大騒ぎ

我が家のアイドル、猫の姫さま。
毎日一緒に寝ている彼女が、ここのところちょっと様子が変だった。
撫でてると、腰のあたりに違和感がある感じ。
でも、食欲もあるし、普通に動けているし・・・と様子を見ていた。
で、おとといの夜。
さぁ寝ようか、と電気を消し、布団の上にいた姫さまを一度抱き上げ、体制を整えるまで腹の上に・・・と乗せた途端、なんか、ワタクシのお腹の上が急激にあったかく、濡れた感触が広がった。
「え・・・？」と思い、最初はおしっこでもしたのかと思ったけど、姫さまはそんなそそうをしたことはない。
電気消したから真っ暗でなにも見えないし、携帯開いて見てもよくわからない。
で、起きて、電気つけてみた。
ら。
ワタクシのパジャマとガウンに広がる、濃いミルクティー色の、何か。
姫さまの下半身も濡れている。
慌てて応急処置をし、姫さまを連れてお風呂場へ急行。
とりあえず濡れタオルで拭いて、何がどこから出てるのか見ようとするのに、姫さまは痛がって見せてくれない。
やっと見たら・・・なんか、腫れてる？ え、でもよくわからん。
ってくらいな感じ。
でも、尻尾の付け根の上あたりから、まだ、液体が出てる・・・これ、膿か？
どうやら、知らない間にけがをして、それが化膿してるらしいと判断。
私の部屋はエアコンだけで、濡れた姫さまには寒いかも・・と、居間のストーブをつけ、姫さまの寝床をつくり、とりあえず、私の部屋の掃除をし、着替えて姫さまのもとへ。
一晩中、撫でて、慰めて、ときどきうつらうつら・・・してる間に、朝。
とりあえず、会社には遅刻する旨を伝えて、姫さまをつれて病院へ。
どうやら、ものすごくたくさん膿が溜ってたらしく、先生が絞っても絞っても膿が出てくるし、姫さまは辛くて痛くて暴れるし、声聞いてるこっちも辛いし・・・。
傷自体は、5mm程度の、本当に小さい傷だった。
「このまま放置してたら、皮膚が腐って全部ずるむけてた」
って言われた。
「でも、今の段階で処置で来たから大丈夫」
だって。
気付いて良かったよぉぉぉぉ。
うちの姫さま、ビジュアルだけがウリなのに。
尊大で、我儘で、自分勝手で、でもミテクレは最上級・・・という、最強最高に素敵な猫様なのに。
ものすごく、ホッとした。
ぐったりして、姫さまとともに帰宅。
午後から出社。
溜ったお仕事を一気に片付ける。


・・・もう、眠い。
昨日、疲れきって早く寝ようと思いつつ、結局編集やダビングでいつも通りの時間になっちゃったし。
眠い・・・。
今すぐ、おうちにかえって寝たいよ。


でも、姫さまの世話を必死でしながら、これが弟だったらここまで必死にやってないな、と思ったり。