人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

7/14 紐育男声東京合唱団第26回定期

2019-07-19 06:30:00 | 音楽

7月14日(日)、紐育男声東京合唱団第26回定演を聴く(東京オペラ
シティ)。

紐育男声東京は、H先輩からチケットを頂戴し、毎年拝聴している。
今年はオンステの人数も昨年より多く、80人強。

この日は1階と2階正面がギッシリ満員、左右の席にもお客さまが入っ
ていた。


<プログラム>
1.草野心平作詩、多田武彦作曲『草野心平の詩から』
 指揮;澤口雅昭
2.『懐かしい日本のうた』
 指揮;三木宏成 ピアノ;小野村季恵
3.長谷川四郎訳詩、池辺晋一郎作曲『ガルーシア・ロルカの五つの
シャンソン』
 指揮;谷田政隆 ピアノ;田中理史
4.前田勝則ピアノコレクション
 ピアノ;前田勝則
5.『Cole Porter Song Album』
 指揮;佐藤正浩 編曲・ピアノ;前田勝則 ソプラノ;藤谷佳奈枝




いつもながら、one of themとして、つたないコメントを・・・・・・

1.『草野心平の詩から』(演奏;16分)
(また以前書いたかも知れないが)この曲は、昭和36(1961)年、
多田さんが畑中先生/ワグネルのために書いた曲だ。難しい。
昭和45(1970)年、私が1年の時に、学指揮野添さんの指揮で歌っ
た。
当時、3年のWさんは「おれ、こんなに難しい曲は初めて」と言って
いた。

2、3年後、福永(陽一郎)先生を訪問した時に、野添さんが「師事」
しておられた福永先生が「彼(野添さん)はよく振ったと思います」
と、さわやかに笑いながら率直に言っておられた(定演後、これは畑
中先生の指揮、同じメンバーでビクターに録音された)。

そのせいもあるのかないのか、この曲を聴く時は、どうしても詳しく、
厳しくなってしまう(笑)。


合唱団は両ソデからの入場。澤口さんは「どうもどうも」といった感
じで登場。ア・カペラ。ピッチパイプによる単音の音取り(ピアノで
ラドミ、ミと取る方が「安全」だが・・・・・・)。

(1)出だしのテンポが決まるまでが難しい。目立たないように多めの予
備拍を取った方がいいのかも。Bassのパートソロは、ノンブレスの
legatoより「言葉」重視だ。
(2)出だしの「出臍のような五センチの富士」が力むことが多く、意外
と難しいが、よろしかったのでは。
(3)一番難しい(といって、やらないわけにはいかない)。これこそピ
アノで音を取るべき?この曲はいつもハラハラで聴いておられないが、
まずまずだったかしらん。
(4)これも意外と難しい。テノールソロはリリックでいいお声!
(5)これも出だしの音取りが難しい。結局、全曲難しい?(笑)。フレ
ージングの取り方がおもしろかった。

陽チャン先生が聴いたら、やはり「よく振ったネ」とおっしゃったの
では?


2.『懐かしい日本のうた』 (19分) 
「童謡100周年を記念して」というサブタイトル。鈴木三重吉による
『赤い鳥』創刊は大正7(1918)年--童謡第1号は西條八十の「か
なりや」だ。翌年(大正8年)に、成田為三の楽譜が掲載された。

一般的には、昨年、全国で「童謡100年」の催しが開催されたが、楽
譜掲載ベースでは、今年が童謡100年だ。「童謡100年」はどちらな
のか?動揺してしまう。

(1)デュナミークの「転換」が音楽的でよかった。
「アメフリ」はピアノ伴奏の粒立ちがいい。合唱は「やや」音符が見
えたかな。
(2)音楽的な「表情」がよかった。
(3)橋本國彦の「百姓唄」。力強い男声合唱。ピアノが負けている?
いい悪いではないが、もう一つ欲を言えば、もう少し「土臭さ」があ
ってもよかったかしらん。
(4)信長貴富編曲の妙。それに伴う歌い分けが難しそう。
(5)「この道」~ピアノ伴奏が光る信長貴富編曲の「揺籠のうた」。
盛りだくさんだったが、どれか1曲カットしてもよかったかもしれない
・・・・・・。


3.『ガルーシア・ロルカの五つのシャンソン』 (19分) 
この会場は、天井が高いせいか(?)、管弦楽やピアノではそう感じ
ないのだが、一般に声楽や合唱ではやや遠くで鳴っていて、客席の奥
まで声が飛んでこない嫌いがある。

いろいろな制約があるだろうが、初めて聴く曲だけに、これだけはプ
ログラムに歌詩を掲載してもよかったかもしれない(知っている曲だ
と言葉が聴こえなくても聴こえてくることがあるけれども)。
不勉強のためもあり、歌詩=言葉を「十分には」味わえなかったが、
とくに後半は「シャンソンの香り」があって、よかった。


4.前田勝則ピアノコレクション  
(1)ドビュッシー「花火」
前田先生は人柄あふれるおじぎからいきなりの超絶技巧。途中、客席
で傘か何かを倒す音あり。
余談だが、ドビュッシーはピアノが上手く、最初はピアニスト志望だ
った。

(2)プロコフィエフ「ピアノ・ソナタ第7番」より第3楽章
プロコフィエフもピアノが上手かった(ピアニストでもあった。たし
かショスタコーヴィチ等々もピアノ上手)。こちらも比較的近くで飴
を出す音。
途中から「こりゃ、すごい」となり、この日初めて背中が離れた。
最後は、アンコールとして、ガーシュイン前奏曲No.3(とおっしゃっ
た?)(すごい拍手)
前田先生のトークは、いつもながらまことにおもしろい。


5.『Cole Porter Song Album』 (20分) 
前田先生の編曲によりCole Porterが男声合唱に。長身の佐藤先生が指
揮棒を持ち、前田先生と登場。
(1)結構声を出しているが、メロディーパートとそれ以外のバランスが
絶妙だ(メロディー以外を押さえ過ぎない)。
(2)ゆったりの曲。心の底からの合唱であり、80人の男声合唱(!)だ。
(3)この曲で藤谷さんが下手から登場。ジェスチャーたっぷり、全身の
歌唱を披露し、投げキスで退場。藤谷さんは脂が乗っている。
(4)ゆったり。ここでも全員が声を出す合唱だ。
(5)メロディーがベースからテナーへの受け渡される編曲で歌い切る。

アンコールは全員登場、「Seasons of love」をSoliと連弾伴奏で。



まだまだ続いていたが、家族と待ち合わせの約束があり、少し早めに
失礼した。



チラシ


プログラム




11:30 あざみ野2丁目 雨の中、マンション(?)のPR


11:31 KaBoS書店の跡 解体が進む。


11:40 こちらにも


11:44 あざみ野


11:47


11:50 東急百貨店でHさんへ差し入れ(プレゼント)を購入。


12:00


12:01


12:03


12:04 たまプラーザ


12:25


12:31 井の頭線へ


12:58 初台着


13:01


13:04


13:12 5分前は満員だった。





13:31 東京オペラシティへ


13:33


13:35


13:38 Hさんへ差し入れ(プレゼント)を (受付)


13:43


13:43


15:13 休憩中 

2階で飲んでいたが、誰もいないので、1階に下りて行った。


15:15


15:22 後半の開始前 2階席より


16:12 そろそろお開き





16:18 初台


16:45 渋谷から急行で


17:13 あざみ野着


17:16


17:17 「アクバル」


17:32

  ----------------

*今朝のニュースで、(日本の)経済人が日韓関係を心配していると
いう。経済人が国際政治のことを心配することはよろしくない?韓国
は国際法の順守を?

7/3 対韓輸出規制「報復」を即時撤回せよ(朝日新聞)
7/18 強まる日韓対立 両首脳は感情論の自制を(毎日新聞)
7/19 明確な発信で無法を許すな--韓国が仲裁委拒否(産経新聞)



*このところ、「おしん」を視ている。
田中裕子もさることながら、渡辺美佐子、今福将雄がいい。



(誤字脱字if anyはおって訂正)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7/12 『昭和天皇実録』は昭... | トップ | 7/15 OB四連 合同練習 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事