氷川神社はJR高円寺駅の東隣にあって、左岸段丘の端から桃園川流域を望んでいます。「小名原にあり、是も鎮守なり」(「新編武蔵風土記稿」) 創建は天文のころ(1532~54年)、高円寺と同時とも伝えられていますが、詳しいことは分っていません。なお、高円寺の創建については弘冶元年(1555年)とされています。埼玉、東京を中心に200社以上、都内には50社以上ある氷川神社ですが、神田川流域では高円寺が最上流に位置し、杉並区内では唯一のものです。
- ・ 氷川橋 宝下橋で高南通りを越えた次が氷川小橋、その次が氷川橋です。左手に折れると中央公園を経て氷川神社に至ります。
- ・ 氷川神社下 昭和41年(1966年)開園の高円寺中央公園から、台上にあるJR高円寺駅方向で、坂の中腹の茂みが氷川神社境内です。
- ・ 氷川神社 中央公園からJR高円寺駅に向かう坂の中腹の右手に、鳥居が立っています。「新編武蔵風土記稿」当時は「木の鳥居」でした。
- ・ 氷川神社 戦災により焼失した社殿は昭和46年(1971年)再建されました。なお、社殿の西隣りには気象神社も祀られています。旧陸軍気象部にあったもので、全国でもここだけの神社だそうです。