解放処女、街頭女性???
あることを調べたくて、「隋書」にあたっていたが、随処に探りをいれてもヒットしなかった。
そうこうしているうちに、アクセスログから「藤堂明保氏の業績学ぶ 伊賀・大超寺で歴史講座「寺子屋」」という産経新聞の記事に行き当たり、また同じページのサイドバーに、【海外支局から】韓国で通じない北朝鮮語 解放処女、街頭女性って?という記事のタイトルがあったのでのぞいてみた。
同じハングルを使うのに、南北間で意思疎通がうまくいかないこともあるようだ |
とあるが、記事の内容を見ると、ここでいう”ハングル”は、文字のことではなく言葉遣い(言語表現)のことであるから、ここは 「同じ言語を使うのに・・・」 とすべきであろう。「ハングル」というのは文字のことであるのを知らないのであろうか?(おなじ「カタカナ」を使用するのに・・・ とか、同じ「アルファベット」を使うのに・・・ と、「 」の中を置き換えてみると、なぜ違和感を感じるかがわかると思う)
それはともかく、
朝鮮戦争が勃発(1950年)してから60年近く経過したため、北朝鮮の人が使うことばを、同胞の韓国人でさえ理解できないことがあるという。
詳細は、この記事をご覧いただきたいが、いくつかピックアップしてみよう。
おもしろい。
フムフム。これはよくわかる。
・コンタクトレンズ→接触眼鏡
・ジェットコースター→慣性列車
・リハーサル→仮想訓練
・ヘアドライヤー→乾髪機 |
これもよくわかる。
・「海兵隊」(韓)→「海軍陸戦隊」(北)
・「観光案内員」(韓)→「案内講師」(北)
・「空港」(韓)→「航空駅」(北) |
これは北朝鮮の方がわかりやすい。
余談だが、「観光 = 光を観(み)る」がなぜ「よその土地を見てまわる」の意味になったのか?「観光」という熟語をみただけでは「旅行」とほぼ同義であることがわからない。まあ熟しているからわかるけど。
それはまあおいといて、ツアーの最中にガイドさんがやってきて「案内講師です」と言われれば即座に理解できるだろう。
「空の港(みなと)」よりも、「航空駅」の方がまだしもわかりやすそう。ちなみに本家の中国語では、机场(機場)。(機は飛行機の機、すなわち飛行場の意)
これは、かなり学術的?
日本でも昔は「柔術」と言っていた。
は、中国語風。(「信」とは中国語で「手紙(日)・mail(英)」のこと。迅速にとどくの意味)
なんとなくわかるような。
???
納得。
・街頭女性(職業を持たない家庭の主婦)
・街頭扇動隊(家庭の主婦や住民たちが組織した扇動隊) |
「街頭」というのが家庭内のことをさすのだろうか?扇動隊は街頭で活動するかもしれないけど、もしかして家庭内のこと???
・経験交換会(事例発表会。事業における成果と経験をお互いに情報交換するための集まり) |
これは、なれていないから奇異に感じてしまうが、意味としてはこちらの方がピッタリくるではないか。
・空中匪賊(韓国を侵犯した侵略軍の航空機。米軍機を指しているとみられる) |
(笑)
・速度戦(最短期間内に量的あるいは質的な最上の成果を成し遂げること) |
なにかあわただしい。
鄙(ひな)と都会の格差を意識しすぎ?
・・・と見てみると、合理的な表現もあるし、おもしろいのもある。同じ言語でも交流がなかったり、体制が違ったりすると発展の仕方が異なるという一例で大変興味深い。