今日は皆既日食が観測できるというので、午前10時40分ごろから外に出ていました。
辺りが暗くなってきたと思ったら、それと同時に気温が下がって涼しくなりました。日没とは違う薄暗さに気分が高揚してくる私たち。
いよいよです。さあ、観測!
ところが、社内で日食観測用のメガネを入手した人がいなかったので、太陽を見ることができません。
仕方がないので、その代わりにパンチで穴を開けた紙を用意し、白紙を地面に置いて太陽の光を当ててみました。
それがこの写真です。
パンチ穴が三日月形になっているのがおわかりでしょうか?
福岡では約89%の部分日食が観測できたようです。この写真は、太陽が戻りかけの頃に写したので「分厚い三日月」になっていますが、もう少し早い時間に写せていれば綺麗な三日月形だったと思います。
専用メガネがあったら、さぞや見ごたえがあったでしょう。
TVで、「はじめて皆既日食を見たときは号泣しました」と言うのを聞いたときは理解できませんでしたが、今は少しわかります。バカにしてごめんなさい。
「自然ってほんと不思議だね」
「いいもの見たね」
などと語りあい、通常業務へと戻っていきました。