とても驚いた事が・・・今週は立て続けに発生しました。
依頼者が包括を尋ねてから・・・約1ケ月も経過した状態で私が勤務する居宅事務所に支援依頼が持ち込まれる。
そういうケースは多々見られておりましたが。
地域包括という場所は、介護に困った方が相談される窓口です。
今回のケース・・・・(今はこちらも立て込んでいるので来週の対応でよければとの事で受けたケース)
でも、送られてきたFAXには、「本日中にお電話をしてください」との記載???
さらに・・・内容を読んでみれば・・・・「癌」の文字。これ重篤じゃあないの?と直感が・・・
さらにさらに、初回面談から・・・1ケ月以上も経過してます。
介護保険の認定調査も止まったままのご様子で・・・???
「いったいどういう事?」という疑問符の元、依頼者のご自宅にお電話することに・・・(たまった仕事はあとまわし・・・)
急を要しそうなので・・・明日一番にお伺いさせて頂きますとアポをとり、翌朝、面談することに。
訪問して「やっぱり」という印象。
初回ですし・・・具合がよろしくないというご主人は今まだ寝ておられるという事なので・・・
(まあ「癌」という記載もあった事ですので・・・まずはご本人がどの程度の状態なのかを確認する前にご家族からアセスメントをすることに)
現在の状態やら、病歴やら、家族構成や緊急連絡先等をひととおり聞き終わり。
認定調査がとまっている原因も・・・ああこれかと、
まずは受診しましょうと。
介護保険を使うにしても・・・医師からの依頼がないと・・・自宅での介護に訪問看護もはいれませんしと受診の了解を得て。
前回受診した総合病院に緊急性を伝え受診打診・・・そして、起き上がれない状態との事でしたので・・寝台タクシーの空確認。
病院からの受診連絡を待つ間に・・ご主人の様子を確認させてくださいねと、
寝ているご主人のところにご家族と・・・声かけしても反応はありません。
「・・・うん?」 息してませんよ。
「え・・・脈もない・・・?」
「は・・・・」
「すぐ、救急車を呼んでください」と救急依頼。
救急車が到着するまでの間・・・
やっぱり・・・心臓マッサージでしょと。
はい。。。到着までの間・・・心臓マッサージは行いましたが・・・(すでにお亡くなりなってますよ)
救急隊が到着し・・・ADEで心拍確認。「お亡くなりになっています」
となれば・・・はい。当然に・・・警察です。
救急から警察が到着し・・・それから検察・・・という流れです。
こういうの・・ケアマネでは「当たり」というのかもしれません。
初めての場所に行き、初めて遭遇する場面。
意外にも冷静な自分がいたことに自分でも驚きですが・・・
アセスメントで病歴を聞いておりましたてので・・・死因の病名はなんとく「たぶん〇〇だよね」と理解。
お母様には「娘さんが帰省されているときでよかったですね。」
「お父さんの安心されたのですよ。お母さんを支えてあげてくださいね」と娘さんに言葉をかけその場を失礼しましたが。
後から・・・こみあげてくる思いは。
なぜ、1ケ月以上前に包括に相談されに来た際・・・「近くの内科医を受診してみなさい。」
「もし介護認定が出ても、自宅で看病するなら総合病院ではなく
近くの町医者・・・往診をしてくださいるお医者さんが必要だから」とアドバイスをしてなかったのか。
1ケ月以上前の時点で町医者に受診していれば・・・
たぶん、その時点で内科医から総合病院に救急搬送され適切な処置ができていたと感じます。
まったく、近くの主治医がいないと・・・往診もすぐ依頼できない。
まして、この時期総合業員のドクターも転勤・転勤で・・・主治医不在でした。
やはり町医者です。みなさん、自宅近くで主治医をもちましょうね。
ということで・・・頼りになるはずの地域包括が頼りにならないというお話でした。
まあ、すべての包括がこうだとは言いませんが・・・
何となく、感覚がマヒしてきて・・・支援しているという感覚もなくなっているのでしょうか。
腹立たしいという一幕でした。