訳わからん このシャバは

今こそ日本人に問う。本当に日本を解体しようとする民主党でいいのか。 

頑張れ台湾・祈健康、李登輝さん

2007年06月08日 23時56分42秒 | Weblog
【筆者記】
昨日、午前、台湾の李登輝前総統が、東京都千代田区の靖国神社を参拝したことについて中国3大ポータルサイトの「新浪網」では掲示板を開設したところ、午後1時30分の時点で708本の書き込みが寄せられ、大半が参拝に批判的な意見を表明しています。
中には「李氏は漢奸(民族の裏切り者)だ」「李氏は必ず地獄に落ちる」「李氏は日本人にへつらっている」など強い非難もみられるそうです。
また「王毅駐日大使を召還すべきだ」「中国政府は李氏を国家反逆罪で指名手配したらどうか」など中国政府に強い対応を求める声もある。
中国政府も昨夜、中国外務省の姜瑜報道官は定例記者会見で、台湾の李登輝前総統が靖国神社を参拝したことについて、「日本が訪日を許したことに改めて強い不満を表明する」と述べていますがただ、日本政府への批判は抑制した発言に終始し、安倍総理がG8で胡錦濤主席と会談をすることを考慮したのでしょうね、今、改善ムードに乗り出した日中関係に影響を与えまいとする指導部の意向がありありとわかりました。温首相の4月の訪日で改善ムードの日中関係を維持したいのが本音なのでしょう、やはり状況が変われば中国という国はこんなものなのです。
今まで、日本は中国に対しての自虐を持ちながら対中政策を行なってきたことであまりにも弱すぎた、今までの日本政府に対して強い憤りを覚えます。
これからは環境問題やオリンピック開催につながる人権問題など、中国に対しプレッシャーをかけることで、これからは連日連夜、安倍総理は靖国を参拝したほうが中国に対する圧力となり、いいのではないでしょうか、そうすれば彼らも疲れ果て何も言わなくなるでしょう。それが特殊な特亜に対する外交というものです。

中国は李前総統を「台湾独立勢力」の危険な代表的人物と見なしており、姜報道官は、「日本での行動から見て、李登輝が何をしたいのかは一目瞭然だ」と述べ、日本の保守勢力から支持を集める政治的目的との見方を示しました。
だが、日本側が参拝を容認する姿勢を示したことへは、従来のような厳しい非難を避けたと産経新聞は報道していますがこれは間違いありません。
言うまでもなく李登輝氏は間違いなく「台湾独立勢力」であり、台湾団結聯盟の精神的な指導者です、今まで尖閣諸島を「沖縄県に属する日本固有の領土」と表明し内外に波紋を巻き起こすなど、国民党から除名された後も台湾の政局そして台湾独立運動の主要な精神的指導者とし確固たる影響力を持っています。
だからこそ中国は今回の李登輝氏の靖国参拝だけではなく日本入国に関してもクレームをつけたのです。
李登輝氏は京都大学で農業を学び日本の教育を受けた関係で、たびたびの発言には非常に日本に対する好意的な面が多く見られます。
その親日的な態度は我々から見てもよくわかります。そのため靖国神社問題や尖閣諸島問題では日本寄りの発言をし中国に強い警戒心を持たれてきました。
しかし今まで李登輝氏は直接、共産党政府に対して強い批判をしてきましたでしょうか、たとえば「日本は中国に屈することなく対抗せよ」との発言をしていますが私が記憶する限りにおいてあまり大陸批判はないのではないでしょうか、逆に民進党の陳水扁総統(政冷経熱そして軍事強化)の方がよほど中国共産党政府を批判をしていると思います。
李登輝氏の考えは中国を大々的に批判し、独立を公にして戦えば中国の思う壺になり、将来の展望が開けないのではないか、今こそ、各国に訴え、国際的な草の根運動を行なうことが必要だとしています。彼の考えはちょうど国民党と民進党の中間に位置するのではないでしょうか。
今、中国に対してどのような方法で民主化を望もうとしても絶対に共産主義社会では民主化などなるはずがありません。よく評論家などが中国の民主化を推し進めよなんて言っていますがそれは単にきれい事ですよ。そんな簡単なものじゃない、中国が崩壊・分裂しない限りまずは無理と言っていいと思います、ただ軍事的にも挑発的に中国を牽制しようとしても少なくても中国共産党の力はどんなことがあろうが強大です。

周知のように、現在の台湾は蒋介石国民党一派が国・共内戦で破れ台湾に逃れたと言ってもいいと思います。
蒋介石の「中華民国」とは清(現在の中華人民共和国)を継承するために誕生した政権でした。
しかし、清をめぐる内戦で、蒋介石率いる「中華民国政府」は毛沢東率いる「中国共産党」に敗れてしまったのである。蒋介石政権は清帝国の継承者として生き残るために「台湾」に逃亡し台湾を占領したということなんです。
その蒋介石政権によって押しつけられた台湾の「中華民国憲法」は、その領土範囲には中国やモンゴルが含まれるものの、台湾が含まれていないんです。そこで中国共産党政府は、台湾が中国の領土でないという事実を隠蔽(いんぺい)するために、「台湾が中国を自らの領土範囲とするのだから台湾は中国の内政問題だ」と世界各国に向けてウソの宣伝を繰り返してきたのが真実です。つまり共産党政府の横取りみたいなものです。
言っておきますが清朝は台湾を領有しましたが、清朝は満州人が中国を「征服」して建てた国なので、中国が領有していた訳ではありません(満州が領有していたと言うのなら、話は別ですよ)。その清朝は日清戦争に負けた際、台湾を日本に「割譲」しました。だから中国が台湾を「領有」した事実は一切ありません。つまり、中国の「領有権」主張は、まったく不当なものなのです。

だからこそ、李登輝氏は「中華民国憲法」を破棄し「台湾新憲法」制定の必要性を主張しているんです。それは「中華民国は台湾でなく、台湾は台湾である」を前提に、新憲法では国名を「中華民国」から「台湾」に改め、規定する領土範囲も「中国やモンゴル」を削除して「台湾」に限定する必要があるんです。
今まで228事件などを乗り越え、李登輝氏の総統時代、民主化が進み、本省人(日本でいえば、同じ都道府県の出身者のようなもの、ちなみに外省人とは蒋介石など大陸の福建省から移住してきた人)の政治的地位向上が進んだこともあって台湾では自分たちを「中国人」ではなく「台湾人」と捉える人が増加し、「台湾人意識」(中国人というより台湾人としてのアイデンティティ)が高まり出したことで国民党の独裁政治から新党を結成し陳水扁台北市長が民進党より立候補し、総統に当選、現在に至っています。
彼も「台湾人意識」を掲げる一方で中国からの独立を政策の柱にしていますが決して悪いとは言いませんが彼の過激的な考え方はちょっと中国に対して国連加盟の問題もあり、刺激的な面が強いのではないかと思います。
現政権は中国石油を台湾石油(台湾正名運動)にしたりと台湾独自の独立運動を行なっていますがそれは良しとしても国際社会に「台湾は中国の一部」として原則がある以上、刺激的なやり方でははたして上手くいくか少しは疑問に思っています、この国際的原則障壁を打ち破らない限り、独立は難しいと思っていますし、大変難しいとは思いますがもっと陳水扁氏は国際的に打って出て名前をもっとPRしたほうがいいのではと思います。
しかし中国という国は内部的に多くの問題を抱え、国際的圧力などで自治区から独立への火の粉が上がるのではないかと予想されます、ただ心配なのはウイグル自治区でイスラム原理主義者が反体制の主導権をとった場合は独立問題はより混迷するのではないかと考えています。ただ悲しいかな、チベット自治区は漢民族の移住奨励もあり、政治の中枢の大半はかれら共産党が掌握していますのでチベットからの内乱、暴動では解放闘争は難しいと思っています。共産党独裁国家であり人権抑圧蹂躙国家を打倒することは本当に難しい。なんとかならないものでしょうかね。

李登輝元総統は84歳という高齢です。「台湾建国」という歴史に名を残す大事業は李登輝氏が健在であるうちに実現しなければなりません。私は彼こそ「台湾建国」の父と呼ぶにふさわしい人物だと思っているんです。彼が「台湾建国」に向け、自らの信念を曲げずに靖国神社の参拝同様「有言実行」を積み重ねてきたからこそ「台湾建国」への国民意識は着実に高まってきたと思っています。
せっかくの「第二のふるさと日本」の旅行です、李登輝氏には今回の訪日に心を込めて歓迎の意を表し、思い出に残るすばらしい旅でありますように心よりお祈り申し上げたいと思います。

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