片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

リッチクライアントの時代

2007年06月05日 | Biz/Browser
2001年。アクシスソフトの投資家から聞かれた。「Biz/Browserの競合製品はなんですか?」。私の答えは「ありません」。すると、がっかりした様子。聞くと「競合がない製品なんて市場がないということではないのですか?」と質問されてしまった。当時はいくら探してもなかった。リッチクライアントということばも、当時IBMのソフトウェア事業部の部長をしていた伊藤かつらさんが、出会い頭に「そうよこういう製品が必要なのよ!」と叫んで、リッチクライアントだ!と言ったのでその言葉を利用して、我々が「リッチクライアントというジャンルです」と、いかにもジャンルがありそうな言い方をしていたものだ。
それが今では、SODECでリッチクライアントゾーンができるまでに認知されてきた。いろんな方に聞いても、クライアント環境はリッチでないとだめだと思います、という人が増えた。感慨深いし、ありがたいことだが、それだけ競争が激しくなってきた。おちおちしていられない。
ところで、雑誌も、改めてリッチクライアントをきちんと取り上げる時期ではないだろうか。ユーザは間違いなく情報を求めている。昔アスキーが出したムック形式がいいかもしれない。ユーザは3社くらい取材して欲しい。

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2 コメント

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おくがましいですが初めてのコメントします。 (でっしー)
2007-06-05 09:58:01
そうですか。
リッチクライアントと言う言葉にはそいう経緯があったのですか。
「大海の水も一滴から」と言う事を思い出しました。
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そうなんですよ (片貝孝夫)
2007-06-05 16:02:57
リッチクライアントということばを捨てなくてよかったと思います。ただ、定義があいまいで、帳票リッチクライアントなどと、???という便乗もたくさんありますね。きちんと定義したいものです。
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