今日のくだらんつぶやき

最近はもっぱらウッチャンネタと声優ネタ。

立って半畳寝て一畳

2013年02月16日 | つぶやき
子別れ~座布団3 寒也編~
キャラモモ/モモグレ


迷ったけど結局買っちまったぜ。座布団シリーズは「座布団」「花扇」「子別れ」の3作がCD化されておりますが、一番好きな「子別れ」を。
キャストは以前も書きましたが以下のとおり。

寒也:神谷浩史
要:山口勝平
初助:三木眞一郎

キャスト表を見ると寒也の名前がトップにあるので「??」と思ったんですが、タイトルにある通り一応寒也が主役なんですね。しかし原作を読んでもCDを聴いても寒也の主役感はゼロ。要が主役の作りです。神谷ファンが買うとちょっと肩すかしを食らうかも。

寒也が神谷さんと知って少々不安(かつ不満)だったのですが、聴いてみてびっくり!あれまあ案外違和感ない。そういえばライブパスコレで、それまで「高い声」というイメージだった神谷さんがすげー低い野太い声を出せると知って一気に心持ってかれた記憶がある。その勢いで「フリージング・アイ」(堀内賢雄×神谷)を買ったなあ。「フリージング・アイ」での神谷さんは野太くないんですけどね。
(話はそれますが、「フリージング・アイ」は内容が結構おもしろかったのに手放しちゃったなあ。親父ギャグを飛ばす賢雄さんに「殴りたい・・・一発と言わず数発」と冷ややかな目で見る神谷さんにぐっときたぜ。)
もとい。
そんなわけで「お!神谷さんの寒也もいいじゃん!」と思いましたが、勝平さんが20代と40代の要を見事に演じ分けていた一方、神谷さんはどちらの年代も同じに聴こえます。ここがマイナスポイント。20代の寒也をもっと若々しく演じて欲しかったです。しかし、声のイメージは寒也にあっていたので合格点です。小西克幸さんの寒也も聴いてみたい気はしますけどね。

勝平さんの要は、前述のとおり20代と40代の演じ分けが素晴らしいです。しかし、原作を先に読んだ私としては、要はもうちょっと凛とした雰囲気で演じて欲しかったですね。どうしても勝平さんの声が小動物系のキャラクターを連想させるので。寒也とのケンカシーンで若干こぶしが回ったような口調になったのも気になりました。厳しい?
これは解釈の違いなんですが、「焼け棒杭に火がつくか?」「もうついてる」の口調は「その感じかー」と少々ひっかかりました。私が原作読んだイメージでは「つぶやくように淡々と」なのですが、勝平さんは「もうっ」の部分に少し切羽詰まった感じに。ここは2人が燃え上がる直前シーンなのであえてそこは抑えて欲しかったなあというのが私の願い。厳しい?

続きまして三木さんの初助。穏やかな口調の中に色香が潜んでますな。落語シーンもお見事です。
この作品に限ったことじゃないんですが、三木さんの演技ってなかなか癖があるんですよね。今回の初助の出番はそこまで多くなかったんですが、出ずっぱりであろう「花扇」でずーーっとこの演技は聴いてて疲れないか?とふと頭をよぎりました。
だがしかし!
思い返せば癖がありありだった「ボーダー・ライン」の由利もぐいぐい引き込まれちゃったんだから、そこが三木さんの技量なのでしょう。
「子別れ」ではあまり初助の感情の幅がないので、「花扇」ではどんな演技を見せてくれているのか気になるところ。買おうかどうしようか考え中であります。

ドラマCDの出来はすごくいいです。原作の昭和情緒あふれる雰囲気を壊さない良い作品だと思います。
ただ、内容とは関係ないのですが、ひとつのトラックが長い・・・。数分で終わるトラックもあれば30分以上続くトラックもある。CDだから途中で止められないんだよー。
もうひとつ。これは原作を読んだ時から気になっていたんですが・・・。
私、山田ユギ先生のマンガは好きなんですよ?多分マンガは全部読んでいます。でも、正直この作品の挿絵には合っていない・・・。座布団シリーズの持つ情緒と深淵にはユギ先生の絵柄は軽すぎるんだなあ。むしろイラストではなく、座布団とか扇とか落語家のアイテムの写真が表紙でいいくらい。(そうすると普通の落語家の小説だと勘違いして買っていく人が続出したりして。)

運よく初回特典CDつきをゲットすることができたので、フリートークも聴くことができました。
メインの3人はいたくこのシリーズがお気に入りのようでこちらも嬉しい限り。勝平さんは要を演じることに非常にやりがいを感じているらしく「ライフワークにしたい!」とまでおっしゃるほど。三木さんも別の現場で神谷さんに会うたびに「CD聴いた?CD聴いた?」と訊いていたとか。そんな三木さんがかわいいよ(笑)。神谷さんのコメントからは真摯に役と向き合う姿勢が感じ取れたりと、なんかもう幸せな作品だぜ。

ふふふ・・・果たして私はこれきっかけで再びドラマCDを集め出すのだろうか。それは誰にもわからない。





ノジケンで検索すると、オススメBLCDでよく挙げられていたのが「どうしても触れたくない」(ヨネダコウ原作)。どんな話なのかしら?と気になっていたら、なんと姉が原作を持っていた。ラッキー。
CD化になる前から原作ファンから「嶋はノジケンで!」の声が多かったというこの作品。読んでみると、あーなるほど。こりゃノジケンっぽいわこのネガティブさが。
「泣ける」という評判だったのですが私はさっぱり。一番好きなシーンが小野田さんの「出来の悪い上司だけどまた助けてね」という・・・。CDを買うほどでもないかなあと思っていたんですが、CDではスピンオフで野島兄も出演しているのね!珍しい兄弟の共演。絡みのシーン(←セリフのね!)はないようですが。
しかしCDの評判を見ていると絶賛の一方で「BGMがゲーム音みたいで安っぽすぎる」との評価が。ゲーム音といったら私はマリオが飛び跳ねたりコイン食ったりする音しか想像できないんですけど。

んで、ヨネダ作品をその他に2作品読みました。
まずは「Nights」。登場人物に「土屋」っていたんですが、「ナイツ」だから土屋なのかしら。
表題作はあんまり好きじゃないんですが、「リプライ」はおもしろかったです。車屋さんのメカニックと営業のお話。会話に含めるアイテムの使い方がうまいなあと。「社内便あるじゃないですか」とか「俺前に一回だけ(ツナギ)着たことあるけど変だった」とか「事務がこんな日に来てもお茶くみくらいしかすることないのにね」とか、現実を感じさせる絶妙なラインの会話を持ってくる。そこに惹かれましたね。
2人の感情もうまく描写されていたと思います。「同性を好きになってどうしてそれが恋愛になる」と戸惑う高見が、メカニックの横のつながり無視して関に点検を頼んだり、女性社員の「関くんにだけ優しい」と指摘されたり、揺れ動く様を丁寧に描いているなあとふむふむ納得。
ちなみに「Nights」も「リプライ」もCD化されるそうです。・・・関はイトケンかな。

もう1作品は「囀る鳥は羽ばたかない 1」。バイオレンスの要素を含む作品は好きではないんですが、なかなかおもしろかったです。「あ、このキャラ、この服似合ってるな」と関係のないところで感心したり。
好きなシーンは、矢代が百目鬼(どうめきと読む)の妹に「いやー、おじさんも小さい頃男の人にさんざん犯されちゃったね 今同様すこぶる可愛かったからさ」と告げるところ。「今同様すこぶる可愛かった」とおちゃめなフレーズを交えつつのディープな告白。別にこのセリフに矢代の強さを見たとかではないんです。そう表現すると一気に軽々しくなっちゃう。そうではなくて、彼の諦めがすごく寂しいなあと。彼は今までたくさんのことを諦めてきたんだろうなあ・・・ってこっちも軽々しいっすか?難しいな。何も感じずに生きようとする姿が痛々しくもあり美しくもあり。こんな口調だけど人を寄せ付けない寂しさが好きだ。





ウッチャン表紙のクイックジャパンを買いました。
あかりんの記事もあるし、なんて私得な一冊!
しかし、ウンナンファンサイト情報によれば映画のネタばれがあるようなので全部は読んでいませんー。映画を見てから読もう。

それと!
イッテQに関する記事もあり!イモトのマッターホルン企画について放送作家陣が語っておられます。イッテQファンとしては鼻たかだかですな。


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