原子力エネルギー問題に関する情報

杜撰で不経済極まりない原子力政策が、生存権を脅かし環境を汚染し続けていても、原発推進派の議員を選挙で選びますか?

2012年12月福島市での放射能ホットスポット

2013年01月23日 | 3.11関連の重要な情報
福島市在住の方が、2012年12月、市内での放射能測定結果を送ってくださいました。
メッセージと共に転載します。


 12月17日福島市御山地区というところの空間と地表面です。市内の空間線量はおおむね、0.4~1,7μSv。
 





市内の某娯楽施設の雨どい直下です。



30μ設定を振り切るぐらいの超ホットスポットは、まだまだ、いたるところに潜んでます。

なんとも言葉になりません。
シュールすぎて。

それから福島製作所交差点の電光掲示板は12月頭に撮影した画像です。


きのう(12月25日)は0.395Svでした。

事あるごとに言っているのですが、
雨どい下とか山林には40μSv設定も振り切ってしまうような福島市、郡山市という
ホットスポットエリア中の超ホットスポット (僕は勝手にパーティカルホットスポットと呼んでます)は
いくらでも捜せると思います。
 
線量の度合いよりも怖いのは、市民がもう、こうした日常に、とうに馴れていってしまっていることです。
われわれの感覚が完全に麻痺していることが怖いのです。

これが30万人都市でなく、
数千人規模の飯舘村だったら、川俣町山木屋地区だったら、
行政や国の対応は違っていたはず。

みんながそう感じているのに、疲れてしまって、馴れてしまって、怒れないのが、なによりも怖いと思いますね。

ぼくが「原発事故は起こしたらおしまい」というのは、まさにそういう無力感に人の心を貶める点です。
【転載ここまで】

毎時0.4μSv前後でも、年間3.5mSvになります(一般公衆の限度値は1mSv)。

昨年8月、福島県庁前で私の線量計の測定値は、みるみる毎時1μSvまで上がりました。
道路の向こう側では、無防備な若者たちが楽器を鳴らしながら、「再稼動反対」を何度も訴えていました。

そのような中で日々の生活を送る福島市民の、上述のような「怖い」という思いを共有し、政治に「早急な避難措置」を強く働きかけていかねばなりません。
3.11から2年近くたっても放置されたままのこのような現状は、国による人権侵害、憲法違反という人災であり犯罪行為といわざるをえません。


事故原発から60km離れた福島市で、今なおこのような高い放射能汚染が報告されているにもかかわらず、
原子力規制庁は、防災計画を策定する範囲のUPZ(緊急防護準備区域)を30kmに決めようとしています。

「避難の権利」ブログで、原子力規制委員会に対し、これを福島の実情に即して改める要請をするため、
署名運動をしています。

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【緊急署名】避難基準に福島原発事故の実態を!
7日間50mSv、年20mSvは高すぎる
緊急防護準備区域(UPZ)30kmは狭すぎる
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/750msv20msv-upz.html

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