前回「ノジケンCD聴き返さないと」と書いておきながら、最終的に聴き返したのは鳥海浩輔だったという・・・。
いや、一応ノジケンCD1枚は聴きましたよ!「酒とYシャツとキス」を。途中で何回も寝ちゃたけど。のら~りくら~りしたストーリーだから気持ちよくなって寝ちゃうのね(つまり退屈←コラ)。
なぜ鳥海浩輔になっちゃったかというとだね。
あれから「ドクターは犬を飼う」を何度も聴き返しまして、あー、やっぱりイトケンの演技ステキだわ~、「どうせ工業高校中退だよ。難しくは考えられないの」とか「先生、いくらキスしても腹いっぱいになんないよ」とか「2人でいればどこでも一緒さ」の声のトーンにすっかり浸っておりまして。
そういえば剛しいら原作のCDはドクター×ボクサーシリーズ以外にも持っていたな。あ、「愛されすぎて孤独」シリーズか。あったあった。そして再生。
(視聴中)
鳥海さんええ声やなぁ。「弟なんかじゃなく、男として俺を見ろよ」の苦しげな演技がいいね。この人はこういう葛藤を抱えた若者のキャラが合っているな、うんうん。
ん?鳥海メインですげーおもしろいCDがあったような。なんだっけ。
♪カスッカスカスカス!カスガ!(←シンキングタイム)
チーン!
「『ボーダー・ライン』だ!」
ある年の年末ギリギリに視聴して、あまりに感動してその年の(私の中での)BLCD年間ランキング1位をかっさらったという伝説の作品です。(なのに今まですっかり忘れていた。)
全3作なんですが、もうラスト1枚を聴くのが怖くて怖くて・・・。どう考えても真行寺と由利に明るい未来が待っている気がしなくて。ある程度心を落ち着かせてから3枚目を聴いた覚えがあります。
久々に聴いたらやっぱり泣いちゃった。
好きなシーンは、真行寺と由利が一線を越えた後初めて会うシーンで、真行寺が「由利!」と呼ぶところ。この声のトーンがいい!(ちなみに真行寺役が鳥海さんね。)由利の予想を覆す真行寺のいつもどおり言動。今までの重苦しい空気をスッとはれさせてくれるような「由利!」なんです。
聴きどころはやはりラストですね。トレーラーが襲ってくるシーンは臨場感抜群で音の世界だけでも心拍数が高まります。
そして2年後の真行寺と由利の再会。ああー、こういうラストかー!と当時舌を巻いた記憶が。最悪のシナリオではないがハッピーエンドでもない。あとは聴く人が想像してね、的な。
ああーーーもどかしい!でもこういうの嫌いじゃない!!(ドーン)
2人が出会った時のセリフが最後のもう一度出てきてストーリーは終わります。あーもう!「初めまして」じゃないんだよ真行寺!と頭のぶっ叩いて記憶を呼び起こしてやりたいですよ。
ちなみに由利役は三木眞一郎さん。キレ者だけれどもファッションセンスが独特すぎる風変わりな弁護士。いつもは飄々としてる由利が真行寺の身に迫った危険を知り、真行寺の上司に殴りかかるシーンは、緊迫感があって胸に迫るものがあります。三木さんはしゃくり上げる感じの泣きの芝居がうまいです。
フリートークではすっかり燃焼した感のお2人。大作でしたからねー。
しかしこの作品、フリートーク必要か?しばらく余韻に浸りたいのに・・・とちょっと気がそがれた気分。
昔はフリートークが楽しみだったんですが、今こうやって聴き返すと作品によっては不要だなあと思います。シリアスな作品は特にね。余韻を大事にしたい。
・・・そんなわけで鳥海作品を2つ(CDの枚数でいうと4枚)聴いていたのであります。
それと、コレ読みました。
こっちも。
落語家のお話です。師匠の訃報を受け、自分と師匠との思い出を回想する形で話は進みます。
「花扇」の収録されている「子別れ」が好き。特定の恋人も家族も作らない師匠・初助に弟子の要が「(家族がいれば)喜びも増えます」と言うと「倍の喜びなんて欲しくない。自分の身一つが楽しめればそれでいい」と答えるシーンには不思議と納得するものが。多くの幸せを求めても身からはみ出した分は持て余すだけ、か。
ちなみのこの作品もCD化しています。初助が三木眞一郎さん、要が山口勝平さん、要の兄弟子でのちに要のつれあいとなる寒也に神谷浩史さん。
落語シーンもあるので声優さんはさぞや大変だったろうと思います。特に初助は「女性を演じさせたら右に出るものはいない」って設定ですからね。三木さんがそれをどう演じたのが興味あり。
それにしても意外なキャストだなあ。寒ちゃんが神谷さん・・・ダークネスクイーンが寒ちゃん・・・(←ライブパスコレネタ)。読んでいる時は寒ちゃんは小西克幸さんの声にしっかり脳内変換されていたものだから、神谷さんとはこれまた意外や意外。神谷さんの声からがっちり体型が想像できん・・・。
CDの感想を余所様のブログで読んだところ、キャストのみなさんにとって非常に思い入れのある作品となったようで。「よい作品に出会えた」と。そう言われると聴きたくなるではないか。
実はもういっこ気になるCDが。
はい、門地かおりの「わがままキッチン」です。
これ原作大好きなんですよー。門地作品については以前何度か取り上げておりますが、突き抜けた下品さがいっそすがすがしいという(笑)。
熊木が「グレイト。俺って妄想の天才かもしれない」と超イケメン顔でエロい妄想をしているシーンとか、尚人さんが「なーにが!メモリアルじゃあ!!」と枕ビリビリに引き裂くシーンとかがどう音で表現されているのかが気になる。
キャストは熊木が岸尾だいすけさん、尚人が野島裕史さん。おお!野島兄!
裕史さんの声も好きなんだよな。やはり兄弟だからか声質が似ているのかな?わざとらしくない柔らかい声でね。私の中で癒し系。
ただこのCD、あまり評判がよろしくないな・・・。原作の雰囲気そのまま音源化するのは難しかったのかしら。
そうそう。前回「SEX PISTOLS」の話題をしましたが、これOVAになっているんですね。なぜかメインが米国と委員長になっている。こっちのカップリングのほうが人気だからか?
さらにキャストが一新!ぎゃー!ななななんと、米国が子安さんから杉田智和に!やはり子安さんと杉田くんの声が似ているということなのか?どっひゃー。
おおー、そんな中唯一キャスト変更になってないぞ王将役の野島裕史さん!なぜかわからんがおめでとー!
もう少し「SEX PISTOLS」の話していい?
姉と話してたんだけどさ、巻尾の魂現って何かね?巻尾の子どもってみんなパートナーのほうの魂現が出ちゃってるんだよね。米国はマイクミリアンから受け継いだクロコダイルで、国政はデイビッドから来たジャガーで、愛美はカレンちゃんから来た猫。
「俺はこの時はじめて父ちゃんの魂現を知った」って国政の回想シーンがありますが、姉曰くあの感じだと龍っぽいと・・・。龍って魂現としてアリなのかは不明だが。
もうひとつ気になるのが、巻尾と志信の年齢差。少なくとも18歳くらいは離れているはずなんだが、それだと腑に落ちない点がこまごまと。
そうそう!「SEX PISTOLS」連載再開ですって?こりゃ楽しみだー!
「十二国記」も夏ごろに新作が出るらしいし、そしてチャゲアスは再始動するし、2013年は嬉しいニュースがたくさんですな。