ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

仕事の切れめは、都会との縁の切れめか?

2008-03-23 09:11:19 | 犬たち
日本中が人口減少に悩んでいる中、東京圏だけはしっかり人口増なのです。
それは今に始まったことではなく、東京はたえず日本各地からの人口流入の歴史を繰り返してきました。私が就職のため上京したのは昭和40年(1965年)。その時代は高度成長まっさかりの時代で、全国から働き手が東京などの大都会に集中しました。日本の産業構造が農業を中心とした地方分散型産業から、付加価値産業を中心とした都市型国家へ大きく舵をきった時代でもあり、私たち地方出身者は必死に働くことで、なんとか東京圏に留まることができ、住居を持てるようになりました。
その居住パターンは働く場所は都心、住む場所は郊外といった「ドーナツ化現象」となり、満員の通勤電車で通う日々でした。

しかし最近の居住パターンはちょっと違うようです。東京流入者は郊外ではなく都心に住み着く傾向にあります。高層マンションが居住先となったのです。
久しぶりに東京に出てみると、高層マンションの多さにびっくりしますが。都心の地価の下落や建物の規制緩和、それに建築技法の高度化により、横への広がりのドーナツ化から、縦への伸びの垂直膨張化へと変化してきているのです。

東京圏への人口集中の理由は、経済の一極集中化、分かりやすくいえば職場が東京に集中しているからに他なりません。となれば私のような定年退職者は、金の切れ目は縁の切れ目、仕事がなくなれば何も都会の隅のゴミゴミしたところにフジツボのようにしがみついている理由はないのです。
自然いっぱいの田舎のほうがよほど似合っているかも知れません。東京集中の解消、地域の過疎化への対応にも、多少なりとも緩和に貢献するかもしれません。

そうなのです。わが夫婦の最大の関心ごとといいますか共通の話題は移住先の話。
とはいえ本気度は妻10%・私5%、90%以上は絵空事を楽しんでいるに過ぎませんが、それが結構楽しいのです。ちょっとしたドライブでも「あのあたりがいいな~」とか「ここだったら街までほどよい距離だし・・・」と捜しまわり型ドライブが、ぼんやり型ドライブよりリアリティがあるだけずっと楽しいこの頃です。
それにしても、目の前に海を臨む絶景があり、山に囲まれ、近くにゆったりと川が流れ、それでいて交通の便がよく、都心にも近く、そして寂しいとはいえないほど近隣に住民もいて、その人も知的で親切で・・・その上びっくりするほど安い・・・そんな所ないかな~(ないだろうな~)



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