鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

茶碗

2012-03-09 00:03:22 | 茶の湯を覗く・・
京都のお稽古でいただいたお薄。

正客の方のお茶碗が拝見で回ってきたとき、
お隣さんが何茶碗かなーと。
なんだろねー。

外は小雨で茶室は薄暗い。
そこで見ると、茶碗はうっすらグレーがかかった
ピンクに見える。

お茶の先生にお隣さんが尋ねると赤楽とのこと。
あー、なるほどねー(なんちゃって)。

重そうに見えるけど、実際持ってみると軽い。
楽茶碗は土に空気が含まれていて、
それで見た目より軽いそうな。
そして保温性が高いので、濃茶のときによく使われるとのこと。
濃茶は回し飲みするので、最後まで冷めにくいように・・と。

次客のお茶碗は御本が出てた。
前回、御本茶碗の話が出てたのを思い出す。
釉薬に含まれる鉄が作る花のような模様があったなー。
真ん中にぽちっと花の中心のような点があって、
その周りを花弁のように色がぼやけてる。

道具の拝見が終わって先生が退出なさると、
いつもお花の先生が生けられたお花を観察しに
床の間ににじりよる。
足がしびれて立てないので、私はいつも
茶室に入る時のようにいざって近づく。
3本、簡単に挿してあるようで
ものすごく美しい。
稽古と違って丈低く用いられた枝がかわいらしい。

いつも興味深々だったのは、香合。
蓋が閉まってるけど、中に入っているのはお香だよね・・・??
でも、粉末なのか、塊なのか、どう入ってるの?

今回、こっそり蓋を持ち上げてみると、
丸く丸められたお香が3つ入ってた~
へぇ~
これは焚かなくても香るのかなーー??
自分ちにも置いてみたいなー。

今回のお菓子は蓬御餅で粒餡をくるんで
卵の黄身を上にだけうっすら付けて焼いたもの。
春の、菜の花と緑をイメージされたそうな。
1人ずつのお皿で出され、懐紙も使わず
手でつかんでがぶっと食べました♪
とてもおいしかった!

今月でお稽古を終了される方と最後のご挨拶。
そして、4月からもまた一緒の人とまたがんばろうねと。

技術も大事だけど、花を生けるのは
自然を感じたり、道具を大切にしたり、
お花をきれいだなと感じたり、
周りの人と楽しくお稽古したり、
そういったすべてが花を生けるということなので、
この1年、そういったことを大切にして
お花に接しられるようにしたいです。

取り分けのお箸がなかったら・・・?

2011-11-13 01:20:34 | 茶の湯を覗く・・
今回お茶をいただいた時に出していただいたお菓子。
3色の紅葉を模った練りきり。

今回は各自の前に小皿に1つずつ乗せられて
出されました。

はて・・・
これはこのままいただくものか?
それとも懐紙に取るか?

こういうときは先輩方をちら見・・

と、先生が手でさっと懐紙に移し、
菓子切りで食べ始めました。

なるほど・・
さっそく真似っこ♪


後で気になって調べてみたのですが、
取り分け用にお箸が付いていない場合、
手で取って良いみたいです。

お皿で直接菓子切りを使って食べる・・・ということは
ないようです。
おそらく、その理由はお皿に傷をつけるといけないから・・・
ではないかと思います。

お茶の作法の大事なとこは、
ご亭主の御もてなしに対し、客である私も
細心の真心をもって返すことと思われるので、
出されたり見せていただく道具や器を汚したり
傷つけないというのはマナーだな。
そういう話は何かで読んだ気がする。

お抹茶やコーヒー。
すきっ腹で飲むものじゃありませんヨ。
イタリアでは食事の最中にコーヒーを飲まないと
テレビで言ってた気がするのですが、
抹茶もコーヒーもカフェインとかが多いので、
すきっ腹だと胃を悪くするっていうのが
上手な飲み方を知ってる人は知ってる。
お抹茶もだから必ずお菓子を先にいただくし、
濃茶の場合は懐石でまずお腹を満たすもんね。
濃茶は飲んだことないケド。。


顔・・??

2011-05-14 23:40:20 | 茶の湯を覗く・・
お茶を習ったことはありませんが、
お茶をいただく機会が近頃ありまして、
結構おもしろいのでたまにブログでご紹介しようかな・・と。

お茶を知ってる人なら当たり前のことが、
私のような勉強もしてない者からすると毎回発見だらけです。

お茶をいただく和室に入るとまっさきに目が行ったのが
「炉」。
斬新ですよねぇ・・
畳の一角に穴があって火がおこせるんですから。
畳、燃えたりしないのかなぁ?なんて考えちゃいます。
5月の初めにいただいたときは、炉ではなく風炉になってました。
「風炉」は畳の穴は塞がれてて、畳の上で使う。

お茶の途中でお道具の拝見があります。
「棗(なつめ)」は抹茶を入れる木の蓋付き器。
その蓋の裏に「かおが書いてあるよ」ということなので
拝見すると、墨で何か書かれています。
どの位置が目で口かなぁ?とぐるぐるぐるぐる回していると、
隣りの方が「たぶんこの位置だと思うよ」と。
しかし、どうも顔に見えない・・

年配の方も多い中、私と同じくらいの年齢の方が
「顔に見えない~」(私も~)。
すると、「顔じゃなくて、花押!」。

(ああ、「花押!」)
プハッ

花押の存在は知ってたんですけど、
こういう場面で出てくると思わなかったもんだから~
(漢字をくずした、サインみたいなもの)


畳の縁ってこれまで意識したことがなかったんですが、
お茶ではかなり意味があるんですね。
縁の内と外があって、出されたお茶のお椀やお菓子の器は自分から見て
外に回されます。
受ける時は、それを隣りやご亭主に挨拶して内に置く。
お茶の席で机がないわけで、それも洋式に慣れてると不思議な感じが
しますが、こういう「境界」みたいなものがあって、
縁がない時は扇子で境界を作ったり、畳の縁がその役目をするというのは
普段意識してこなかったな~


お茶もお菓子も大好きですが、1点困るのは正坐。
足がしびれちゃって。。
30分もしてたら足の甲が元に戻らない。
終わってみなさんさっと立たれますが、私はしばしほぐさないと・・
正式な茶席ではないのでくずしていいよとか
あせって立つと捻挫するよ!と、うれしいお言葉。
ネットでしびれにくい座り方があったので、
次回試してみよっと。