CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

約束のカナダ行き

2011年04月13日 | 少し前のチェンソーアート関連
4月4日~13日まで、カナディアン・カーヴ・パルーザ(プラーザかな?)というコンペではないイベントによばれていた。こんな時期なので散々迷ったが、仕事なので出張することにした。その分、日本の現状を伝え、寄付金などを募ることになった。
カナダと言ってもオンタリオ州トロント空港まで行き、そこからUSA側に戻った所で、以前仕事をしていたミシガン州・ニューヨーク州のすぐそばである。
       
写真はメインカービングの「龍」、あとはクイックカービング(1時間)のもの。
「龍」はシルバーメープルだと言うことだったが、後で材木業の方に聞いたらSPALTED HARD MAPLEだと言われた。どうも硬かったはずだ。そして5本ほどネル(釘・木ビス)が出てきて、刃はボロボロ。しかもたいへん寒く、自分の作品にはテント無し。雨と雪とみぞれ交じりの泥でも苦戦。久しぶりに荒修行になった。

このイベントはチェンソーカーバーのレベルアップと交流を目的に、技術を教え合ったりするもので、コンペの競技性を取り去って、その分講習をプラスしたようなもの。できた作品はオークションで販売され、75%がカーバーものもとなる。飛行機代は自分持ちで、参加費も1万円程度かかる。(滞在費・食費など)今後、日本から参加するカーバ-を増やしても良いかと思う。
ただし、日本語は一切通じないので注意!!



コンペではないのだが、カーバーズチョイス2011(カーバー同士で選ぶ人気投票)をいただいた。写真の手作りトロフィーなのだが、かえりの空港で没収されてしまった。
理由は「虫がでるかもしれない」、「硬くて重いので持ち込み不可(武器になる可能性)」、「塗料が乾ききっておらず、シンナー臭がする」など。せっかくの記念品であり、主催者のロビンさんが心を込めて作ってくれたものなのだが・・・・。

また、今回は主催者のロビン夫婦、私をフォローしていただいた彫刻家の高田カツさん(日系カナダ人)ご夫婦、ホストファミリーのピーター家の方々にたいへん御世話になりました。

そして、私の尊敬するニール・コックスさん(彫刻家)にもお会いでき、たいへん充実した内容でした。

寄付金は私の作品ハガキとチェンソーアート・ジャパンのTシャツを販売し、その全額を寄付することにしました。それにプラスして募金箱を設置していただいた。この寄附金は全て行政を通し、災害地に寄附するか、または現地で動かれているボランティア団体の活動金として寄附するかを早急に決めます。

旅の内容の詳しくは龍神チェンソーカービング倶楽部の練習会などでお話しします。よかったらどうぞ!!

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