60~90年代名作漫画(昭和漫画主体・ごくタマに新しい漫画)の紹介と感想。懐古・郷愁。自史。映画・小説・ポピュラー音楽。
Kenの漫画読み日記。
「鉄人28号」
ほか弁のかつ重と天丼をふたついっぺんに食べて、お腹が苦しいken‐mortimaです。皆さん、お元気ですか。食べ過ぎに注意してくださいね。近所のCD販売店に注文して取り寄せたIAmSamのサウンドトラック盤を、今パソコンに取り込んでます。う~ん、良いですね、ニールフィンとリアムフィンのTwoOfUs。最高です。僕はこのアルバムが、映画IAmSamが劇場公開された時の、TV宣伝の絵のバックに流れていたこのTwoOfUsを聞いた時から欲しかったのですが、二年越しにやっと手に入れました。最初からレンタルCDして、テープにでも録音して済ませるつもりでしたが、何処のレンタル店でも見つからず、といっても二件しか当たってませんが、何度訪れても入荷されていなかったものだから、とうとう聞かず終いでしたが、TV放送されたIAmSamの映画見て、いろいろなシーンのバックに流れるBeatlesの名曲のカバーを聴いて、俄然欲しくなりましたが、今度は何処のCD販売店にも在庫なし。で、注文して買いました。良いですねえ、かって知ってる名曲の数々のニューアレンジ曲。けっこうオリジナルに忠実なアレンジで新しいヴォーカル。最高です。でも知っているアーティストはシェリルクロウくらいです。かっての70年代80年代のポピュラーファンだった僕ですが、駄目ですね。シェリルクロウのMotherNature`sSonもなかなか良い曲に仕上がっています。このアルバム最高です。うん。
あれ?TwoOfUsは二曲あるんだ!こっちがTV宣伝で使われていた方だ。エイミーマン&マイケルベンの方のTwoOfUs。
普通はここで、見た映画の事、なんだかんだとだらだら書き込むのですが、こういう感動名作は僕の守備範囲ではないので、映画の感想文みたいのは、映画「IAmSam」に関しては書きません。僕の専門分野は何といっても、顔が崩れて身体の肉が腐り、恐怖の叫び声を上げながら、人間達を手足からバリバリ食べまくる怪物が、画面狭しと暴れまくるような、身の毛もよだつ、吐き気もよおす、夢でうなされるような、そんな映画の感想です。そういうのが僕の専門。
という訳で、いつもどおりに漫画とは全然関係ない事柄から入りまして、本来ならここから駄洒落とかでムリムリ紹介漫画につなぐのですが、今回は前回の続きで行きたいと思うので、またも横山光輝先生ですが、「宇宙船レッドシャーク」はまだ第二巻読んでないし、まあだいたい「レッドシャーク」のお話の外郭は紹介したので、前回文冒頭から触れました、マイフェバリット作品、ビューンと飛んでく「鉄人28号」。いやあ~、もう最ノスタルジー漫画と言っても過言ではないのが、「鉄人28号」と老いも若きもご存知「鉄腕アトム」ですな。どちらも僕の幼年時代の、少年雑誌の王者「少年」の看板漫画でした。僕は漫画ではもうこの「鉄人28号」が当時一番魅せられた作品だと思います。前回の文で、僕は主人公が超人の物語に憧れた、と書きましたが、確かに子供時代の僕は、その時代のTV実写のスーパーヒーローや漫画の中の超人探偵達に自分が成りたい!と憧れましたが、何故か一番好きになって続きが最も気になり続けた漫画が、巨大ロボットプロレスバトル漫画の草分け、「鉄人28号」でした。「鉄腕アトム」も好きでしたが、幼年期のあんまし頭のイイ子供でもなかった僕には、多分「アトム」の方は少し難しかった。まだ「鉄人」の方がお話が単純だったのだと思います。万能にも見える強力ロボ鉄人を操る少年探偵、金田正太郎にも憧れていたのでしょうね。少年期の低年齢時代、僕は毎日、鉛筆描きなぐり漫画を描いていたにもかかわらず、あの頃なりたかった職業は探偵でした。ホント頭の悪いガキでしたね。
昨年でしたか新作のアニメ「鉄人28号」が、毎週一回深夜の放送でやってましたよね。ツークールくらい放送されてたんでしょうか。半年くらいは。僕も深夜時々見た事があります。僕のマイフェバリットは昔の紙印刷の漫画「鉄人」の方ですから、アニメの方には深夜放送を録画してまでもという程の興味は持ちませんでした。80年代の終わりか90年代の初めくらいにアニメ放送で「鉄人28号FX」というのがやってましたよね。あれも僕の中の「鉄人」とは全く違うので、見てはいませんでした。僕には、60年代モノクロアニメよりも、やっぱり「鉄人」は毎月6日発売の雑誌「少年」の巻頭カラーを飾るSF探偵漫画「鉄人28号」の方です。これが最ノスタルジー、トップマイフェバリット。
漫画の新作も、アニメ放映と同時期に描かれていますね。勿論、横山先生の作画ではありません。コミックスで二巻出ていた。新作アニメと同時期に雑誌連載されて、コミックス化されたのでしょう。漫画家は今の若い方でしょう。最初の横山オリジナル鉄人原本に比べて、新作アニメは大幅にはしょっています。だいたい大まかなアウトラインは原本に近いけれども、全体的に雰囲気が暗くて、いきなり初めの方から不乱拳博士と怪ロボット、ブラックオックスが登場する。お話も、ストーリーの流れや話の展開重視ではなくて、 何だか抒情面を大事にしていて、だから暗いんだけれども、登場人物の心理描写みたいなのに細かくこだわっている感じ。原本がもっと単純にスピーディーにストーリーが進んで行くのに対して、登場人物の情緒描写が重たい。対比的に無機質な鋼鉄の巨大機械を際立たせる為なのか。オリジナルでは不乱拳博士は、連載が始まって4、5年してから出てくるんだよね。この新作アニメは「鉄人28号」ではない。少なくとも、僕らが子供の頃、熱狂したあの「鉄人28号」とは違う。
確か、実写映画も作られるんじゃなかったっけか。もう出来たのかな。公開はまだですよね?映画版。どうだろう?僕はこの情報はあまりよく知らない。もう劇場公開終わってたりして(?)。
マイフェバリット「鉄人28号」については、まだまだ沢山書きたい事があります。一応ここで一回、閉めようかな。次回に続く事にして。第二回目へと続きますよ、で。という訳でこれも長くなって来たのが、まだまだ長くなりそうなので、第一部が終わり、第二部へと続く形式にしよう。待たれよ、次回。って、誰も待ってねえって。だいたいこんな毎回ぐじゃぐじゃ長々とやたら饒舌的に何だかんだとぶちこんでとにかく長くて読みづらいもの、読んでる人なんて、居ねえって。うわ~ん、悲しい。落ち込むよう~。けれども、次回に続くのら。みんな、待っててねーッ。誰も待ってねえって。
という訳で、次回をお楽しみに!いや、誰もこんなもの、楽しみにしてねえって。きりがない。誰も読んでくれなくとも、書くのは楽しい。だから、続く。楽しみに待っててね。
◆(2005-04/24)「鉄人28号」
◆(2005-05/13)続 「鉄人28号」
◆(2005-05/17)続・続 「鉄人28号」
◆(2006-11/07)漫画・・ 「鉄人28号」 デラックス