山里の四季・鹿野

山里の風景、趣味や日常の雑感を書く。

萩市へ

2012年03月27日 | 日記

3月25日、”日本の近代化を拓いた萩の産業人脈”と題する特別展示を観に萩博物館に出掛けました。畏友Hさんとご一緒しました。ついでに、松陰神社、東光寺を廻り、初春の萩を探索しました。

藤田伝三郎氏を源流とする久原房之助、田村市郎、鮎川義介の諸氏ら萩ゆかりの実業家達の明治維新以降の近代化、産業の育成に夢と情熱をかけた挑戦の軌跡が展示されていました。多岐にわたる貴重な資料があり(撮影は不可でした)、興味深く印象に残るものでした。博物館の正面(2枚目)、展示室の前(3枚目)です。

   

萩(藩)は何故このように沢山の優れたリーダを生んだのでしょうか? 先人達の興した企業群は、現在、春光懇話会(日産)グループ(日産自動車、日立製作所、日本水産、etc)として、今に至っている由。偉業の軌跡にふれさせて貰えた有意義な見学でした。未だの方は、見学をご検討されては如何ですか。

午前に見学を終え、昼食を予約していた近くの”畔亭(ほとりてい)”へ移動。地元の網元(?)さんの別邸であった所をそのまま和風レストランにしたものであるらしい。個人の応接間に通された雰囲気、見事な庭を眺めながら食事とお茶で一休み。最後の写真は玄関入口のアプローチ。

  

午後、折角だから、松陰神社、東光寺へまわる。松陰神社では、ボランテイア観光ガイドさんの見事な説明を聴きました。松陰先生は何を教え、塾生達は、何故こんなに優れた仕事を後世に残せたのか・・・等々。本当にこのガイドMさんのご説明はお勧めです。3枚目は東光寺(毛利家菩提寺)山門前です。

  

月並みですが、友人との散策途上の萩の風景2点です~(東光寺付近の御堂、土塀と夏みかん)。

「 御堂の名 さだかならねど 白き梅 」 (読み人知れず)

 

寒の戻り、風が冷たい日でしたが、近代日本胎動の地、萩は何度来ても尽きない魅力が在りました。