スピーカーターミナルもバナナプラグも一新!(安物だけど…)
さて、肝心の音楽はどう変わったのか…
最初にかけるのは…小澤征爾指揮斎藤記念オーケストラで、
チャイコフスキーの「弦楽セレナーゼ」と(勝手に)決めています。
最初にその違いに気がついたのは…コントラバスです。
低音の厚みが増していました。楽器自体の音だけでなく、
反響して来る音が多くなっているように聴こえました。
更に聴き進んでみると、どうやら全体的にエネルギーが少し上がっているようです。
やはり「響き」の成分がちゃんと出ているようです。
「響き」といえば…清水靖晃さんが残響の多い地下空間などで録音した、
テナーサックスによるバッハの無伴奏チェロソナタでしょう。(勝手に断言してます)
楽器がちゃんとセンター奥で鳴っていて、
広い地下空間で複雑に反響し、
地下空間ならではの「地下水の水滴のしたたる音」
(少し寒さを感じたのは、これらの音から、
その地下空間にいるリアリティを感じたからだと思います。
部屋は寒くありませんでした)と渾然一体となり、
カオスっぽい空間が展開されます。
LS3/5a は、「前に出てくる」スピーカーではないので、
特に奥行きを感じやすいです。
吉松隆さん作曲、田部京子さんのピアノで「プレイアデス舞曲集2」。
田部さんの透き通るピアノも素直に表現されているようです。
手嶌葵さんの声もそうですが、
曲のサビのあたりで音(又は声)が「スコーン」と前に出る…所がある…
(…というより、人(私)の耳にとって聞き取りやすい音階音質なのでしょう)
しかし、LS3/5aは「前に出てくる」スピーカーではないせいで、
突出することはありませんでした。
実は近くの家電量販店で「展示処分」となっていた、
パイオニアのセットを試聴してきたのですが…
(アンプ:A-A6MK2 SACDP:PD-D6MK2
スピーカー:S-A4SPT-PM 以降これらを「Pセット」とします)
Pセットではこの部分が全体よりやや突出ぎみに聞こえました。
スピーカーが「前に出る」タイプだし、SACDPも高い音にわずかに特徴があるようで、
微かに…耳障りでない「さらさらなキラメキ感」のような音が含まれています。
響きの聞こえ方はPセットの方が「音の伝達が早い」感じがします。
「音の通りが良い」とでも言った方がいいのかもしれません。
これにLS3/5aの組み合わせも考えましたが、
能率の悪いLS3/5aを、このアンプがきっちりドライブしてくれるか分かりませんし、
「展示処分価格」とはいえ、私の財布ではとてもまかなえません。
ここで、折角持っているSHM SACDを試さない理由はありませんよね。
小澤征爾指揮、斎藤記念オーケストラで、ベルリオーズの「幻想交響曲」。
このSACDは震災後に買ったのですが…(当時の記事はこちら)
むむむ…情報量が違う…音の芯がしっかり出ているように感じました。
もちろん低音も残響も…個人的には新たな発見となりました。
グランカッサの音が少し割れぎみに聞こえていたのですが、
セッティングが決まっているせいか、少し抑えられたように感じました。
Pセットとの比較では、古いとはいえ今のシステムの方が、
「全体のバランス」という意味で私の耳に合っているようでした。
…とういより、もうこの音にすっかり慣れていて、
私にとっての「基準」になっているのでしょう。
そりゃあ「普段聞こえない高音」はPセットの方が出ているに決まっていますが
店内アナウンスが聞こえていた所為もあって、その効果を実感するには至りませんでした。
就職先が変わってから、あまりオーディオには触れていなかったのですが、
久しぶりにじっくりと向き合いました。
(超)低予算の割には良い変化になったと思います。
今までの CD もいろいろと聴き直してみようと思いました。
さて、肝心の音楽はどう変わったのか…
最初にかけるのは…小澤征爾指揮斎藤記念オーケストラで、
チャイコフスキーの「弦楽セレナーゼ」と(勝手に)決めています。
最初にその違いに気がついたのは…コントラバスです。
低音の厚みが増していました。楽器自体の音だけでなく、
反響して来る音が多くなっているように聴こえました。
更に聴き進んでみると、どうやら全体的にエネルギーが少し上がっているようです。
やはり「響き」の成分がちゃんと出ているようです。
「響き」といえば…清水靖晃さんが残響の多い地下空間などで録音した、
テナーサックスによるバッハの無伴奏チェロソナタでしょう。(勝手に断言してます)
楽器がちゃんとセンター奥で鳴っていて、
広い地下空間で複雑に反響し、
地下空間ならではの「地下水の水滴のしたたる音」
(少し寒さを感じたのは、これらの音から、
その地下空間にいるリアリティを感じたからだと思います。
部屋は寒くありませんでした)と渾然一体となり、
カオスっぽい空間が展開されます。
LS3/5a は、「前に出てくる」スピーカーではないので、
特に奥行きを感じやすいです。
吉松隆さん作曲、田部京子さんのピアノで「プレイアデス舞曲集2」。
田部さんの透き通るピアノも素直に表現されているようです。
手嶌葵さんの声もそうですが、
曲のサビのあたりで音(又は声)が「スコーン」と前に出る…所がある…
(…というより、人(私)の耳にとって聞き取りやすい音階音質なのでしょう)
しかし、LS3/5aは「前に出てくる」スピーカーではないせいで、
突出することはありませんでした。
実は近くの家電量販店で「展示処分」となっていた、
パイオニアのセットを試聴してきたのですが…
(アンプ:A-A6MK2 SACDP:PD-D6MK2
スピーカー:S-A4SPT-PM 以降これらを「Pセット」とします)
Pセットではこの部分が全体よりやや突出ぎみに聞こえました。
スピーカーが「前に出る」タイプだし、SACDPも高い音にわずかに特徴があるようで、
微かに…耳障りでない「さらさらなキラメキ感」のような音が含まれています。
響きの聞こえ方はPセットの方が「音の伝達が早い」感じがします。
「音の通りが良い」とでも言った方がいいのかもしれません。
これにLS3/5aの組み合わせも考えましたが、
能率の悪いLS3/5aを、このアンプがきっちりドライブしてくれるか分かりませんし、
「展示処分価格」とはいえ、私の財布ではとてもまかなえません。
ここで、折角持っているSHM SACDを試さない理由はありませんよね。
小澤征爾指揮、斎藤記念オーケストラで、ベルリオーズの「幻想交響曲」。
このSACDは震災後に買ったのですが…(当時の記事はこちら)
むむむ…情報量が違う…音の芯がしっかり出ているように感じました。
もちろん低音も残響も…個人的には新たな発見となりました。
グランカッサの音が少し割れぎみに聞こえていたのですが、
セッティングが決まっているせいか、少し抑えられたように感じました。
Pセットとの比較では、古いとはいえ今のシステムの方が、
「全体のバランス」という意味で私の耳に合っているようでした。
…とういより、もうこの音にすっかり慣れていて、
私にとっての「基準」になっているのでしょう。
そりゃあ「普段聞こえない高音」はPセットの方が出ているに決まっていますが
店内アナウンスが聞こえていた所為もあって、その効果を実感するには至りませんでした。
就職先が変わってから、あまりオーディオには触れていなかったのですが、
久しぶりにじっくりと向き合いました。
(超)低予算の割には良い変化になったと思います。
今までの CD もいろいろと聴き直してみようと思いました。