二ヶ月位前の話。
母と大きな公園をぶらぶらした後、昔からあるけど、行ったことのないうどん屋さんが見えて、母が食べたいと言うので入ってみた。
年期の入った定食屋さんの雰囲気。店内は常連さん風の人が多く、ボス風オバチャン定員さんは、タメ口でお客さんにニコニコ元気よく話しかけたりしていた。
母と席に座り注文を済ませた後、母のすぐ側に雑誌を置いた棚があることに気付いたので、「本があるよ?読もうか?取ってきて」と頼んだ。
母は私に何かを頼まれたというだけで、嬉しそうに、すっくと立ち上がる。そしてキョロキョロ。私は右の方を指差しながら「そこに本が並んどうやろ?好きなの取ってきて」と言った。母は「本ね、ほん~」と言いながら、その雑誌置き場を数歩素通りした。耳の遠くなった母に私は大きな声で、「ママ!行きすぎよ!ほら、ほら後ろ!そこに本が沢山あるやろ?」。うんうん、と頷く母。
私「それ、持ってきて」
母「どれ?」
私「どれでもいいよ。好きなの持ってき」
母「これでいい?」
私「いいよ、いいよ」
近くのテーブルのお兄さんたちが何事かと、こちらを振り返る。
元気良くオバチャン店員が、私達に海老天うどんを運んだ後、母にニコニコしながら話しかけてくれた。
「負けたらダメよ!」って、空中にパンチかますような素振りをして、おどけながら、ガハハッと母に、私にも笑いかける。「ガッツよ、ガッツ!言い返さなよ!自分で取ってこーい!てね!」
あああ、あなたは、きっと、ものすごく心の優しい勇気ある人なんですね。ありがとう。母を励ましてくれて。
だけど、誤解です!誤解なんですううう!!!わたし、母を召使いにしてるわけじゃないんですよおおお。これも脳トレなんですよおおお。
弁解はせず、ただ笑ってやり過ごした。今はこんな風に受けとめられるけど、その時はショックでした。母は何だか分からないながらも「うふふ♪ありがとう~」と言った後、ご機嫌にうどんをすすった。
私だって、ガッツよ!ガッツ!!!
多分、あの豪快で真っ直ぐなオバチャンは、事情を知ったら私にもガッツパフォーマンスくれるだろう(確信!)
母と大きな公園をぶらぶらした後、昔からあるけど、行ったことのないうどん屋さんが見えて、母が食べたいと言うので入ってみた。
年期の入った定食屋さんの雰囲気。店内は常連さん風の人が多く、ボス風オバチャン定員さんは、タメ口でお客さんにニコニコ元気よく話しかけたりしていた。
母と席に座り注文を済ませた後、母のすぐ側に雑誌を置いた棚があることに気付いたので、「本があるよ?読もうか?取ってきて」と頼んだ。
母は私に何かを頼まれたというだけで、嬉しそうに、すっくと立ち上がる。そしてキョロキョロ。私は右の方を指差しながら「そこに本が並んどうやろ?好きなの取ってきて」と言った。母は「本ね、ほん~」と言いながら、その雑誌置き場を数歩素通りした。耳の遠くなった母に私は大きな声で、「ママ!行きすぎよ!ほら、ほら後ろ!そこに本が沢山あるやろ?」。うんうん、と頷く母。
私「それ、持ってきて」
母「どれ?」
私「どれでもいいよ。好きなの持ってき」
母「これでいい?」
私「いいよ、いいよ」
近くのテーブルのお兄さんたちが何事かと、こちらを振り返る。
元気良くオバチャン店員が、私達に海老天うどんを運んだ後、母にニコニコしながら話しかけてくれた。
「負けたらダメよ!」って、空中にパンチかますような素振りをして、おどけながら、ガハハッと母に、私にも笑いかける。「ガッツよ、ガッツ!言い返さなよ!自分で取ってこーい!てね!」
あああ、あなたは、きっと、ものすごく心の優しい勇気ある人なんですね。ありがとう。母を励ましてくれて。
だけど、誤解です!誤解なんですううう!!!わたし、母を召使いにしてるわけじゃないんですよおおお。これも脳トレなんですよおおお。
弁解はせず、ただ笑ってやり過ごした。今はこんな風に受けとめられるけど、その時はショックでした。母は何だか分からないながらも「うふふ♪ありがとう~」と言った後、ご機嫌にうどんをすすった。
私だって、ガッツよ!ガッツ!!!
多分、あの豪快で真っ直ぐなオバチャンは、事情を知ったら私にもガッツパフォーマンスくれるだろう(確信!)