絵は描き終えたらそれでおしまいではありません。
その次にとても重要な作業をしなければなりません。それはその絵を人に観せることです。
観せることで飛躍的に絵が上達することもあるのです。なぜなら絵は創る人と、それを観る人、発信者と受信者の二者がいて初めて成立するものだからです。
私がデザイナーとして広告制作していた若かりし頃の話です。
広告制作の最もホットな仕事といえばなんといっても新聞広告、それも朝日や読売の1ページ広告でした。なぜなら読売新聞の発行部数は1000万部ですから、1000万世帯の方が観るわけで、新人がいきなりメジャーの舞台に踊り出ることとなるからです。
だから肩に力が入り、唇が乾く緊張の中、必死に仕事に取り組むこととなります。
脳から雑巾を絞るようにアイデアを出し、必死でクライアントを説得し、何度も何度もデザインをやり直し、それこそ原稿に穴があくほど見つめ続け、そしてようやく新聞社に原稿を渡し終えて作業が終了します。
ほどなくしたある朝眠むけまなこで新聞を広げれば、なんと自分の作った広告が載っているではないですか!そのとき全身に100万ボルトの電流が走りました。
なんと!あれだけこだわりにこだわった部分は取るに足らぬどうでもよい要素でしかなかったのです。
それ以上に読者視点からみれば欠点、それも致命的な欠点をあちこちに発見したのです。
そうです!これまで制作者=発信者だったのが読者=受信者に変わったとたん、情けないほどの自己能力の未熟さを発見することとなりました。
そのような痛い経験が次への飛躍となったような気がします。
絵は創る人と観る人・発信者と受信者の二者がいて初めて成立するわけですから、その出会いの場所=メディアを何にするかを決めることはとても重要です。
私はこれまで4回個展を開きました。それも画家に成り立てのころに集中しています。
それから学んだ結論は、個展や展覧会はもう古い!時代遅れ!と感じました。
①個展や会派の展覧会なんて他の画家と同じ方法だ!→②へ
②同じことをやっていては60歳過ぎの後発者には不利だ!→③へ
③目新しく、かつ今後発展するメディアでなくちゃ!→④へ
④そうだ!インターネットがこれからのメディアだ~!
というわけで、コンピータなんてジンマシンが出るくらい苦手な私は、美人先生にパソコンを習い(美人でなかったらたぶん無理だったかも・・・)、何とか「主張する犬・猫たち」というHPを開設しました。
私がインターネットで作品を発表しているので、コンピータが大好きと思われていますが、今でも苦手で好きになれたとはいえませんが、最適のメディアだとますます確信するようになりました。
おかげさまで苦節5年、ありがたいことに毎日数百名のレギュラーの方がご覧いただくまでになりました。そのように観る立場に立つみなさんの存在が私の最大の励みなのです。
もし絵を描き始めるとしたら、観せるといっても家族や知人に観せることから始まって、玄関や居間に額装すること、絵手紙として出すこと、展覧会・インターネットといろいろありますが、どんな方法でもあなたの描いた絵を勇気を持って他人に観せましょう。
絵は創る人と観る人の二者がいて初めて成立するわけですから、観せることで自己の長所や短所だけでなく、目標や方向が見えてきますよ。
その次にとても重要な作業をしなければなりません。それはその絵を人に観せることです。
観せることで飛躍的に絵が上達することもあるのです。なぜなら絵は創る人と、それを観る人、発信者と受信者の二者がいて初めて成立するものだからです。
私がデザイナーとして広告制作していた若かりし頃の話です。
広告制作の最もホットな仕事といえばなんといっても新聞広告、それも朝日や読売の1ページ広告でした。なぜなら読売新聞の発行部数は1000万部ですから、1000万世帯の方が観るわけで、新人がいきなりメジャーの舞台に踊り出ることとなるからです。
だから肩に力が入り、唇が乾く緊張の中、必死に仕事に取り組むこととなります。
脳から雑巾を絞るようにアイデアを出し、必死でクライアントを説得し、何度も何度もデザインをやり直し、それこそ原稿に穴があくほど見つめ続け、そしてようやく新聞社に原稿を渡し終えて作業が終了します。
ほどなくしたある朝眠むけまなこで新聞を広げれば、なんと自分の作った広告が載っているではないですか!そのとき全身に100万ボルトの電流が走りました。
なんと!あれだけこだわりにこだわった部分は取るに足らぬどうでもよい要素でしかなかったのです。
それ以上に読者視点からみれば欠点、それも致命的な欠点をあちこちに発見したのです。
そうです!これまで制作者=発信者だったのが読者=受信者に変わったとたん、情けないほどの自己能力の未熟さを発見することとなりました。
そのような痛い経験が次への飛躍となったような気がします。
絵は創る人と観る人・発信者と受信者の二者がいて初めて成立するわけですから、その出会いの場所=メディアを何にするかを決めることはとても重要です。
私はこれまで4回個展を開きました。それも画家に成り立てのころに集中しています。
それから学んだ結論は、個展や展覧会はもう古い!時代遅れ!と感じました。
①個展や会派の展覧会なんて他の画家と同じ方法だ!→②へ
②同じことをやっていては60歳過ぎの後発者には不利だ!→③へ
③目新しく、かつ今後発展するメディアでなくちゃ!→④へ
④そうだ!インターネットがこれからのメディアだ~!
というわけで、コンピータなんてジンマシンが出るくらい苦手な私は、美人先生にパソコンを習い(美人でなかったらたぶん無理だったかも・・・)、何とか「主張する犬・猫たち」というHPを開設しました。
私がインターネットで作品を発表しているので、コンピータが大好きと思われていますが、今でも苦手で好きになれたとはいえませんが、最適のメディアだとますます確信するようになりました。
おかげさまで苦節5年、ありがたいことに毎日数百名のレギュラーの方がご覧いただくまでになりました。そのように観る立場に立つみなさんの存在が私の最大の励みなのです。
もし絵を描き始めるとしたら、観せるといっても家族や知人に観せることから始まって、玄関や居間に額装すること、絵手紙として出すこと、展覧会・インターネットといろいろありますが、どんな方法でもあなたの描いた絵を勇気を持って他人に観せましょう。
絵は創る人と観る人の二者がいて初めて成立するわけですから、観せることで自己の長所や短所だけでなく、目標や方向が見えてきますよ。
トレース水彩画を見て目からウロコの思いです
もっと自由に絵を描く事を楽しむ、それがすばらしいですね
丁寧に記事をアップしてくださっていて、とても参考になります
ありがとうございます
絵を描き続けるコツは上手に描け、描けば描くほど上達することです。
それを前提に開発したのがトレース水彩画のつもりですから、楽しみながら描いてください。