大金持ちになると最後に思うのは 死にたくないであろう
何千年経っても使いきれないほどの財産が転がり込んで来たら誰でもそう思うだろう。そして、探すのは歳を取らない薬とか不老長寿の薬の類である
キノコ類とか深海の魚の肝とか火山の中に生える花の葉っぱとか月にある不思議な水とか・・数えたらきりがないほど怪しくも魅力的なものがある。
うちの死んだ婆ちゃんに言わせると、昔、山に掘った穴に住むツバメの巣には
不老長寿の力があると子供の頃に食べたらしい・・・。少し、おかしな話だが。まあある意味私の心では生きている。
人は人らしく生きて死ぬのがいい。孫やひ孫より長生きしてドラキュラみたいに天井から逆さの世界を見て何が楽しいものか。何千年経っても使いきれない金があるなら、世界中の貧しい人に全部渡せばいい。そうすれば、金は一日でなくなるかもしれないが、一日だけは世界中で神になれる。そんな貴重な経験は誰もできないのだから。ダラダラと未練たらしく生きるより、思い切り残された時間を生きる方が幸せだと思うのは、今まで出会ってきた人たちの生きざまを見てそう感じているからなのだろう。だけれど、いつか、不老不死の薬を見つけたら、通販で売ることにしよう・・・。
