絵画との出会いから

絵を始めた動機、作品の思い出、絵の仲間との出会い、支えてくれた家族との思いなどを、絵画作品とともに記録するブログです。

模写の重要性ー「第68回立軌展」を観て

2015-10-24 22:09:55 | 日記
上野の東京都美術館で行なわれていた第68回「立軌展」(りゅうきてん)を
観に行った。
この展覧会は昔から非常に関心が深く、好きな画家が多いのでいつも観に行く
展覧会である。
孤高の考え方の絵画団体で公募展ではないのが私の好みである。
ただ、年々会員が少なくなってきて、作品も少ないのが気になりました。
今回印象に残った作品を2、3「はがき」で購入したので転載させていただくことにいたします。

五百住乙人「膝をかかえる」      田屋幸男「聴音のひととき」     
   
栗原一郎 「エレジー1」

会員の中でも赤堀尚、五百住乙人、大庭英治画伯のファンであるが、このなかの
五百住乙人(いおずみおつと)さんの絵が好きで画集も直接申し込んで購入した。
五百住画伯のいつも優しい視線のモチーフと画面のマチエールが大好きで模写を
させていただきました。一度観ていただきたく画伯にお電話してマチエールの描き方を教えて欲しいとお電話をしたこともありましたが、お体の調子が悪くそれまでになりました。

その作品を掲載してみます。
五百住乙人「子供と鳩」(画集からコピー)         私の模写
 
(注:画面の明るさはカメラの設定の違いによりますので本画と違います)
有名な画家の皆さんが、古典画や好きな画家の模写をして、技法やマチエールを
学ぶそうですが、模写の重要性はやってみてよく分かります。
そうかと言って1、2枚の模写で終わっていたのでは目的を達成しないこともよく分かりました。

人物画では尊敬し天才といわれる小磯良平画伯の模写をしたことがありますが、
今後も続けてみようと思っています。

小磯良平「裁縫する女」(画集からコピー)    私の模写       
 
(注:画面の明るさはカメラの設定の違いですので本画と違います)

尊敬する好きな画家の模写の必要性を再認識したので記載しました。