幸福橋付近で分岐し、左岸段丘に沿って流れる用水の二回目です。段丘下にあった通称、下道と並行していたため、暗渠後は幅広な道路の一部となっていますが、一ヶ所だけ下道と分かれて水路単独のところがあります。→ 「永福寺村絵図」の中央で、段丘斜面から下ってきた道と、段丘に沿っていた左岸流が並行する直前の、やや離れている区画です。なお、「村絵図」に描かれた道路のなかで、中央を横断しているのが中道、上部のものが北道と各々通称されていました。これらは「杉並の通称地名」（平成４年 杉並区教育委員会）に収録されています。
- ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク＆ウォッチしてみました。（一部推定によっているところもあります。）
- 1. 相変わらず蛇行する幅広道路ですが、正面右手に車止め付きの路地が見えてきました。
- 2. 下道といったん離れ、雑草をかき分け路地に入ります。すぐに右折です。
- 3. 左手の一段高くなっているところを、家一軒を挟んで1.で別れた道が並行しています。
- 4. 永福南保育園の手前です。右手に車止め付きの路地があり、とりあえず右折します。
- 5. 路地は行き止まりですが、その先にあるのは→ 永福南公園です。神田川の蛇行部分を利用して、昭和４７年（１９７２年）に開園しました。
