神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

三本の水路

2017-02-24 07:39:38 | 支流編(善福寺川1)

 本村橋以降は東吾(あづま)、荻野橋と区画整理時に架橋された橋が続き、その次がその名の通り、旧上・下荻窪の村境に架かる界(さかい)橋です。この東吾橋から界橋までの間の右岸には、三本の水路の合流が見られます。最初のものは、前回の南荻窪の水路と同様の、西荻駅近くにあった松庵窪(男窪)からの水路の、新たに開設されたバイパスの合流地点ですが、後の二本は数十メートルのごく短いもので、コンクリート蓋の路地が段丘に突き当たって終了しています。これまで見てきたなかでは、関根プールの対岸にあったものと、規模、構造が似ており、段丘下の湧水などの排出溝として、区画整理時に開設したものと思われます。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. このワンブロックが水路敷です。800m弱南に向うと、右写真のように神明通りの本線に突き当たります。

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    2. 東吾橋下流の右岸にある小水路跡で、こちらはワンブロックで終了です。

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    3. 荻野橋の下流にある小水路です。こちらはやや長くツーブロックあります。

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    4. 突き当たったところで、段丘沿いにT字を形成しており、関根プールの対岸にあったのと同じパターンです。

 <松庵窪(男窪)のバイパス>  一本目の水路の合流地点は大きな合流口、ワンブロックだけの車止め、「下水道台帳」に水路敷と書き込まれているなど、前回テーマのものと双子といってもいいほどの類似で、これも「杉並の川と橋」(平成21年 杉並区立郷土博物館)掲載の図に全体像が書き込まれています。西荻窪駅の南西の松庵窪(男窪)から、新田街道(神明通り)と五日市街道の間を流れ、環八通りを越えて善福寺川に合流している水路がありますが、今回のものはそのバイパスとして、後になって開削されたようです。(平成7年発行の「杉並郷土史会史報」第131号には、「仮称松庵川について」との一文が載せられ、その中でこのバイパスの分岐点に関し、「宮前三丁目二三番地先から暗渠で善福寺川に直接流し」と、「杉並の川と橋」の図とは200mほど東にずれる地点を指摘しています。)

 

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