日本の古きよき時代をこの夕焼け小焼けという童謡がすべてを物語っています。
夕焼小焼
作詞 中村雨紅
作曲 草川 信
夕焼小焼で 日が暮れて
山のお寺の 鐘が鳴る
お手てつないで 皆帰ろう
からすと一緒に帰りましょう
子供が帰った 後からは
円い大きな お月様
小鳥が夢を 見る頃は
空にはきらきら 金の星
皆さん、日本人であれば必ず一度はこの童謡を歌ったことがあると思います。
お互いに助け合い、励ましあいながら一緒に遊んだ昭和の時代、しかし、いつからだろうか、日本人がこの童謡を忘れてしまったのは。
時代は変わり、詐欺、横領などが増大し、挙句に人殺しか。子が親を殺し、親が子を殺す、まるで人を人とも思わない殺伐した時代、誰だろう、こんな身勝手な個人主義がまかり通る社会を造ったのは。
自由・個性が大切だともてはやし、挙句に子供たちに耐えることすら教えず、「ゆとり教育」として甘やかした末、試練や困難に立ち向かい乗り越えることも出来ず、我慢をすることすら出来ない子供たちが、自暴自棄となり自分の意見が通らないと暴れ狂い、それを見かねた親が逆に子に擦り寄る始末だ。
その原因は現実の競争から目をそらし競争社会を否定することで、「結果平等」という不公平な教育を押し付けたからだ。
人間社会は公正であるべきです。しかし公平と公正は違う。マルクスですら「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて」と説いた。
人間の社会はヨコ並びではなくタテ並びだ。そうでなければ能力あるイチローやゴジラ松井に申しわけがない。
大きな目標を掲げ、彼らはメジャーに挑戦した。他人より優れた者になりたい、人の上にたちたい、そして壮絶な努力とすばらしい身体能力を開花させたことで彼らはトップに上り詰めた。
平等・個性・責任なき自由を叩き込まれ、現実の競争という壁に立ち向かえない免疫なき若者たち、すべてが戦後教育の犠牲者だ。
その子供たちが大人になった、そして現実をみた。平等でもない、ましてや、公平でもない社会を目のあたりして戸惑う若者たち、なんとかわいそうなことか。
勝者は敗者に対する気配りやいたわりの言葉すら知らず、恥ずべきことに誇らしげに胸を張る。敗者は孤立化し、自暴自棄の中で勝者に対してのみならず社会にも敵意を向ける。
「俺たちは悪くない、みんなが悪い、社会が悪い」そしてその心は敵意に、そして殺意へと向かう。
強いものがリーダーとならなければいけないタテの社会と違ってヨコ並びの社会はみんなが平等だ。リーダーなきヨコ並びの社会はすべてが対等でなければならない。当然、同じ立場で有るはずの人間関係にひずみがおこる。
先輩や後輩など知ったことか、気に食わない人間にはどす黒いほどの嫉妬が支配し、その結果が容姿や性格に対することまで誹謗中傷の対象になる、そしていじめの連鎖か。
日本はなんとむごい国になってしまったのか。だれだ!だれがしたのだ。
我々は親から無条件に「正しいことは理屈ぬきで正しい」「決まりを守れ」「恥さらしなことをするな」と教えられ、親に文句を言うなど問答無用であった。親そして先輩たちは生きる上で大きな支えとなり、また「手本」であった。
我々日本人はみんながともに歩む共同社会の一員として規範意識をしっかりと身につけてきたのだ。
ふるさと、郷土、なんとすばらしいところだろう。その地域共同社会の一員として安心・信頼をかてに信用を大切にし「人様に迷惑をかけない」と言った目に見えない契約の中で日本人が作り上げてきた、だからこそふるさとは私の宝物。
故郷は決して自然だけが豊かではないのだ、それよりも心が豊かなのだ。
我々日本人は「してはいけない事、してもいい事」を自分自らが判断し人間ととしてではなく、男としてそして女としてどうあるべきかを学んだ。
だからこそ、先輩などから学んだ道徳心が社会の安定と発展に大きく貢献したと言っていい。
しかし、戦後60数余年、残念なことに我々はその表向きの安定、安住にどっぷり浸かってきてしまったのではないのか。
節度と正義を約60年のあいだにすっかり忘れてしまった日本人、富と利益だけを追い求めてきた日本人、どうしたんだ。どうするつもりだこの祖国日本を。みんなの大切な日本ではなかったのか。なにをしてる、なにを考えているんだ、同胞よ、しっかりしろ。
俺は思う、今の時代、決して生活が貧しいのではない、心が貧しいのだ。
心が豊かではないのである。
皆さんは「安寧」と言う言葉を知っていますか。
国や社会が落ち着いていて乱れていないことを言います。つまり安寧とは穏やかに治まっており民に不安がなく秩序立っていることだ。
安寧なきこの時代に身勝手さを棚に上げて自由とだと叫ぶ馬鹿がいる。
自由にも限度があるのだ、どの時代においても秩序なき自由などあるはずがない。
今は無秩序そして無法社会か。
民主党が政権をとると予想される。本当に日本はどこに行ってしまうのか、総選挙か、安易な考えでいいのか日本の有権者。
我々の大切な祖国日本という国がどんどん消えていきそうだ。
そして自民党よ、60数余年もあいだ、臭いものに蓋をし、その場合わせの政治をやってきた付けが一挙に噴出したのだ。
自民党!全て、我が身で撒いた種だ。自業自得だ。ばか者。今こそ猛省すべきだ。日本の伝統、文化そして歴史を疎かにし、場当たり的に数合わせのために、支持母体がカルトと言われる邪教政党と「相々傘」とは一体何を考えてきたのだ。恥を知れ!この邪教政党は決して日本人のための政党ではない。
自民党よ、恥ずかしくないのか。綱領すら持ち合わせていない数合わせ互助会、左翼吹き溜まり集団である民主党に負けてしまえ。そして真の保守政党として自らの力で立ち上がって来い。
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