先のブログ記事の続編。厚生労働省が一昨日発表した『平成25年若年者雇用実態調査の概況』では、若年労働者(15~34歳の労働者)のうち若年正社員の転職希望理由に関して、下の資料1・資料2のような調査結果を掲載している。複数回答のアンケートなので回答者の気持ちがよく顕れていると思われる。
上位に挙げられた理由のうち、20%以上の割合であるものを挙げると、「健康上の理由、家庭の事情、結婚等で会社をかわりたい」(6位)は別として、「賃金の条件がよい会社にかわりたい」(1位)、「労働時間・休日・休暇の条件がよい会社にかわりたい」(2位)、「自分の技能・能力が活かせる会社にかわりたい」(3位)、「仕事が自分に合った会社にかわりたい」(4位)、「将来性のある会社にかわりたい」(5位)、「人間関係のよい会社にかわりたい」(7位)というのは、誰しも希望として持っている思いであろう。他の理由の項目も同様。
自分の希望通りの職場であるかどうかは、いったん就職してみないと体感できない。意外であったのは、「賃金の条件がよい会社にかわりたい」が44.7%と半数未満であったこと。普通に考えれば、賃金は就職や転職の動機付けの最上位に来ると思われる。
だが、複数回答可にもかかわらず、この調査回答者の半数超の正社員は『現状の賃金』を理由としての転職は考えていないことになる。いったん手に入れた正社員の職場から転職していく動機付けとしては、賃金水準は最多ではあるものの、労働時間や人間関係など別の要素であることも少なくないことがわかる。
<資料1>
(出所:厚生労働省『平成25年若年者雇用実態調査の概況』)
<資料2>
(出所:厚生労働省『平成25年若年者雇用実態調査の概況』)
上位に挙げられた理由のうち、20%以上の割合であるものを挙げると、「健康上の理由、家庭の事情、結婚等で会社をかわりたい」(6位)は別として、「賃金の条件がよい会社にかわりたい」(1位)、「労働時間・休日・休暇の条件がよい会社にかわりたい」(2位)、「自分の技能・能力が活かせる会社にかわりたい」(3位)、「仕事が自分に合った会社にかわりたい」(4位)、「将来性のある会社にかわりたい」(5位)、「人間関係のよい会社にかわりたい」(7位)というのは、誰しも希望として持っている思いであろう。他の理由の項目も同様。
自分の希望通りの職場であるかどうかは、いったん就職してみないと体感できない。意外であったのは、「賃金の条件がよい会社にかわりたい」が44.7%と半数未満であったこと。普通に考えれば、賃金は就職や転職の動機付けの最上位に来ると思われる。
だが、複数回答可にもかかわらず、この調査回答者の半数超の正社員は『現状の賃金』を理由としての転職は考えていないことになる。いったん手に入れた正社員の職場から転職していく動機付けとしては、賃金水準は最多ではあるものの、労働時間や人間関係など別の要素であることも少なくないことがわかる。
<資料1>
(出所:厚生労働省『平成25年若年者雇用実態調査の概況』)
<資料2>
(出所:厚生労働省『平成25年若年者雇用実態調査の概況』)
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