神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

江古田村分水2

2015-07-30 06:19:32 | 千川用水4

 以下は平成3年に江古田地域センターから出された「懐しい江古田村の生活と自然」の中の、「江古田の川と井戸」という一文からの引用です。「現在の江原公園の中を流れ、江古田1丁目に流れ込んでいた小川がありました。この川の水は千川上水からのもので、稲作に必要な時だけ引いたものでした。当時は低い場所などに湧き水があって、小川に流れ込んでいたところもあります。現在の『こぐま児童公園』の場所も、いつも水がじくじくと湧いていました。この場所は、もともと天王様の境内で、私達は『じくじく天王様』と呼んでいました。洗い場になっていて、野菜や色々な物の洗い場になっていましたが、こんな湧き水も小川に流れ込んでいたのです。」

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. 千川通りから左手に入った先です。水路はこの道路の右手を並行していました。

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    2. 昭和10年代の区画整理によってできたと思われる幅広の道路を越えます。

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    3. 左手の江原観音堂にある江古田第二土地区画整理事業の記念碑(整地碑)については、次回扱います。

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    4. 冒頭の引用文にあるこぐま公園です。牛頭天王社(現須賀稲荷神社)は目白通りの交通量の増加に伴い、昭和43年(1968年)、200mほど南の江原小学校向いに移転しました。

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    5. 目白通りを越えます。越えた先の歩道橋の下には橋の遺構と思われるコンクリートの塊があります。