けおるん日記

きもの、韓国語、映画鑑賞などの趣味なんかをつれづれなるままに書いてみます。

ファンたるもの②

2005-06-26 16:55:54 | 映画
akkobyonとひょんなことから「スターウォーズ エピソード3」の先々行上映を見てきました。

akkobyonのネタとかぶるのですが、

まず字が出るでしょ、「遠い昔、はるか彼方の銀河系で」で始まる説明が。
♪チャチャチャチャチャチャ…
チャチャチャチャー・チャーチャチャチャチャーチャー
で、「STAR WARS」のロゴが出た瞬間、
拍手が!!

でも劇場を揺るがすほどではなくて、微妙な拍手。
拍手してる人は「なんでもっとしっかり拍手しないんだ!?今日は記念すべき日本初公開日なのに!」って思ってるだろうし、
拍手してない人は「えー、ここ映画館ですよー。拍手オタクがやってんのね」って思ってるであろう程度の拍手なんです。
(けおるん&akkobyonは後者でした)

まあ、映画館に入るところで見た感じでは、
「カップルほとんどなし」
「女性あんまりいない」
「微妙なセンスの方の割合多し」
って具合だったので理解はできますが。

akkobyonは前日に指定席券を買っていて、けおるんは当日急遽買ったため席がちょっと離れてたのですが、映画館を出る際akkobyonが
「拍手、きもかったな」って言うのを聞いて安心しました。
もしかして「ファンやったら当たり前やでー。あっこもしたでー」とか言われたらどないしよと思ってたのです。よかった。。

でも、大阪では当日でも券あったくらいですが、
東京ではこんな状態だったそうですよ。
ナビオTOHOの6時5分~上映ではコスプレの人はおらんかったやん?
大阪でも初回の上映はいたのだろうか??

でも、「ファンたるものここまでやらねば」ということなのかも。
ファン(重症)の人にとっては…。

けおるん映画レビュー(8)スカーレットレター

2005-06-06 21:33:23 | 映画
6月3日、最終日に見てきました。
この映画は「別に見なくてもいいかな」って思ってましたが、
結果として「見てよかったな」と思います。
今年の「心に残る映画」に入るはず。

ハン・ソッキュは「二重スパイ」でかなりがっかりさせられたので、今回はあまり期待せずに見たのですが、
今までのイメージとは違うキャラクターをしっかり演じてました。
今、この年齢になったからこそできた役というか、そんなものを感じました。

でも、主役はハン・ソッキュのはずですが、イ・ウンジュのための映画に思えました。
ジャズシンガー役のウンジュの初登場は、ブルーノートで歌っているシーンでした。
歌も上手でしたが、本当に美しかった。美しいシーンでした。
彼女が亡くなってしまったことを思い出して、悲しくなりました。
その他のシーンも、ウンジュの存在感が光ってました。

内容にはあまり触れない方がいいと思うのでやめときますが、
後半のメインのシーン(ソッキュとのふたりのシーン)も完璧だったと思います。
ふたりのやりとりがリアルで壮絶でした。
「極限状態になったら、人間ってこんなもんよなあ」っていう説得力があった。

「もしかしたら、イ・ウンジュはこの映画で女優としてすべてを出し切ってしまったのでは…」
とまで思ってしまいました。
でも、もっと違う演技も見たかったと、この映画を見て思います。

余談ですが、何人か知ってる顔が出てるのがちょっとうれしかったです。
新米刑事で「ガラスの靴」のいとこ(ソジュン?)役の人(←名前知ってたら教えてください)、
カン・ドンウォン主演のドラマ「マジック」でヒロインのお姉さん役をやってるオム・ジウォンが、ハン・ソッキュの奥さん役で出てました。
オム・ジウォンはこの映画の鍵を握る人物でもあります。チェロの練習を半年したそうです。

けおるん映画レビュー(7)オペレッタ狸御殿

2005-06-06 21:08:07 | 映画
6月1日に見てきました。
チャン・ツィイー&オダギリジョーが見たくて行きました。
内容は、特に先入観なく見たのですが、
80歳を超えたじいさま(鈴木清順監督)が撮ったとは思えない不思議世界。

「伊勢物語」の和歌(斎宮の段)の斎宮の歌を中国語訳したものをツィイーが読んで、
その後オダギリジョーが業平の歌を読んだ後、
同じく「伊勢物語」の八橋の段がモチーフと思われる場面になって…、
ってところは、大学で古典文学を学んだけおるんとしてはうれしかったです。
(理解できたのが)

でも何がテーマとか、あんまり深く考えずにみるのがよろしいと思います。
監督が自分が作りたいものを作って、みんなにも楽しんでもらいたいって感じ。

チャン・ツィイーは日本語も中国語もしゃべります。
歌も日本語で歌ってます。
けおるん的考察ですが、ツィイーを起用したのは、狸姫の不思議感・神秘感を表現したかったのではと。
稲垣吾郎ちゃんに、「チャン・ツィイーがなんでこの仕事を受けたのかわからない」と言われてたらしいですが、鈴木監督と仕事したかったかららしいですよ。

衣装も主に着物モチーフですが、それにとどまらず独創的。
特に、オダギリジョーの長羽織姿が気に入りました。
次回作「忍」でも着物なので、ぜひ見に行こうかと思っております。

※中国スターXファイルも流出したとかで、チャン・ツィイーファンとしては気になるところです。
 携帯の番号まで流出して大変だったとか。

けおるん映画レビュー(6)インファナル・アフェアⅢ 終極無間

2005-05-05 22:05:00 | 映画
5月5日箕面ヴィソラの映画館にて「インファナル・アフェアⅢ 終極無間」を見てまいりました。
めっちゃすいてました。穴場な映画館です。

「インファナル・アフェア」Ⅰからのファンです。
特に、前作の「インファナル・アフェアⅡ無間序曲」は大のお気に入り。
映画館で見終わった瞬間、「完結編早く公開しろ~!!」と叫びたくなりました。
実際、香港では「Ⅰ」の10ヵ月後に「Ⅱ」、
「Ⅱ」の2ヵ月後に「Ⅲ」を公開したそうで、
日本公開かなり遅いよ~。

ここではっきり断言いたしますが、
「Ⅰ」「Ⅱ」を見てない人は、見てもわかりません。たぶん。
「Ⅱ」は「Ⅰ」を見てなくても楽しめます。ぜったい。
「Ⅱ」のあとに「Ⅰ」を見るのはアリだと思います。
「Ⅲ」は「Ⅰ」のその後&謎解きが主なので、
けおるんも「やっぱりおさらいして来るべきだったわ~」と後悔。
近々家で「Ⅰ」と「Ⅱ」を一気見して確認する予定。

役者はかなり豪華で、渋い演技と存在感のある人ぞろい。
出てる人は全員といっていいほど、大物です。
もちろん、トニー・レオン&アンディ・ラウはがんばってます。
ちなみにけおるんはトニー派です。(←Y姉とともに、「トニオさん」と呼ぶ)
今日のでレオン・ライも好きになったです。

「Ⅰ」と「Ⅱ」を見て、すぐに映画館へどうぞ!
シリーズ物でこれだけはまったのははじめてです。
何回も見て謎解きしたい!!
けおるんの中でまだまだ完結いたしません。

けおるん映画レビュー(5)英語完全征服

2005-05-04 20:13:55 | 映画
5月4日に「英語完全征服」を見てきました。
朝9時半から上映だったので、まだ映画館ロビーに人はまばら。
シアター内は8割くらい埋まってました。

基本的には軽い気持ちで楽しめる映画だと思いますが、
英語教育や養子縁組のことなど、韓国の国内事情も垣間見ることができるし、
しゃべってる英語の先生(外人)は「あたしは韓国語上手」って自信満々なんだけど、
パンマル(タメ口)で話すことの不自然さとか、
パンマルの最後に「ユ」をつけたら丁寧語になるところとか
(「ユ」は方言で、標準語では「ヨ」)、
韓国&韓国語のことをもっと知りたい!って思ってる者にはお得な映画でした。

ただ韓国人が英語を勉強する中でのドタバタ喜劇だけじゃなくて、
家族のきずなだとか、恋愛とかでほろりとさせられる場面もあって、
こういうところが韓国映画は上手だな~といつも思います。

主演のチャンヒョク&イ・ナヨンのコンビもいい感じ。
イ・ナヨンにはもっと繊細なイメージをもっていたので(「フー・アー・ユー」を見ただけですが)、このキャスティングはちょっと意外と思ってました。
が、平凡な(?)空想癖のある公務員を表情豊かに演じていて、すごくよかったです。

その他、アニメーションを上手に使っていたり、遊び心いっぱい。
「武士-MUSA-」を撮った監督が作ったとは思えない~。
でも「武士-MUSA-」も「英語完全征服」も大好きです!!

けおるん映画レビュー(4)甘い人生

2005-05-04 18:41:31 | 映画
5月1日に「甘い人生」を見てまいりました。
ナビオTOHOプレックスは1週間前から指定席券が買えるので、
4月25日に買いに行ったのですが、
その時点ですでにけっこう席が埋まってました。
さすがイ・ビョンホンの話題作です。

当日、映画館は女性(主におばちゃん)でいっぱいでしたが、
映画の内容は「おばちゃん向けと違う!!」
予告編とかでの情報では「どっちかっていうと恋愛映画?」って感じだったのですが、
実際見てみると、8割くらいアクション(暴力)シーン。
見てグロッキーになった人もけっこういると思われます。
暴力とか流血が苦手な方にはおすすめ致しません。

ビョンホン熱演!!
かなり苦労して撮ったのがわかります。
映像もこだわって作ったのがわかるし、
脇を固める俳優陣もしっかりしています。
私的には、シン・ミナとのからみがもっと多いと思っていて、
「美しき日々」でビョンホンの妹役だったので、ちょっと複雑…だったのですが、
それはそんなに気にならなかったです。
結果的にはシン・ミナの出番はあれくらいでちょうどよかったと思います。


神話エリックが映画初出演ですごい存在感でした。
そちらも必見です。

けおるん映画レビュー(3)「オオカミの誘惑」

2005-04-07 21:45:43 | 映画
今年やっと3作目です。
「オオカミの誘惑(늑대의유혹)」です。
シネ・リーブル梅田にて18:55~鑑賞したのですが、
レディースデイということもあって、大盛況。立ち見多数。

ストーリーはまあ、さえない女子高生を超モテモテの男子2人がとりあって、
女の子はどっちにも決められない…どうしようって話です。
設定もですが、演出は少女マンガを意識してる感じで、
昔少女だった人は「うん、うん。そうよ。これよ!」とうなずきながら見れるのでは。

ここまではどんな女子でも同じ感想のはず。
けおるんが気になったことはというと、

 ①ノーヘルでバイク、どうなん?
  →韓国の道路交通法ではOKなんだろうか?
   映画みた青少年がマネしたらあかんのでは。
   でも、メットかぶってたらカッコよさ半減なのは確か。

 ②韓国にもブリッコがいる。
  →甘ったるいしゃべり方でほんとむかついたよ!!
   しかも2人もいるしさ~。
   やることはほんとに陰湿だし。
   そんな子にも韓国の男子は優しかった…。さすが。

 ③やっぱり韓国人は雨がお好き
  →「僕カノ」でもそうでしたが、雨のシーンが多い。
   どうも日本人とは雨に対するイメージが違うとのことです。
   (「韓国がわかる。ハングルは楽しい!」参照)
   
 ④俳優は動いてるのを見て判断すべし
  →カン・ドンウォン写真で見る限り、「そんなにいいのか?」って思ってました。
   韓国では「恋人にしたい人NO.1」なのですが。
   しかし、動いてるところを見たら、表情を見たら、
   「いい俳優じゃないですか~」に変わりました。
   「僕カノ」のチャンヒョクのときも「兵役逃れの人でしょ」と思ってました。
   鑑賞後「ふーん、いいやん」に変更。
   俳優は動いてナンボです!!

 おまけの⑤うちの弟チョ・ハンソンに似てる?!
 →念のため、父と母に確認しました。
  母「あ~、似てるわ」
  父「(爆笑後)ちょっと似てるな」
  …とのことでした。

アダデミー賞授賞式(1)

2005-03-16 18:17:43 | 映画
デミー賞から遅れること2週間以上
ついにアデミー賞の発表です

遥か昔の話なので「なんのこっちゃ?」という方は、こちらをご覧下さい。

まず、特殊効果賞は… 「武士-MUSA-」 
戦闘を「立っている人の目線」で撮っていたのが新鮮だったことと、
DVDでのメイキングでかなりの特殊効果&CGを使っていたということが判明しましたが、
まったくCGを意識させない完成度が点数でした。

美術賞… 「LOVERS」
極彩色の遊郭のセットをはじめ、中国・ウクライナで撮った自然の景色…
チャン・イーモウのこだわりは半端じゃないです。
衣装賞も「LOVERS」。唐時代の衣装を基調としてますが、
オリジナリティもあって「英雄-HERO-」でもそうでしたが、ワダエミに感服。
「LOVERS」はストーリー、特殊効果など総合的にはちょっと難ありのような気がしますが、
美術・衣装はお気に入りです。
「スキャンダル」も朝鮮時代の衣装・調度品がすごく豪華で雰囲気もよかったけど受賞にはいたらず。

音楽賞… 「シルミド」
というのは、見終わった後、
「これで音楽が違う雰囲気のものだったら、もっと生々しい印象になってたかも」
と思ったから。うまく言えませんが。
映画における音楽の重要度を再認識した作品。

後半戦につづく。

けおるん映画レビュー(2) カンフーハッスル

2005-02-09 19:27:24 | 映画
今日は仕事が終わって速攻梅田ブルグ7へ。
16:50~の上映で予告編の途中にたどりつけました。

前回の「僕カノ」に続き、このカンフーハッスルも明日までの上映ということで、
滑り込みセーフでの鑑賞。

今回よかったと思ったところは、
昔の香港(?)の街や庶民の暮らしをリアル再現していたところ。
音楽も京劇っぽい音楽とか、クラッシックが流れたりして
クラシカルな雰囲気が良く出ていました。

あとは、本格的なカンフーの数々。
庶民の普通のおっちゃんやおばちゃんが、実はカンフーの達人だった、
って設定はすごくおもしろかった。
そのおっちゃん、おばちゃんを演じていたのが
往年のカンフースターだったとのことで(パンフからの情報)、
その辺はブルース・リー&カンフーのファンであるチャウ・シンチーは
こだわって作っているようです。
この辺は昔の映画をよく見てる人ならもっと面白かったんでしょう。
パロディもけっこう入っていたようだし。
一口にカンフーといっても、いろんな武術や流派があるんだなー、
奥が深いなーと思いながら鑑賞。

途中まで「シンチーの出番が比較的少ないなー」と思っていました。
一応主役だけど、話を動かすためのキャラなのかなーとか思ってました。
が、やっぱり最後にはおいしいところを持って行ってました。
個人的には途中までの薄汚れた感じのシンチーの方が好きでしたが。

シンチーファミリーも多数登場して、
そこらへんは「少林サッカー」を見ただけの人もわかると思います。
基本的には何の予備知識がなくてもそれなりに楽しめる映画ではないかと。
カンフーのアイデアとか、細かいところまでこだわって作ってます。
ちょっと安っぽい感じのCGもうまく使ってあるし。
思ってたほど笑い度は少なかったけど、満足です。
ちょっとおもしろいカンフー映画、というスタンスで見るべき。

アダデミー賞のゆくえ

2005-02-06 00:25:13 | 映画
そろそろ第1回アダデミー賞の準備をしないと発表日に間に合わないような気がするのですが、
ひとつひとつレビューするのがめんどくなり。。。

①主演賞、②助演賞、③作品賞、④音楽賞、⑤美術賞、⑥特殊効果賞を発表する予定です。
候補作を紹介したいところですが、なにぶんノミネート作品が少ないので、
だいたい決まっちゃっております。

ということで、アダデミー賞発表日にいきなり発表!
それまでしばらくお待ち下さい