こどもと笑顔の会

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「子ども子育て関連3法」のひとつ、認定こども園を増やすこと

2012-11-21 11:06:39 | 新宿子育てネットワークの連絡帳
「子ども子育て関連3法」(24年8月成立)について、わかりやすく説明してくれています。

政府インターネットテレビからの紹介です。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7104.html

自分の園がこども園化されるので不安だという方は
是非、ご覧になってみてください。

わかりやすけど、じっくり見る時間がない方のために、
抜粋して、文字にしてみました。「」内は引用です。
時々、私なりのまとめ、感想も邪魔にならない程度につけてあります。

こういう情報、こども園や幼稚園、保育所で共有して
「ここにわかりやすくのってるよ」とかお知らせがあると助かりますよね。

ただ、マスコミや私のような個人が法案を説明したりして
まとめちゃうと、必ず「主観」が入ってしまいます。

「落としどころ」はその記述者が持っているもので、
けしてご自分の「結論」ではないことを念頭に置いてみてくださいね。
四谷こども園も取材され、映像が出てきますよ。

以下、
政府インターネットテレビからの紹介です。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7104.html

「少子化の急速な進行、仕事との両立、待機児童問題、経済的な不安など、
出産や子育てに対する消極的な意見に対し、政府は「社会保障と税の一体改革」の中で
7,000億円の財源を、子ども・子育て支援の充実にあてていく事を決定しました。
今回は、恵泉女学園大学の大日向(おおひなた)雅美さんをお招きし、
子ども・子育て支援の新たな仕組みをわかりやすく紹介します。」

今までは、社会保障というと、年金・医療・介護でしたが、
それに加えて、子育てに対しては、
これだけに毎年7,000億円の財源を充てるというもの。

仕事と子育ての両立は大変だろうなーという理由で
子どもを産むことに躊躇している実態があります。

なんとなく、両立している家庭を見て、あるいは、そう言った家庭の姿を
報道などで聞いてそう感じているのでしょう。

魅力的であるというキーワードが仕事と子育てに
見えてこない
のでしょう。

国は、次の2つの面で、少子化に歯止めをかけるべく施策を行っています。
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国が行っている&行おうとしている子育て支援の2本柱
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★柱1★現金給付
児童手当(現金給付)...すでに実施中
・3歳未満...15000円/月(所得制限なし)...ミルク代、おむつ代が必要な時期だもんね。
・3歳以上小学校在学中...10000円/月(第三子以降は15000円)
・中学生10000円/月(所得制限なし)
※養育者の所得が限度額以上の場合は一律5000円/月

「非常にいいこと」と徳光さんは言います。

★柱2★現物給付
社会保障で今度やろうというのはこれ。
毎年7,000億円の財源を使って、
日本に生まれたすべての子どもとその親たちを
社会全体で支えていこうとう考え。
こういう考えは日本の歴史の中で「画期的なことだ」と大日向先生はいいます。

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子育て状況と環境について
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大日向先生「一言で厳しい。」
「本当は産みたいと考えている人は多いんです。でも産めない。」

なんででしょうね...
先生は続けて、

「親の育児不安 虐待も深刻化していますし、
働きたいという親、特に女性が増えているのに待機児童問題が多い。」
と産み育てる側の事情を話しています。

私は、うんうんと縦に首を振りながら映像を見ています。
少子化を止めなくちゃいけないという日本社会の考えはある。
産み育てたいという人もいる。

現在は、産み育てる側の状況と環境を洗い出して、日本ができることは何か?
まずは、財源を確保して「子どもを産み育てやすい環境づくり」への
第一歩を作ろうとしている時期なんだと思います。

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子ども・子育て関連3法の内容
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じゃあ、確保した財源、7000億円のもお金はどう使っていくのか?
「子ども・子育て関連3法の内容」に基づいて使われるそうです。

「子ども・子育て関連3法の内容」
1.就学前の子供に質の高い学校教育・保育を提供すること
2.待機児童の解消
3.大都市部以外の地域の保育支援
4.家庭・地域の子育て支援


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1つめの....
1.就学前の子供に質の高い学校教育・保育を提供すること

について

就学前の子供の過ごす場所は、
養育する親の事情(生活スタイル)によって
「幼稚園」と「保育園」に分かれている

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 小学校に上がる前の子どもが過ごす場所は、
  お母さんが専業主婦の場合「幼稚園」
  共働きの家庭の子ども、ひとり親「保育所」

  親の事情  保育する人が日中いない、共働きなど 保育する人が日中いる
  子どもが過ごす場所 保育所  幼稚園 
  所轄 厚生労働省  文部科学省
  根拠法 児童福祉法 学校教育法
  対象年齢 (保育に欠ける)0~5才 3~5歳
一日の保育時間 8時間(原則)ただし11時間以上開所から延長保育補助対象 4時間 

親の事情によって、子どもの過ごす場所が異なり、その場所によって管轄する所轄が
厚労省と文科省と異なっています。
「二重行政になっている」と大日向先生。

保育園は、働く親がどんどん増えてきていて、保育所が足りない。待機児問題が減らない
一方、幼稚園は人口の少ない地方で減少傾向。

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認定こども園
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「認定こども園」というのを聞いたことがありますか?
「ちょっと楽しそうな響きがありますが...」と木佐さん。

大日向先生「いわゆる、幼稚園的機能と保育園的機能を1つの施設の中で一緒に
提供しようという」

木佐さん「両方のいいとこ取りみたいな感じですか?」

先生「そうですね」

木佐さん「一か所実際にお邪魔したところがあるので実際にどんなところか
見てみましょう」

で、四谷こども園の映像が出てきます。

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東京都新宿区立四谷こども園
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平成19年4月に2つの区立幼稚園と1つの区立保育園が一緒になってスタート。
クラスは、
0.1.2.3才が1クラス。4,5才が各2クラス。現在160名の園児がいます。

園長先生
「0歳から3歳までは、保育園許可ですので保育中心。」
「4歳~5歳は幼稚園許可なので教育中心に保育が行われています。」

アナウンス
「まさに、幼稚園と保育所の良さを併せ持ち0歳から小学校にあがるまで一貫した
保育・教育を受けられるのが認定こども園の最大の特徴なのです。」
「実際、不思議な光景が...4歳児クラスの子どもたちが昼食後、なぜか半分以下に。
消えた子供たちの行方をたどってみると、」
25人中、15人がお昼寝タイム。
「これはどういうことなのでしょうか?」

保育士
「基本的には保育時間の長いこたちです。
保育時間の長いこと、短い子がいて、保育時間の長い子たちはお昼寝をする。」

園長
「幼稚園の認可なんですけれども、4・5歳になりますと、
長時間、四谷こども園ではお預かりすることもできますので、
短時間の...」と以下の説明。

・短時間・・・9時から15時
・中時間・・・9時から16時半
・長時間・・・7時半から18時半
・延長保育・・・20時半まで


アナウンス
「つまりお昼寝していたのは長時間の子供たち、遊んでいたのは
短時間、中時間の子供たち。生活スタイルが変わるので時間に合わせた
活動をしているのです」
「就学前の子供たちに質の高い教育と保育を提供するためにも認定こども園は
様々なニーズに対応する施設なのです。」

保護者
「先生方にもよくしていただいて楽しんで通っています。」
保護者
「今後働くということも視野に入れながらできるのでありがたい。」


徳光さん
「これは確かに質の高い学校教育・保育ですね」
木佐さん
「そうですよね」
大日向先生
「学校教育の保障されたよい幼児教育と良質な保育を一体で提供するというふうに
考えていただければよいと思います」

....うーん....確かに「まとめ」はそうなるのでしょうけれども...

大日向先生
「保育の必要度に応じて中時間とか短時間とか長時間とか分けられていますので
専業主婦の方も入れるわけですね。」
「認定こども園自体は全国で911園(H24.4時点)あるんですが、
四谷こども園のようないわゆる幼保連携型っていうのは、486園しかないんです。
ですから、今回の改定では、いわゆる幼保連携型の認定こども園は、所轄は
内閣府で一本化し、そして給付も全部一本化して今後もっと
増えていくことを期待したいと思います。」


2つ目以降は、
2.待機児童の解消
3.大都市部以外の地域の保育支援
4.家庭・地域の子育て支援

です。この「政府インターネットテレビ」では、この続きが見れます。
今回、こちらのブログでは、「1.就学前の子供に質の高い学校教育・保育を提供すること」のみ
紹介しました。

待機児童も気になる...

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