散歩瞑想記 & ツレの物語

歩きながら自然とエネルギーを循環させる、散歩瞑想をしています
そして、ツレ、物語る

十月十九日 蕎麦と紅葉

2015年10月20日 02時05分07秒 | 日記

湯沢市秋の宮のうどん・蕎麦屋さん「郷」に行った。

お昼で満員だった。

他県ナンバーの車もとまっていた。

ツレが3時頃でもやってますか、と尋ねるとやっていますと言った。

鬼首までドライブして、国道をはずれ須金岳の登山口などをチェックした。

はじめてそれと意識して見上げた須金岳は、南側は絶壁が延々続いていた。

どういうコースを登るんだろう。

上には「天狗の相撲とり場」という場所があるらしい。

天狗がいてもおかしくない山容だった。

旧国道や花山へ抜けるみちなど、軒並み通行止めになっていた。

通行止めになっていなかったら、そのまま山の道を行って、ぐるっと回って別の道を通って帰ったかもしれない。

でも行けなかったから来た道を戻った。

だからまたお蕎麦屋さんの前を通った。

で、寄った。

そうしたらお店の女性が「よかった」とうれしそうに言った。

待っててくれたのかなと思ったら、蕎麦を打っていてくれたのだった。

きのこ蕎麦を食べた。

なめこ、くりたけ、落葉、ひらたけ、だっけかな。

きのこがこれでもかってぐらい入っていたけど、蕎麦の邪魔にはならない。

きのこの風味が野生的だった。

蕎麦は十割だけど、色は白っぽくてちょっと細身で、上品で繊細な味がした。

蕎麦湯は濃厚でとてもおいしかった。

お店の女性が、お客がわたしたちだけだったからだろう、サービスで抹茶を入れてくれた。

ツレは「おれは要らない。水がいい」と言った。

店を出た後、さわやかな食事だったな、とてもいい気持だと思った。

余計なものが入っていない素のものは、体にも心にもいいんだな。

 

帰り、秋の宮から泥湯にぬける標高の高い山道を通った。

山葡萄の葉が赤かった。

高い所から見下ろした、西日の当たった山々の紅葉は、世界が燃えているようだった。

季節によって、こんなに劇的に世界の色が変わるなんてすごいな。

それだけ、植物に覆われているってことなんだね。

 

 

 

 


九月十六日 初サウナ、ドナドナ

2015年10月05日 13時47分03秒 | 日記

天気がいい、温泉に行こう。

鳥海山が望めるフォレスタ鳥海に行った。

ホテルだからきれいなお風呂、でも内風呂は塩素臭がする。

ツレが「今日はゆっくり入っていい」と言うので、初めてサウナにちゃんと入ってみた。

30秒ぐらい入ったことは2回ある。

入る時間は確か12分と書いてあった。

中に砂時計が置いてあったのでひっくり返した。

あづいよ~

何も見るものがないので、砂時計の砂を見ていた。

ほとんど汗が出ない。

こんなものなのかな~、よくわからない。

砂が落ち切って、やっと終わったぁ。

気持ちいいっていうよりは耐え忍ぶ感じ。

サウナから出て露天風呂に入ったら、暑くてもうお風呂はけっこうですって気分だった。

ふと見ると、水の入った大きな木の風呂が置いてある。

「サウナのあとザブンと入らないでください」と張り紙がある。

ということは、そっと入れということか、なんだサウナから出たら水風呂に入るものなのか。

そっと入ってみた。

ああ、きもぢいい~

冷たさを感じないものなんだな、しばし弛緩。

そのうちクラクラしてきた。

気持ちいいからもっと入ってたいのに。

いい忘れたが、わたしの他お客さんはいなかった。

ここで倒れた場合・・・

イカン、それは避けたい。

出てからもう一度露天風呂に行った。

今度はとっても気持ちよかった。

 

道が崩れていて迂回したりして、どこを走ったのかよくわからないが、鳥海山のまわりの高原地帯をドライブした。

牧場のお店の上階が、鐘のある塔になっていて、ソフトクリームを食べながら階段を上って鐘を鳴らした。

牧場や高原が上から見えた。

大きなトラックが牧場から出ていくところだった。

幌の隙間から牛が見えた。

「子牛が売られていくんだな」とツレが言った。

ドナドナドーナ ドーナー♪ 子牛を乗せてぇ
ドナドナドーナ ドーナー 荷馬車がゆれるぅ

ドナドナは子牛が売られていく歌だ。

 

見晴らし公園で、日本海と飛島と鳥海山を見た。

帰り、由利高原鉄道が、ちょうど田んぼ中の駅にとまったところを見た。

乗るも降りるも、あそこまで歩くのかな、ほんとに田んぼの真ん中に駅があるのだ。

田んぼは黄金色。