「カシミヤ」森には着て行くな☆

「洋服の変態」が、服を買い始めてから現在までの20年弱を回想します

FINAL YEAR 0131

2009-01-31 17:52:01 | Weblog
【久し振りに心が動いたモノ、それはErmenegildo Zegna Shirtings】

 昨日の夜、石田洋服店のHPを見たら、2009年春夏物早期ご予約プログラムが追加されていた。  追加されたのは『 Ermenegildo Zegna Shirtings 』。  ゼニアのシャツ地、しかもCotton65%×Linen35%という夏にピッタリな生地である。  ホワイトとイエローの無地、白地にブルーストライプの3種類。  今春に、「シャツを作るならコットン×リネン地」と思っていたので、正に渡りに船のような提案で後は価格か!という事で早速電話確認した所、予想の範囲内の金額だったので予約しました。  実物を見ないで決めるなんて何時以来だろうか・・・

 石田原さんから聞いた話では、生地はLoro Pianaに似ているらしい。  シャツでは試してみたい事があるので、この生地を使ってみるかな?  
 

 


FINAL YEAR 0125

2009-01-25 09:33:51 | Weblog
【ご質問の答えです。】

 TAKEさんからオーバーコートに対する質問を頂いたので、それにお答えをしつつ、オーバーコートについて思っている事を書いてみたい。

 TAKEさんから質問は「金洋服店でコートを作られるそうですがやはり相当高価なのでしょうか?」との事でした。  答えは「高価です。」 
 「内容を考えれば安価だと思いますよ。」なんて付け加えるのがベストなんでしょうが、何しろ性格が天邪鬼なものですから、通り一遍等な答えでは面白くない。  何か面白い表現がないものか?と考えてみましたが、なかなか上手い具合の表現が想い浮かびません。  



【オーバーコートってヤツは】 

 オーバーコートは、最高のお洒落着だと私は思っています。  私が知る限り、『飛び切りカッコイイ!』と思えるオーバーコートを作れるお店というのは数店しかない。  「普通にカッコイイ」なら他にもあるのですが、雰囲気のある物となるとなかなかない。

 評論家の方々が、「(オーバー)コートは難しい」と散々書かれているが、その多くは作り方についてである。  でも、金洋服店の服部さんに「オーバーコートを作るのって難しいんですよね。」と聞くと、「いいえ、ジャケットが長くなっただけですから難しくはないですよ。」なんてサラリとした答えが返ってくる。  「評論家は前身頃と後身頃のバランスとか言ってますけど。」と食い下がるが、「だったらジャケットも同じでしょう。」と返ってくる。  私は服なんて作れませんから、この大先生の事を信じるしかないのですが、作り方云々はあまり関係ないと思う。

FINAL YEAR 0122

2009-01-22 19:45:54 | Weblog
【約束建築】

 雑誌『BRUTUS』466号(2000.11.1)は、有名建築家10名に家を建ててもらいませんか?という企画でした。  建築家10名の顔ぶれは、安藤忠雄・伊東豊雄・岸 和郎・北山 恒・玄ベルトー進来・高松 伸・内藤 廣・難波和彦・早川邦彦・横河 健である。  コレを見た当時は、「安藤か伊東のどちらかだな!」と思ったものですが、家を建ててから約3年を経た身としては、現在ならば横河 健・高松 伸・伊東豊雄だと思う。  しかし、家を建てるというのは、この建築家!と思い建築家と一緒になって土地探しから始めるケースもあれば、土地は既にあるというケースもある。  私は、土地によって建物のコセンプトが影響を受けると思うので、まず土地があり、その上で土地を最大限生かしてくれるような建築家を選ぶ方式を取りたいと思う。

 先に、「現在ならば横河 健・高松 伸・伊東豊雄だと思う。」と書いたが、この3名以外にも谷尻 誠・内海智行・原田真宏+原田麻魚といった建築家も非常に興味があり、いずれはあと2軒ばかり家を建てたいと思う今日この頃です。

FINAL YEAR 0121

2009-01-21 07:02:09 | Weblog
【ブランケット】

 ブランケットって、これまで積極的に使って来なかった。  40(歳)代前後の方なら、一時期革ベルトの付いたツイードのブランケットをご存知の方も多いでしょう。  私は、昔ツイードのブランケットとピクニックバスケット(藤のかごの中に食器が入っているヤツね)を買ったクチでして、2・3回使っただけでそのままになっています。  そんな具合なので、ブランケットってピンとくる物ではなかったのですが、フトした事から使うようになった。  場所は車の中です。

 これまで、車のディーラーの販促品でフリースのブランケットを何度か貰った事があったが、使わないので殆どの物は人にあげていた。  しかし、残っていた1枚を使ってみると、これまで積極的に使って来なかった事に凄く後悔するくらい暖かい!  このフリースのブランケットは通勤用に使っている車用にして、妻のクルマには細川社長から頂いた『Bブランケット』を使い始めました。

 この『Bブランケット』、素材はウール80%×カシミヤ20%でして、見た目も暖かそうな感じがするブランケットです。  勿論、実際の使用感は見た目同様に暖かい。  前のクルマはベージュのインテリアだったので、『Bブランケット』のブラックは重い感じがして合わなかったが、今のクルマはブラックのインテリアなのでとても合います。 

どこよりも早い?LEXUS・RX試乗記

2009-01-20 20:03:10 | Weblog
 今朝のブログにも書いた通り、LEXUS・RXを見て来ました。

 レクサスに着くと、ちょうど担当セールス氏が帰られるお客様を見送る所でした。  軽く会釈をして、店内にあるRXを見ました。  RXのエクステリアは、BMW・X6に似た感じがするデザインですが、細部を見ますとデザインしきれてない箇所が見受けられるのも事実です。  しかし、写真で見るよりは現物の方が良いですね。  私が注目していたインテリアは、センターコンソールを中心に‘キッチリ’デザインが行き届いています。  幸いにも展示車はバッテリーがONの状態でしたから、ナビの操作性もしっかりチェックする事が出来ました。  これまで触った事のある、どのナビよりも操作し易いと思いました。  事実、小学生でも操作出来ていたとセールスから聞きました。  パソコンを一度でも触った事のある方でしたら簡単に操作出来ます。  運転席も良いですが、後席も快適な空間になっておりまして、私なら確実に寝てしまいそうです。  足元と頭部の空間にゆとりがあるので、長距離の移動に最適な一台かも知れません。

 一通りチェックしたので「帰ろうかな?」と思った時に、セールス氏が登場し「お時間ありますか?」との事、「ありますよ。」と答えると、「少々お待ち下さい。」と言って奥へ。  しばらくすると、「試乗に行きましょう。」と誘ってくれました。  どうやら順番待ちがスゴイ事になっていたらしいのですが、(数名の方を)飛ばしてくれたようでした。  
 試乗したのはRX350です。  残念ながらグレードは聞き逃しましたが、幾つかのオプションが装備されておりまして、『ヘッドアップディスプレイ』というオプションは是非欲しいと思いました。  クラウン等には『ヘッドアップディスプレイ』というオプションが既にありましたが、今まで車速に限られていた表示がナビの道先案内まで出来るようになったのがトピックスです。  つまりは、進行方向に情報が表示されるので、脇見運転につながる機能です。  あと、信号待ちの際に、マウス(リモートタッチという)を操作してみたのですが、展示車とは操作感が違いました。  聞けば、操作感を設定で変更出来るのだとか。  試乗車は割とカチカチした操作感でして、この方が運転する事を考えますと向いているかと思います。

 肝心の疑問に答えたいと思います。  ハリアーとは違うのか?と聞かれれば、はっきり“違う”と言えます。  運転すると判るのですが、動き出しが軽く(安く)ない。  後は乗ってみて感じて下さい。


<追記>

 メーターに「ECO」の文字が表示されました。  RX350は、ハイブリッド車ではないのにも関わらずです。  試乗は安全運転に努めましたが、それでも短時間エンジン回転を上げてみると、敢えて回転を押させるような感じを受けました。  どんな燃費性能なのか非常に興味を持ちました。

FINAL YEAR 0120

2009-01-20 03:42:11 | Weblog
【LEXUS RX Debut】

 LEXUS RXがいよいよ正式発表されました。  特別内覧会の案内を頂いたので、仕事帰りに覘いてみようと思っています。  ハリアーから比べると約150万円程高くなっていますが、果たしてそれだけの価値が上がっているのか確かめてみるとしますか。


【趣味クルマ】

 9月頃は、「年明けにでも趣味クルマを購入しようか?」と思っていたが、世の中の雰囲気は「そんな場合ではない・・・」といった感じになっているので、少し様子を見ようかと考え直している。

 私が考える趣味クルマとは、RXのような車ではなくて、クーペボディのスポーティな車です。  30(歳)になりたての頃なら、間違いなくスポーツカーだった筈ですが、最近はそんな車に乗ると疲れてしまうので、スポーティが丁度イイ。  All Aboutを見ていたら、ベントレー・コンチネンタルGTやアストンマーティンDB9の値落ちが激しいと出ていたので、「お!ちょっと頑張ってみるか!!」と頭を過ぎったものの、メンテナンス費用を冷静に考えるとサーっと気分が萎えた。  発表会の案内を貰っていた「ロータス・エヴォーラ」がネットで見る限りはグッとくるものがあるが、これもまた色々と問題が出てきそうな予感がする。  発表会行っとけば良かったかな~!

FINAL YEAR 0119

2009-01-19 19:22:55 | Weblog
【年末までに購入したモノ】

①「WAREHOUSE:ペインターパンツ」
 12月28日の日曜日、食料品の買いにスーパーに行っていた際、突然ケイタイが鳴り出てみると「お聞きしていましたペインターパンツが入荷しました。 ご都合の良い時にお越し下さい。」と言う。  ペインターパンツ?なんて知らんぞ!と思いつつ、妻には「本屋に行ってくる」と言いつつWAREHOUSEへ・・・

   店員A・店員C : (来るのが)早いですね。

   森の番人 : ところでペインターパンツって何? 

   店員C : えっ!前にお聞きしていたんですが・・・

   森の番人 : 前って何時?

   店員C : 8月の終わり頃です。

 ペインターパンツって、どちらかというと春夏の商品だと思うんです。  理由としては生地が薄いものを使うからなんですが、今回のペインターパンツは割としっかりした生地(決してヘビーウエイトではない)なんで、まぁこの季節でも穿けない事はない。  しかし、12月末に入荷とは・・・WAREHOUSEなかなかやってくれます。  余談になりますが、最近入荷した「Pコートタイプワーク JKT」は昨年発売させる予定だった商品で、昨年の今頃に「まだ入らんのか」と散々言っていました。  店員Aは「これから入るんですよ」と言っていましたが、4月になると「今ようやく生地を作ってます。」って切り替えしてましたから、遅れるのは社風ですな!

 結局の所、ペインターパンツは購入しまして、既に穿き始めました。  色々とペインターパンツは持っております(というかペインターパンツだらけ・・・)が、今回購入したモノはシルエットと穿き心地がなかなか良くて、今まで購入した何点かは処分しようかと思う位です。  ハンマーループが‘これでもか!’というくらい太いのが特徴でして、ワークっぽさが半端ではないです。  当面は、ユニクロのカシミヤ・タートルにツイードJK、それにPARABOOTのAIGUESを合わせて着ます。

 

ついでの話

2009-01-18 08:31:28 | Weblog
 今日は、妻と子供だけで市が主催のイベントに出掛けるので、私は単独行動になりました。  せっかくなので、一人でしか行けない「そば屋」か「ビストロ」で昼食を取りつつ、服屋巡りでもしてみようかと思っています。  今年は暖冬+不況のせいで、まだまだセールの最中だろうから面白そうなネタは発掘出来そうにないですが・・・

 

FINAL YEAR 0118

2009-01-18 08:31:07 | Weblog
【今年初のオーダー】

 今年初のオーダーは、シャツになりました。  新春セールの案内が、2軒の店から届いていたのですが、1軒はミニマムが5枚からだったのでパスして、1枚から割引のある店に行って来ました。

 この店のセールは毎年同じではなく、今年は1枚注文した場合は20%OFF、2枚で20%OFF、2枚で30%OFFといった具合に、1枚注文が増える毎に5%づつ割引率が上がるようになっていまして、最大50%OFF(7枚で)まで割引になります。  出来れば50%OFFで購入したい所ですが、7枚ともなりますと割引後の金額もそれなりになってしまいますから、本当に欲しいモノだけ選びました。(本当は1ダース単位で注文したいですが・・・ね!)

 店の奥にある3万円以上の生地から見て行きましたが、さすがにシーズンの終わりですから「コレ!」というような生地は無く、手前のオックスフォードやハメ目を見る事に。  ココは、昔からオックスフォードが充実していて、困った時には頼んでいるのですが、今回の目玉は「濃いグリーン地」でした。  オックスフォードの場合、生地の性質上薄い色目が多いのですが、このグリーンは濃い色をしています。  使い易いか?と言われれば決して使い易くないのですが、まあ珍しいので注文して置きました。

 つづいて、サックスブルー・ピンク・オフホワイトのツイルでも!と思ったのですが、あいにくツイルが殆ど無く色出しを重点に探した所、細かいヘリンボーン柄で良い生地を見付けました。  サックスブルーは文句なしの色出しだったのですが、ピンクはイマイチ、オフホワイトなくホワイトになってしまうので、サックスブルーとホワイトにしました。  ホワイトは真っ白でなかったのでまあイイか!といった感じです。  ブラウン系の服に合わせたかったので、オフホワイトと思っていたのですが、店主さんの「オフホワイトはなかなか出て来ないですね。」の一言で諦めました。  世間では真っ白が人気のようで御座います。

 さて、3枚注文して支払い額は2万円を少し切りました。  かなりお値打ちだと思いますが如何でしょうか?

 

 

FINAL YEAR 0117

2009-01-17 12:19:25 | Weblog
 この一週間はとても寒かった。  その為、カシミアズボンをこの冬初めて登場させた。  やはりオーバーコート用のカシミア(100%)をズボンにしただけあって、抜群の保温力です。  昨シーズンは、その暖かさ故にこのズボンを頻繁に穿いていたのですが、今シーズンは暖冬もあってユニクロのヒートテックで寒さを充分凌げたせいもあって登場がここまで延びました。

 冬用のズボンに関しては、カシミア混のフランネルをこれまで愛用して来ました。  カシミア混紡率は10%~20%が多く、一般的には(混紡率が)それ以上になると‘膝が出る’と言われます。  それ故に、カシミア100%のズボンなんてモノがこれまで無かったワケですが、実際に作ってみて着用した結果は充分に実用に耐えるズボンだと思います。  カシミア10%~20%とカシミア100%では、大きな違いは穿いた瞬間に現れます。  それは、カシミア100%の場合、穿いた瞬間から暖かいのです。  暖かさは脱ぐ時まで持続されるのですから、私などは寝る寸前まで穿いて過します。

 さて、一年振りに穿いたカシミアズボンですが、色がベージュなだけにシーズンオフになった時にはクリーニングに出そうと思っています。  しかし、どこに出すのか?が問題でして、アイロンの仕上げについても配慮をしてくれそうな店にお願いしないとね。