昨日、今日の午前は凌ぎやすかったので、新譜CDのアルファベット順(洋)、50音順(邦)の整理を終えた。気分がスカっとする。背表紙の見えないビニケが並んでいると、目的地に着くまで大変だろうとよく言われるが、途中には紙ジャケあり、デジパックあり、SACDありと、標識には不自由しないのと、長年、全体を大移動させてないから、大方の位置は記憶している。デックスの３枚組のように、「G」グループがひと目で分かるものもあることだし。これで今日は、クレア・マーティンとトリオセンスの新作をじっくり聴ける。
日本の古いジャズの書籍が、今や簡単に手に入らない。スイングジャーナル社の単行本はもちろん全滅。このニーナ・シモン自伝は、たまたまウチにあってよかったが、Amazonでも取り扱いなし。とはいえ、たとえばアート・ペッパーの自伝『ストレート・ライフ』をSJ社が出したのは1981年、今から33年も前のこと。手に入れても、情報が書き換わっていることに十分な注意が必要だ。エッセイ集だって必ず情報に引きずられた節があることも。なので、古いところに執着する必要がどれだけあるのかしらんと、最近は県立図書館の検索でヒットしないとあっさり諦めてきた。ただ、そのあたりのズレを承知の上で読むと、かえって面白いのかも知れない。ニーナの自伝は、鈴木玲子さんの訳書労作で、今日は最後の第11章のお世話になったが、何事もなく済んだ。
昨日、カーエアコンのガスチャージをしておいて良かった。さもないと、今日は到底乗り切れなかった。しかも今日は、家にいる限り家のエアコンを28度設定で付けっぱなし。電気代が心配になるが、扇風機で凌げる暑さではない。では、就寝時は普通どうなんだろう。一度冷やしてから寝ても、あっという間に夏の気温になっては、今夜は付けっぱなしで行くしかないかも知れない。
14年目のGolfⅣ GTI、走行２万955キロ。悪いところはエアコンのガスが、そうだな、10歳過ぎてから２年は持たなくなったこと。今年春の車検でディーラーに直せないかと言うと、「数10万かかりますから、効かなくなったらチャージで行く方が経済的ですよ」。勇気づけられたような気抜けしたような。それでも今日、またチャージすべきタイミングが来てしまった。確かにカチンと冷えるようになったけれど、これが決してお安くない。ハイレゾ・ファイルを３つ４つDLできるものね。しょうがないからフラっと秋ケ瀬まで行くと、今度は電車のように見える大型ダンプの大渋滞。何か相当な規模の河岸敷工事が進んでいるようだ。家チカの渋滞ほど泣きが入るものもない。
大学ノートにIDやパスワードなどを手書きで残し始めたのは、2003年４月のこと。表紙がかなり薄汚れてきたが、これなしには救われなかったことが何度もある。なにしろこれらのデータは、PCから外に出しておかないことにはシステムが絶命したらおしまいだ。ご諸賢の中には、Excelとかで管理する方もおられるのだろうか。この前みたいにIDとパスワードの再入力モードになると、記録にあるのに記憶にないといった顛末ばかり。そのたびにノートを繰る作業は結構大変だ。とはいえ、大学ノートが視界に１冊入ってくる環境には、それだけで何かホッとする感じがある。
1990年７月のモントリオール国際ジャズ祭でライヴ収録された、チャーリー・ヘイデンとジム・ホールとのデュオ・アルバムがもうすぐ出てくる。ふたりのデュオによる公式なフル・アルバムは今度が意外にも初めてで、内容も音質も上出来。１曲目の入りからびっくりさせられた。どちらのファンにもしっかりと声が届く追悼作品になる。
Jリーグ中継を見ていたら、これじゃあ世界に通用しないねと。たとえばドイツ代表と比べようものなら、スピードと重量感が全然違うもの。体格も入れ子供っぽいとも言える。日本代表は、ザックをはじめ誰が悪いわけではないだろう。しかし、規模がなんだか小さく迫力に欠けた。日本がW杯決勝トーナメントに上がって１勝する日は、残念ながらかなり先のことになりそうだと思った。
いつも通り地元警察署でさっと済むと思ったら、「免許証のICカード化に伴い、４桁の暗証番号をふたつ用意してから来て下さい」とのこと。えっ、金融機関とは違う数字だけ４桁をふたつ? さて、どうしたんものか。「５９６３=ご苦労さん」や「１１２６=いい風呂」とかはやりたくないから結構悩んだが、その結果、ジャズ名門レーベルのレコ番がいいと。すると数字４桁がふたつ、これなら忘れないというやつがすっと出て来た。さて、九州南部が梅雨明け。いよいよか。
W杯サッカーはもう結論が出たので、総集編やハイライトとか一切見るのを止めてオーディオに戻った。『ラスト・ダンス／キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン』の96kHz24bitをHDtracksからDL。CDが雄大な音調ではないので、かえってマスター・クォリティがどうなのかに惹かれた次第。すると、こりゃあなんだかいいぞ、だが、その先は雑誌の連載でやるつもり。FLACでフルDLして$20.98。ドル建てならまあ相場か。さて今夜は、アップデートもいくつか落としておかないといけない。とか言いつつ、やはりドイツは凄かったし、ああいうバランス感覚が大好きだ。
７月７日生誕でジョー・ザヴィヌルのほかにガチなのは、ハンク・モブレイ。1930年７月７日ジョージア州イーストマン生まれ、1986年５月30日ペンシルヴァニア州フィラデルフィアで没。存命では、マイケル・ヘンダーソン、スー・エヴァンス、リンゴ・スターら。他方、７月７日はファッツ・ナヴァロの命日でもある、とかやっていくとこういうのもまた切りがなくなるのでこの辺で。
『ポートレート／チック・コリア』をリッピングしたら、Disk 2のメタデータが全然違っていて慌てた。ジャンルがロックと出たのにあれっ? キース&ヘイデンの『ラスト・ダンス』はすっと入って問題なし。とはいえ、ネット上のデータベースにある人名や曲名を信じていいのかという気持ちは、やはり日に日に募るばかり。日本盤のボートラを判読してくれないくらいなら１曲２曲手打ちすればいいが、ごっそり丸ごとデータの誤読となったらもうアウトだ。アウトと言えば、ネイマールが後から食らったファールは、飛び膝蹴り以外の何物でもなく、あれは今後厳しく追及されていい。