ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

ホスピスにタブレットを

2014-02-04 | 乳がん
ジャジャ馬さんのブログで知った、
久美子ママの話。

私はまだまだ生きられる~~余命宣告の期日を過ぎてからの毎日を綴ります
というブログをなさっているブロガーなんだけど、
最近 その活動が 中日新聞で紹介された。



たぶれっとというものを末期がんの患者に、
という動きがある事を知ったので、
皆さんにも知っておいていただきたくて。



→→→ 中日新聞 中日メディカルサイト 久美子ママ (2014年1月20日)

→→→ 中日新聞 中日 メディカルサイト 続 久美子ママ (2014年1月25日)

→→→ 中日新聞 中日 メディカルサイト 続々 久美子ママ (2014年1月27日)

→→→ 中日新聞 ブログが私の抗がん剤 ホスピスから発信 (2014年1月27日)






乳がんの化学療法のために
手足にしびれが出る人は多いようだ。

(化学療法未経験のジョルジュだが、
 お読みになる時は そこは気になさらないでいただきたい。)

それが進むと、様々な事に障害が出る。

ペンを持って字を書く。

キーボードを打つ。

そんな事ができなくなったら、どんなに不自由な事だろう!






久美子ママとは、
大阪市のホスピスで暮らす主婦の久美子さん(50)だ。







彼女の場合は、大腸がんだった。

このブログでは、「乳がん」のカテゴリーに入れておく。



上の画像は、朝日新聞の医療サイトapital
      [iPadでつづる命 末期がんの主婦、病棟からブログ]

から拝借。






病院に公衆電話が置いてあっても 
歩けないので使うことができない。

携帯電話があってももう指が動かない。

そんな自分と同じような人のために
タブレット等があると言うことに気づいてもらいたい。

ペンは持てなくても、
スポンジにくるんだタッチペンで 画面をたたく事はできる。



久美子ママは、動いた!

ホスピスへのタブレット端末の配備を求めて。



「もし、iPadが、日本中のホスピスにあったら! 

 末期ケアの革命になるかもしれません。

 もう、私の命は風前の灯なので、

 消えてしまう前に、何か、人のお役に立てることがしたい。」



私は タブレットも持っていないし、
<くらうど>とやらが どんな“雲”なのか
何度 説明を聞いても サッパリわからない うぇぶ音痴だが、
“ねっと”というものは 人の役に 立つものだと思っている。






「ブログが私の抗がん剤になった。

 この部屋から、世界とつながれたんです。」



この久美子ママの言葉は、
そのまま 私の言葉でもある。

私は この窓から 世界とつながれたし、
たくさんの人が この窓辺を訪れてくださったからこそ
生きている確証を得る事ができた。

退院したばかりの頃の私は
ネットにつながっていた事で 生きていられた。

(あの孤独感はなかった! 家族が支えてくれていてさえも。)






末期がんで 外出もままならない人にも
ネットが 生き甲斐や 喜びを与えてくれる事だって あると思う。

必要な知識や情報をもたらしてくれる事だって あると思う。

久美子ママの運動は 間違ってはいないと思う。

私たちは 誰でも
自己否定せず 生き生きと 生き甲斐を持って生きていてもいいはずだ。



久美子ママの運動が 実を結ぶかどうかは 私にはわからない。

けれど 
そういう思いを持つ人がいるという事を
どうか 知っていてほしい。



私に何ができるのか、私にもわからない。

けれど
何かができるんじゃないか、と 思っている。

だから、ここに書く。

他に 何か できる事は あるだろうか?



今日は、立春。

雪は降っているけれど、春になる。



7 コメント

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ありがとうございます (ジャジャ馬)
2014-02-04 17:41:11
久美子ママのブログを紹介して、本当に良かった!
ジョルジュさんに繋げる事ができただけでも、UPした甲斐があります。

今こんなに元気で(身体はともかく)いられるのも、ネットでたくさんの人とつながっていたからです。
ジョルジュさんの窓に辿り着いて、どれ程励まされたかわかりません。
今孤独感と闘っている人に教えてあげたい。
一人じゃないよ、仲間がいっぱいいるよと。

もっと知恵を絞って、私も、もっと何かできるはず。
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本能のスイッチ (トト)
2014-02-05 10:55:15
癌を宣告された患者さん、その一番近くで見ていた物として。

久美子ママさんの記事も少し読ませていただきました。

本能のスイッチは大切なように思います、普通の生活から急に「癌ですね・・・」そこから始まる思考の誤作動?

医者の言葉、本やネット情報、家族や友人の言葉、どれ一つとっても、まとまる事のない自分自身の思考回路・・・だと思う。

治療が始まり、身体の変化、悪くなったり、良くなったり、回復していけば問題ないが、治療をしても悪くなっていゆく時、人間の生きるための本能が大切のように思う、久美子ママさんも治療中止が「本能のスイッチ」だったと思う。

今回も私事ですが、癌宣告から今に至るまで、幾度か本能のスイッチを感じた時もあった、傍にいた物としては少し複雑でもあった。

同じ時期に友人が癌の宣告を受け(男性)、余命半年、その通り昨年の春頃に亡くなった。

本能のスイッチは誰にでもあり、生きるための選択、男性よりも女性の方が敏感だと思う、いや、必ずそうだと思う、子供を産み育てる機能を持っている為か?、種の保存には欠かせない、何かあるようです?

男はその点、本能のスイッチをうまく探せない

動物のオスとメスの役割の違いなのか?

今思うと、湯たんぽを持って、オロオロするのが精いっぱいなのか、ジャジャ馬さんのブログも幾度か拝見させてもらっています、やはり、御主人さんの円形脱毛症は理解できる・・・

ジャジャ馬さんとご主人様に乾杯!

この場をお借りしてすみません。

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雪は止んで あっという間に冷たい風! (ジョルジュ)
2014-02-05 16:56:11
ジャジャ馬さん、
ありがとうございました。
何より、久美子ママが ホスピスに居て 運動を始めた!という事実、
これにビックリしましたし、励まされました!
私にだって、もっと 何か できるはず!と。
手始めに、記事にしました(笑)。
私が力を入れるべきなのは もっと他の事のような気がしますが、
まだまだ、ここから、これからです! 

トトさん、
実感、ですね! ホント、大変でしたね~!
種の保存には欠かせない、何か? は、確かにどこかにあって、
社会で働くという事は その本能は 仕舞っておかないと やりにくい、
という事もあるのではないでしょうか。
亭主に「自分に聞きなさいよ。」「自分の身体に聞くのよ。」「あなたの身体は、何て言ってる?」と聞いても、
「わからない。」と言うばかり。 バカ?
でも そうやって 亭主が無理に無理を重ねてきたからこそ、
仕事が順調に伸びて今がある、とも言えるのですが。
社会に進出した女性達にも 同じ事が言えるのであって、
そこに気づきが生まれるのは、「月のもの」に象徴されるように
「産む性」であるために 「自然の摂理」による引きもどしがあるのかも?
男女の役割の違いは 確かにあるのだとは思います。
ジャジャ馬さんと御主人にも乾杯? 
私は 今夜も日本酒、冷やでいただきましょう(笑)。
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再びお邪魔します (ジャジャ馬)
2014-02-05 22:34:31
トトさん、ありがとうございます。
実を言うと、夫は円形脱毛症だけでなく、一昨年の秋の健康診断で、胃と大腸にポリープが見つかりました。経過観察という事で、再検査はしなかったんですが、昨年の健康診断では両方とも消えていて、ホッとしました。やはりストレスのせいだったんでしょうね。
夫共々、本能のスイッチが誤作動しないように、気をつけたいと思います。

ジョルジュさん家と一緒で、うちの夫も残念なことにお酒が全く飲めないので、私だけお風呂上がりに杏露酒のソーダ割りでも頂きます。カンパーイ♫
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乾杯! (ジョルジュ)
2014-02-06 00:53:36
ジャジャ馬さん、それは心配でしたね。
両方とも消えていたなんて! そっちもビックリです!
本能のスイッチって、簡単に誤作動しそう?
ストレスの他に 奥方の病で 食生活が変わったとか、
そういうのもあったかもしれませんけどね。

ウチの亭主は ストレス解消がすごく下手で、お酒も飲めなくて、
可哀想と言えば可哀想です(笑)。
少しだけ飲める、というのは いいなー、と実感しています(笑)。
飲みすぎも 夜更かしも いけませんけどね。
あ。 もう寝よう(笑)。
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行動するエネルギーいっぱいですね (えみちゃん)
2014-02-07 22:31:41
紹介してもらった記事をみてきました。
自分が喜んで、他の人にもという熱い心にふれて興奮しました。
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さっそく 行ってきてくださって、ありがとう♪ (ジョルジュ)
2014-02-08 15:51:09
私が 遠く離れた所に住むえみちゃんと知り合えたのも
えみちゃんの作品を見る事ができるのも
全部、ネットのおかげです。
タッチペンさえ扱えれば、心の底からの交流が 可能なんですよね!

久美子ママの行動力には 脱帽!です。
私も! という元気がわいてきます!
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