散歩瞑想記 & ツレの物語

歩きながら自然とエネルギーを循環させる、散歩瞑想をしています
そして、ツレ、物語る

街灯

2016年07月16日 01時14分09秒 | 日記

「あの街灯がつくところを見ている」と母が言う。

百メートルくらい向こうにあずまやがあり、そのわきに街灯があるのが見えた。

暗くなるにはもう少し間がある。

「雨降ってる?」

小雨が降ったりあがってみたりといったところ。

「今日は暗くなるのが早い」

ちょっと目を離したすきに、街灯はついていた。

緑色の明かりだったが、しばらくすると白くなった。

母は特に残念そうでもなく、ついた街灯を少しの間見ていた。

 

 


2016年07月13日 00時30分04秒 | 日記

病室の窓ガラスの外側にたまに蜘蛛がいる。

窓は西に向いている。

日暮れ。

西日が差してきた。

窓に無数の虹色の線が現れた。

蜘蛛の糸が七色に光っているのだった。

母に言うと「ほんとだ」と言った。

「きのうトンボが一匹来た」と母が言った。

「でも鳥は来ない。木も揺れない」

窓から見えるのは杉林だから、よくよく見ないと風に揺れるのは見えない。

鳥は遠くを飛んでいる。

 

 


ビオラ

2016年07月12日 12時17分49秒 | 日記

春の初めころ、ビオラ(小さなパンジー)の苗をうちの前に植えた。

ひと月ほどは元気に咲いていたが、花壇の囲いに使っている枕木から、ダンゴムシだかワラジムシがやってきて花を食べ始めた。

時々まとめて側溝に流した(笑)が、だんだん茎まで食われていった。

しょうがないので食われかけの苗は抜いた。

まだ元気なところを切ってコップに差しておいた。

それからだ。

ビオラは毎日花を咲かせた。

茎も毎日伸びて、つぼみもついた。

よく水を吸った。

あれから3カ月くらい経つ。

さすがにあまり元気とは言えなくなってきたが、まだ咲いている。

ビオラ、パンジーは暑さに弱い。

もう7月だから本当によくもったものだ。

水に差しているだけなのにこんなに咲くとは。

 


「君を愛す」

2016年07月06日 00時30分00秒 | 日記

トウモロコシのアイスクリームで「キミをアイス」。

甘さ強めのしっかりトウモロコシ味でとても美味しかった。

由利本荘市矢島町花立牧場産。

矢島町の産直「やさい王国」で売っていた。

パッケージの、小首を傾げたつぶらな瞳の牛の絵は、矢島の高校生のデザインだって。

とってもいいわあ、身近で牛を見てる人の絵だな。

ツレがこのアイスを見つけて速攻で買った時、うれしかった単純なわたしです。

250円。


空飛ぶ魚

2016年07月02日 22時06分39秒 | 日記

一時間ばかり足田堤へ出かけた。

蓮はまだ咲いていなかった。

ツレは小さな網で小魚をすくった。

菱の実の殻が浮いていた。

上空を大きな鳥が旋回していて、時々身をひるがえして一気に水面に突っ込んだ。

ズボッ

頭だけ白かったからミサゴかな。

ここは内陸だけど、広い水辺があるといるんだな。

何度か失敗した後、魚を捕まえたところを見た。

「捕った捕った」

重そうだ。

空中でしっかり持ち直したあと、杉林の方へ運んでいった。

魚はヘラブナらしかった。

双眼鏡で見ると、ヘラブナはしっかり前を向いて運ばれていった。

水中から空中へ。

運命の急展開に空飛ぶ魚はなにを思ったろう。