片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

そろそろ「次世代情報システム研究会」を開催しようかと思っている

2009年02月13日 | 私の正論
昨日アトリスに伺って、社長の安光さんと大内さんの3人で2時間ほど話し込んだ。
私の提案は、アトリスが考案しいくつかのプロジェクトで実証してきた、業務プロセス分析ツールPEXAを世の中に広めましょうということだ。
データベースの構造も見えないERPパッケージなどが、財務会計の部分だけならまだしも、生産管理や販売管理、さらにはSFA、CRMといった分野まで使われるようになり、ユーザ企業の業務システム構築力が地に落ちてしまった。
パッケージで済むのは、財務会計、給与計算くらいなものだ!というのが我々の主張。今は、システム開発のツール類も昔に比べ格段に使いやすなり、開発生産性、ユーザビリティー共に満足いくものが苦労しなくても作れる時代だ。
厳しい競争に打ち勝つためには、戦える基幹業務システムが必要だ。それにはパッケージではムリ。自前で作るしかない。そこに、PEXAの登場。
PEXAは、大内さんに言わせると、業務プロセス分析のOSみたいなものだという。納得。OSの上でさまざまなアプリケーションが動くように、PEXAを利用することで、業務プロセス分析が大変やりやすくなる。だれがやっても同じようにできる可能性がある。
その上であるべき姿を模索し実際のシステムを構築する。

PEXAは、開発システムが大規模になればなるほど威力を発揮する。一人で見切れる規模ならばPEXAを使っても使わなくても大差はないだろう。

「次世代情報システム研究会」は、私が20年間続けている私的勉強会。年に1から4回くらいやっているが、この2年やらなかった。いろいろネタが溜まってきたので、そろそろやろうと思う。
3月にPEXAでやる。
これまでのメンバーには声をかけるが、このブログを読まれた方で、参加を希望される方はご連絡ください。日程はみなさんの都合を確認して決めます。

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1 コメント

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Unknown (杉浦和史)
2009-02-13 21:41:26
ERPはもちろんのこと、元々パッケージというものは反対の立場を
貫いてきました。それは、固定資産管理など、決まり切った業務なら
ともかく、経営戦略を反映した情報システムを整備するには、当該
企業に合った機能と情報を提供できるシステムが必要であるという
持論からです。ERP、パッケージ推進派の言い分は一般論としては
大変結構で反論の余地はありませんが、企業のパワーを左右する
情報システムが、金太郎飴+αでいいのか、という素朴な疑問が
あります。
一方、自前のシステム開発を躊躇させる一つに、上流工程の手間が
あります。手間だけではなく、品質の問題もあります。PEXAがそれを
解決するかも知れないということなら、是非説明を聞いてみたいもの
です。私は、その昔、汎用OSのスーパバイザ部分を担当していま
したが、SE支援もやっていました。その関係でCASEツール開発や
システム開発方法論を踏まえたワークシート類の作成にも携わった
ことがあります。それを通して、上流工程対応の支援機能は、最終
的には属人的であることと理解しています。属人性を排除し、一定
品質の上流工程の処理ができるとしたら、素晴らしいことです。
カタログ掲載情報は信用しない(できない)タチなので、是非、現物を
拝見したいと思っています。
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