春、であります。
一年(と、ちょっと)が経ったわけであります。
この一年、いろんなことがあったような、なかったような。
ともかく、水は橋の下を流れ続けて、今もなお流れております。(一応な。)
そういうわけで、『放送大学日本史学論叢 第4号』及び『会報8』刊行されております。
Iさんはじめ、編集委員の皆様の無私の賜物が見事に今年も結実いたしました。
『論叢』には「論文」二篇、「研究ノート」二篇。『会報』にそれぞれ三篇づつ。市井の隠れた知の結晶が穏やかに輝いているのでありました。
なんといっても、五味文彦「織田信長の政権構想」であります。
五味先生の御健筆を心から寿ぐものであります。
すでに視野は中世から近世へと、先年のお話では近代をも五味史学の範疇とすべく、スゴイなあ。
というわけで、また一年。
フンレイドリョクと行きたいものの、さて、どうなりますか。
相も変わらぬ後方凡走ではありますが、(もはや「走」ですらないけれど)中年、とも言い難く。
「初老」は如何にあるべきか。
溜息混じりで背を屈め・・・。
では、また。