガルのコスタアズール地方では、まだほとんどキノコの姿を見かけない10月下旬。雨上りのいつもの森にぬめりのある白っぽいキノコをみつけました。引き抜いて裏返してみると、なんとイグチでした。撮影中に小さな蚊に攻撃されて痒い痒い。来年は腰に下げる蚊取り線香を買ってこよう。でももう10月下旬、冬時間になったというのにこの森には蚊がいるとは~。(MUZ)  (C)2014  MUZVIT

 

和名は、全体的に白色を帯びているヌメリイグチの意から。/属名は、ラテン語のsuillus(=豚)を語源としている。/種小名は「粘着性の」の意。英名:Sticky bolete

シロヌメリイグチは、イグチ科のキノコである。本種は、概して夏~秋にカラマツ林等の針葉樹林下の林地に群生することが多い。傘の表面はゼラチン状の粘液質で覆われている。傘は径5~12㎝程度。表面は始め帯び緑白色で、やがて汚白色となる。管孔は、汚白色で、直生~やや垂生する。柄は長5~8㎝程度。柄 の上部には膜質のつばが付着していることが多い。柄の下部は粘性を帯びる。肉は白色で、無味無臭。シロヌメリイグチ  GKZ植物事典より

 

 

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