-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

#0076 前回の『おまけ』の続き!の巻

2015年07月12日 | 日記

前回、「おまけ」情報を書いていたら、

写真をあれ以上載せられなくなってしまって、えらく中途半端な状態になったので、

今回はその続き。  さっそく始めましょう。

 

 

左 : シリーズ#38 ¥12,000

中 : シリーズ#38 ¥16,000

右 : シリーズ#38 ¥17,000

 

 

いちばん左  : シリーズ#39 ¥20,000

左から2番目 : シリーズ#39 ¥17,000

右から2番目 : シリーズ#39 ¥20,000

いちばん右  : シリーズ#39 ¥29,000 (程度極上です!)

 

 

左 : パーフェクション ¥35,000

中 : パーフェクション ¥32,000

右 : パーフェクション ¥36,000

 

次の写真は、入荷したばかりのメンテナンス待ちストーブたちです。

 

左 : シリーズ#37 価格未定

中 : POD 価格未定

右 : 西ドイツ製アラジン #15と同時代と思います 価格未定  

    ※西ドイツ製はめったにお目にかかれない希少性の高い一台です

 

 

最後に、 こんなのもありますの一枚。

 

左 : 東芝製ストーブ  

中 : BLUE FIRE  ※あの「暮しの手帳」編集長 花森安冶氏を怒らせたアラジンのコピーストーブ

右 : POD  ※サビサビでひどい状態です。 どこまで復活させられるか、楽しみな一台 

 

以上が全ての在庫のご紹介です。  

集合写真に写っていたニッセンは、川越・川島町のカフェ「チムニー」さんから

お預かりしているメンテナンス待ちストーブです。 

売り物ではありませんので悪しからず。

 

 


シーズンオフのメンテナンス(前回の続き)+おまけ情報の巻

2015年07月12日 | 日記

前回のシーズンオフメンテナンスの記述の中で「芯外筒」と書いて、

汚れの状態も見てもらうためにアップの写真も載せましたが、

よくよく考えると、部品の名前なんて知ってる人のほうが少ない訳で、

アップの写真だけでは、どの部品だか分からない人もたくさんいるだろうと反省しきり。

 

 

というわけで、今回は「芯外筒」とはこれです!という写真からスタート。

 

これならば分かっていただけるだろうと。

そして、前回のブログでは、1シーズン分の汚れの状態を敢えてお見せしたのですが、

その汚れを “ボンスター” だけで磨いたのが、次の写真。

 

数ヶ月前の汚れならば、本当に “ボンスター” だけで落ちるんです。

 

きれいな状態で次のシーズン使い始めるのと、前回の写真のような状態で使い始めるのと、

どっちが気分いいかは、書くまでも無いと思うんですが。

 

アラジンは、少しの手間をかけてあげると、

末永く、もしかしたら一生付き合える素晴らしいストーブですから、大事にしてあげてください。

 

 

さて、今日はおまけ付き。

 

熱中症がどうした、台風が来たの来ないのと言っているこのクソ暑い季節に、

今現在のストーブの在庫状況をお知らせします。

 

今はこれだけありますという、手の内を明かしてしまうこの情報。

広島で愚息がお世話になっている方からのご要望です。

 

前置きはこのぐらいにして、まずはご覧ください。

最初の一枚は集合写真です。

 

この写真を撮っているときに、お向かいのご主人がちょうど出てきて、

「いやいや暑そうだねぇ」と半ば呆れて出かけて行きました。

ここに写っている以外に、売り物ではない東京のY様よりお預かりしている#32と我が家の#39も。

 

さて、それでは細かく見ていきましょう。

 

左 : 西ドイツ製のアラジン (メンテナンス前 価格未定) ※あとでもう一度出てきます

中 : IR ¥32,000

右 : シリーズ#15 ¥31,000

 

 

左 : シリーズ#37 価格未定

中 : シリーズ#37 ¥35,000

右 : シリーズ#37 ¥20,000

 

在庫のストーブたちを一度にお見せしようとしたのですが、

なぜだかこれ以上、写真を受け付けてくれなくなってしまいました。

ご面倒をおかけしますが、この続きは次のブログ 『おまけの続き!』 をご覧ください。

 


シーズンオフにどんなメンテナンスしておけばいい?の巻

2015年07月05日 | 日記

梅雨の間は、少し冷え込む日があるかもしれないから、

ストーブのメンテナンスは梅雨明けにやろうという方も。

 

さて、その梅雨明けに、いざ取り掛かろうとすると、

いったいどこまでやるかで、しばし悩む方も多いのでは。

 

本格的に、バラバラに分解して、一つ一つのパーツを磨くなんてちょっと気が重いなぁ、

という方に、今日はこれだけはやっておいたほうがいいですよ、というポイントをご紹介。

 

まず、残りの灯油。

これは、いつも灯油を入れる操作の反対(ストーブからポリタンクへ灯油を入れる)をして、

タンクを空にします。

いつものシュポシュポ(ウチでは灯油を入れるポンプのことをそう呼んでます)では、

全部は吸いきれず、どうしてもタンクに少し灯油が残ります。

でもそれは気にしなくて構いません。 あんまり神経質にならなくても大丈夫。

ポリタンクに戻した灯油は、次のシーズンにまた使おうなんて考えないで、

お近くのガソリンスタンドに持っていって、廃棄してもらいましょう。

ひと夏越した灯油は、変質していることが多く、次の冬に燃やすと異臭の原因に。

 

次に全体のホコリ汚れ。

まずは屋外に持ち出して、思いっきり “ フーッ ” と吹き飛ばしてください。

ほとんどのホコリはこれで飛んでいきます。

大きなホコリが無くなったら次は細かい部分。 使わなくなった歯ブラシを用意してください。

吹き飛ばせなかった部分を歯ブラシでゴシゴシ。

結構取れます。

 

#39をお使いの方は、対震消化装置を覆っているカバーを外して、

黒やら黄色やらのパーツが組み込んである部分やその隙間も歯ブラシでこすってみてください。

ここって結構、ホコリが溜まっているんです。

 

最後にちょっと手間のかかる部分のお手入れ。

「芯外筒」と呼ばれている部品の汚れを落とします。

芯外筒とはこれ。

 

芯の交換をするときに取り外す、下半分に穴がポツポツといっぱい開いている筒状の部品です。

ネジ込んであるだけなので、よっぽど放ったらかしてない限り、回せば外れます。

 

写真は我が家のアラジンの芯外筒の汚れ。

これで、ちょうど1シーズン分の汚れです。

この汚れ、何年も放っておくとガチガチにこびりついて、落とすのに本当に苦労します。

だから毎年こまめに汚れ落とし。

 

台所で使うスポンジの緑色のちょっと硬い面(タワシ状?)でこすってみてください。

うまくいけば、このスポンジだけで落ちるのですが、

もし落ちきらない場合は、これも台所で使う “ ボンスター ” でやってみてください。

洗剤はいりません。

ボンスターはケッコウ優等生。

この汚れ落としは、ちょっと時間をかけてユックリゆっくり。

 

どうしても落ちないときは、マイナスドライバーでこそぎとる方法も。

この方法は外筒に傷をつけないように慎重に。

 

お手入れもここまで来れば大詰め。

 

最後に中の炎が見えるように窓が付いている筒(チムニーといいます。「煙突」の意味)の

回りをよく拭いてください。

このチムニー、よくよく見るとうっすらと筋上の模様が出ているのが見えます。

 

 

理由は良く分かりませんが、この筋上の模様が、放っておくと錆に変わり、ひどくなるとこすっても取れなくなります。

早いうちなら雑巾で拭くだけで、筋模様は綺麗に消えてくれますから、面倒くさがらずにやっておきましょう。

 

さて、簡単メンテナンスはこれでおしまい。

 

最後の最後に、全体を雑巾で拭いた後、

綺麗にした芯外筒にすっぽりと覆うようにビニール袋をかぶせて、

ちょっと大き目の輪ゴムか、紐を使って外筒の一番上のひさしの様になっている部分の下を

キュッと締めます。

(私は、ビニール袋の代わりに大きいサイズのサランラップでやってます)

 

これだけで、次のシーズンに気持ちよく使い始められるんです。

1時間ちょっとで終わりますから、お休みの日などに是非お試しください。