本と映画とアイドルと ~数少ない趣味の記録~

本や映画、アイドルについてまとめた、作詞家「福田花音」推しによる、記録のためのブログです

【本7冊目-2010】たぶん最後の御挨拶

2010-04-30 23:34:11 | -読書 2010
東野圭吾さんのエッセイ集『たぶん最後の御挨拶』。


東野さんの小説はもちろん好きなんですけど、エッセイ集も読みやすくて良い感じです。

映画化された作品の話とか作家になる前の話などなど。

作家になった後の話なんか読むと、今でこそ超売れっ子の作家ですけど、やっぱり全然本が売れなかった時期もあるんだなぁと思い知らされました。


この本の中で「素晴らしい「騙し」のエンタテインメント」という項がありました。

劇団四季「スルース(探偵)」の公演に寄せて書かれたみたいです。

その中にこういう文章がありました。

「人間には「騙されたい」という欲求があるのではないか」
「うまい嘘には拍手さえ惜しまないではないか」

…確かに!

推理小説の存在意義に関して書かれた文章ですが、自分はまさにそうだなあと思いました。

そしてその欲求を東野圭吾さんの小説によって満たされていると思っています。


これからも存分に楽しませてください!


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