ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

スバルからスズキへ~ マイカー一本化

2022-01-10 15:01:29 | スバル エクシーガ

明けましておめでとうございます。

この度、エクシーガを降りると同時に、スバリストも卒業する事になりました。

読者の方には「なんと唐突な」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実は現在の「エクシーガ&Keiの2台体制の1本化問題」というのは以前から考えていた事でした。

このブログをご覧になっている方はご存じかもしれませんが、通勤用の普段使いの車として購入した軽自動車は順に、ラパン、ミラジーノ、Keiの3台ですが、これらは元々、私の単身赴任時に走行距離が延びてしまったエクシーガの走行距離をこれ以上無駄に延ばさない様にするための、いわば「温存用」の軽自動車たちでした。

しかし、エクシーガの素晴らしさや希少性・利便性はさておいて、私の心理は徐々に変化していったのです。

軽自動車の普段使いの頻度の多さ、扱い易さ、燃料代の安さ、そういった生活に直結した部分で、エクシーガのランニングコストや車体の大きさなどに有意性が感じられなくなってきたのです。

エクシーガは2010年12月に納車され、ある時はジジババと家族を乗せての初詣でやドライブ、スキー場通い、DIY用品の長物荷物の運搬、単身赴任時の引っ越しや往復、子供たちの引っ越しなどなど、素晴らしい多用途性を感じさせた車でした。

その他にも、想い出が沢山詰まっている車です。

しかし、父が亡くなり、子供たちが家を離れ、車の用途は圧倒的に「普段使いの利便性」に収斂していきました。

とにかく軽自動車は小回りが利き、1年の殆どは一人乗りです。大きい車に乗る必要性、メリットが無いのです。

そういう心理上の変化や環境の変化などがあり、「軽自動車で充分だ」とダメ押しで感じさせたのは、未だ紹介出来ていませんが嫁車の現行型ワゴンRスティングレーの完成度の高さです。

この車はそれまで私が乗り継いだ軽4とは全く別次元のもので、マイルドハイブリッドによりノンターボでも1000cc相当のトルクがあり、全く非力さを感じさせない上、燃費が良いのです。

更に、今の殆どのファミリーカーに搭載されているオランダ発祥のトランスミッション、バンドールネ式CVTの出来も昔のそれとは全く異なり、アクセルを踏み込んでも回転数に車速が着いていかない、いわゆる「ラバーバンドフィール」が無いのです。

(※日本で初めてバンドールネ式CVTを搭載したのはスバル・ジャスティです)

ボディもスズキの新世代ボデイシェル「ハーテクト」なる高剛性ボディで、乗り味がとてもドッシリしています。

勿論、軽自動車ですから速い訳ではありませんが、高速道路で長距離を走っても疲れません。

私は、イタリアやフランスの路地裏を小気味よく走り回る昔のフィアット・パンダやルノー5などが好きなのですが、日本の軽自動車はもう、便宜上「軽自動車」扱いされているだけで、実質コンパクトカーと言ってもいいでしょう。

↑ フィアット・パンダ

↑ ルノー5(サンク)

 

という事で、エクシーガ&Keiを1台に統合し、何に乗るのか?

私の心は決まっていました。嫁車のリコール対応で訪れた際にスズキアリーナで見た「ハスラー」に心を射抜かれていたのです。

数か月、帰宅してからカーセンサーやグーネットなどを数時間睨め、悩む日々が続きました。

ハスラーという事は決めていたのですが、NAにするかターボにするかは悩みました。

NAの方が15~20万円程安いからです。

しかし、嫁車のマイルドハイブリッド搭載のワゴンRですら、高速道路では加速時などにもう少しパワーがあればなぁ、と感じるところもあり(必要十分なパワーではあるのですが)、今までターボ車を乗り継いできた以上、「アンダーパワーと感じても、エンジンだけは後から換えられない」と決断し、ハスラー検索の条件として

 

・ターボである事(ターボ&マイルドハイブリッドにより1500ccエンジン並みの力がある)

・ボディカラーは妥協せず、「デニブルー&ガンメタ」のツートンである事

・スズキ純正9インチナビが装着されている事=老眼が入っているので画面が大きい方が良い

・FF(2WD)とする事(私の居住地は殆ど雪が降らない)=燃費に貢献

・下回りの錆が無い、関東の車両とする事

・グレードは、「ハイブリッドX」とする事(ハイブリッドGは安いが妥協しない)

・今までは実物を見ず購入していたが、今回は見に行ける範囲で探して、実際に車を見に行く

・スズキの初売りでオプション2万円プレゼントを利用する(つまりスズキの中古車店で買う)

・並行して、エクシーガを売却する

 

という事で、ある車両が候補に挙がってきました。

既に3,000km走っている中古車です。

条件に適う車両であり、リストアップされていた数多くの車両の中で唯一全ての条件を満たしていました。

これを、1/4に予約を入れ、購入を前提に早速実際に見に行ってきました。

左に控えているのがお目当ての車。

 

今までの「見ないで買う式」中古車の買い方は一種の博打で、写真では分からない傷・凹み・錆・修復跡があるのが当たり前でした。

しかし地元では希望する車が無い事が殆どであったので、そういう買い方をしていたのです。

欲しい車が遠方にある場合はどうしても写真で判断せざるを得ないのですが、写真は全くアテにならない事を知っているからこそ、今回は「実際に見に行く」事を重要視しました。

このハスラーは中古車とはいえ2021年3月の登録で未だ新しい車両なので、色んな角度から丹念に観察した結果、傷・凹み・シャシーの錆・パテ補修の形跡などはありませんでした。(洗車機によると思われる細かい傷はありましたが、コーティング剤で消える程度)

スズキ認定中古車なので、流石に綺麗です。下回りは泥汚れが付いていた事から、そこまで覗いて見る客は居ないと思ってたんでしょうね(笑)。

結局、この時に商談を行い、購入が決定しました。Keiの下取りもここで行ってもらう事に。値引きは殆どゼロで、端数を切る程度でしたね。

スズキの初売り・オプション2万円プレゼントで、足元のLEDイルミネーションを頼みました。(夜、足元に照明が無いと絶対に嫌な人です)

この日は忙しく、この後買い取り業者にエクシーガを持っていきました。千葉→埼玉へと忙しい強行軍です。

 

この日は私がエクシーガに乗り、嫁がKeiに乗って後ろからついてくるカタチで遠征しました。

なので、帰りはKeiに二人で乗り帰宅しました。

予想はしていましたが、エクシーガはホント~に哀しくなるほどの査定しか付きませんでした。(Keiもだけど)

が、水銀灯の下に佇むエクシーガは、車両基地の中にあってもひときわ異彩というか、押し出しと威厳を持っており、買取店の若い社員が入れ代わり立ち代わり見物していました。

元オーナーとしては大事にしてくれる人に乗って欲しいですね。

(もしかして買取店の社員が乗るかも?って雰囲気でした)

車って、買う時は物凄い額を払いますが、売っ払う時は二束三文ですね。車種・状態によりけりですが相場もありますので。

最後のお別れの際、ボンネットに手を置き「ありがとう」と言いました。その言葉に全てが詰まっています。

今まで一番長く付き合ったクルマでした。

晩年は置物と化していたので、これで良いんだと自分を納得させました。

 

実際、殆ど乗っていないのに春には自動車税を払い、任意保険も入り、遠乗りすればハイオクをがぶ飲みしていました。

これからは自動車税も任意保険も軽自動車1台分となり、価格が高騰しているガソリンもレギュラーになり、ETC料金も安くなります。

「スバリスト」から「スズ菌(スズキン)」へ。軽4はダイハツよりスズキ派なので、今回はハスラーとなりました。

近くで見ると想像以上に大きく、広い車です。

世間では大型ミニバンが流行りですが、私はハスラーで充分。大きい車は普段使いに向かないです。公共の駐車場でも気を遣いますし、邪魔です。

ハスラーにした一因は、その「かっこカワイイ」姿です。

自分好みのカスタムをして、ハスラーと共に残り限られた人生を豊かに過ごしたいものですね。

今までエクシーガでは積めていた長い荷物は載せられない可能性が高いですが、それは仕方ないですね。

納車は恐らく2月初頭あたりになるでしょう。楽しみですね。

(了)


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